REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2003年01月25日

ク・ナウカ『サロメ』01/23-26東京デザインセンター・ガレリアホール

 ク・ナウカは見逃さないようにしています。『サロメ』は大好きな演目。フランス・オペラもあります。オスカー・ワイルド原作のビアズリーの挿絵が入っている戯曲はあまりに有名。

 何度も眠りに落ちてしまいました・・・。ク・ナウカなのに。不覚だし、ショック。でも、それほどつまらなかったのかもしれません。そういう可能性もあります。

 まず、美術が疑問でしたね。不気味ですよ。狙っているとはいえ。とりあえず入口に入ったら人間が入ったオブジェや、馬のお尻が目に入り、「怖っ!」と声をあげてしまいました。現代アートっぽく「サロメ」をやるのは確かに面白いですが、それならもっと全体的にミニマムにやる手もあったのではないでしょうか。

 衣装もちょっとハズし気味。凝っているしそれ自体は素晴らしいんだけど、美術や動きと合ってない気がしました。まぁ役者が衣装に負けてましたしねぇ。王妃役の方がサロメ役よりも良かったな。

 オープニングは凝縮していて良かった。金魚も、あんなの観たことなかったし楽しかった。でも語り(speaker)が出て来て声を出し始めたらちょっと・・・・完成度が低かったんだと思います。最初の空気がありませんでした。

 一番良かったのはサロメ役のおっぱい。いやー・・・きれいだったー・・・女の私も惚れ惚れします。人形みたいに整った顔に、小さめの体、そしてあの白い肌に丸い乳房。最高でしょう。

 東京デザインセンター大好き。あんまり行かないんだけど行けば必ず発見がある。とにかくおしゃれでかっこいい。地下にガレリアホールなんてあったんですね。知りませんでした。演劇に使ったのはすごいと思いますが、やっぱり難しいですよね。あそこならギリシア悲劇とかでも良かったかも。

ク・ナウカ : http://www.kunauka.or.jp/

Posted by shinobu at 2003年01月25日 11:12 | TrackBack (0)