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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2004年12月05日

青年座 下北沢5劇場同時公演『深川安楽亭』11/25-12/5ザ・スズナリ

 純・時代劇でした。
 山路和弘さんと檀臣幸さん目当てで観に行きました。実は若手の高義治さんにもちょっと注目しています。

 舞台は江戸時代。浪人まがいの男達がたむろしている「安楽亭」という居酒屋。かたぎの生き方ができない彼らは、危い橋を渡って生き抜いている。ある日、富次郎という傷ついた若者がかつぎこまれてきた。富次郎の身の上話を聞いた安楽亭の男達は、彼のために一肌脱いでやろうと、ある仕事を引き受けるが・・・。

 座席が中央最前列だったんです。なのに途中で寝てしまいました。ごめんなさい。なんと1時間45分経ったところから、やっと盛り上がったんですよね。そこからは目当ての俳優さん達の極上の演技合戦でボロボロに泣かされ、シビれさせていただきました。山路和弘さんと檀臣幸さんの川辺のシーンなんてお宝モノやね。

 どうも演出にはうなづけないところがありました。特に音楽がちょっとダサイかな、と。上手の客席側に花道のように舞台がせり出していて、そこが川辺になったりするのは世界が広がってよかったですね。でも、ベンチシートの観客からは見づらかったな。

 山本龍二さんの迫力に、私はまるでヘビににらまれた蛙の心持ち。最前列は刺激がありすぎました(笑)。

 千秋楽ということで、カーテンコールで今回の舞台装置を作ってデビューをした装置プランナーの阿部一郎さんが紹介されました。50周年記念公演で若い才能が新たに誕生したことを観客にお披露目するのは素敵ですね。

劇団青年座創立50周年記念公演
作:山本周五郎 脚本:小松幹生 演出:高木達 装置:阿部一郎 照明:野地晃 音響:高橋巌・城戸智行 舞台監督:古川慶弘 演出助手:齋藤理恵子 演出部スタッフ:阿部一郎 他
出演:名取幸政・永幡 洋・山路和弘・平尾 仁・大木正司・山本龍二・井上智之・檀臣幸・大家仁志・山賀教弘・矢崎文也・五十嵐明・小豆畑雅一・山崎秀樹・川上英四郎・高義治・野々村のん・柳下季里
青年座:http://www.seinenza.com/

Posted by shinobu at 2004年12月05日 17:16 | TrackBack (0)