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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2005年01月05日

NODA MAP『走れメルス』12/03-01/30シアターコクーン

 初演は野田秀樹さんが20歳の時(22歳の時に書き換えたものが今の形だそうです)。
 再演希望No.1なんですってね。今回で7演目です。

 膨大なセリフを、一気に、早口で、どなり声で、まくしたてて、役者さんは舞台上を走り回って・・・・。観ていて本当に疲れました。役者さん、これを2ヶ月もやるなんて凄いです。尊敬します。

 言葉だけでなく構造とかもいろいろ面白そうなんですが、聞こえないし。苦しい。なんかスポーツみたいなんですよね。
 私が初めて野田さんを観たのは1992年に日本青年館で上演された『贋作・桜の森の満開の下』(再演)です。夢の遊眠社を観たのはそれが最初で最後でした。当時(私は10代でした)も面白いと思わなかったんです。だから野田さんのこういう作品には基本的に私は合わないのでしょう。

 美術と照明との競演が良かったです。粗大ゴミのがれきの下に70年代が埋まっている、反対に言うと、70年代の遺物たちは今、粗大ゴミとなっている。おっと、美術は加藤ちかさんなんですね。堀尾幸男さんじゃないんだ。

 いつかこの、野田さんの若々しい戯曲を、野田さん以外の人が演出したのを観てみたいと思いました。セリフゆっくりで、走らない方向で。それか、完全にデフォルメするとか、抽出するとかで。

 「予想」を反対読みすると「嘘よ」になるのにはビビっと来ました。

作・演出:野田秀樹
出演:深津絵里 中村勘太郎 小西真奈美 河原雅彦 古田新太 峯村リエ 濱田マリ 池谷のぶえ 野田秀樹 小松和重 浅野和之 松村武 腹筋善之介 六角慎司 櫻井章喜
美術:加藤ちか 衣裳:ひびのこづえ 選曲・効果:高都幸男 映像:奥秀太郎 ヘアメイク:河村陽子 舞台監督:瀬崎将孝 プロデューサー: 北村明子 企画・製作:NODA・MAP 提携:Bunkamura
野田地図:http://www.nodamap.com/

Posted by shinobu at 23:54 | TrackBack