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しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2006年01月22日

東宝ミュージカル『ベガーズ・オペラ』01/08-31日生劇場

 ブレヒトの『三文オペラ』が好きだし、内野聖陽さん目当てで(笑)チケットを取りました。
 う~ん・・・退屈しちゃって第1幕だけで帰ってきてしまいました・・・ごめんなさい。休憩2回(20分と10分)を含む3時間30分という上演時間にもひるみました。

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 ストーリーはこちら。一歩ずつ一歩ずつ、同じようなテンポで展開するのがつまらなかったです。歌もパワーが伝わってきませんでした。

 開演前にお客様に小道具を出させたり、ほうきで舞台を掃除させたり、かなり温かい客いじりがあります。ステージサイド・シートという席は楽しそうですね(お尻が痛いらしいですが)。ベガー(乞食)が上演する音楽劇ということで、みすぼらしげな衣裳の役者さんたちが客席からわんさか、ざわざわと現れます。

 そもそもベガーってのが私の好みじゃないんです。『レ・ミゼラブル』でも貧民街が苦手でした。ミュージカルはチケット代が高いし劇場は広いし、最低でもハッピー&ゴージャスなものは欲しいのよね・・・というのが私のスタンスですね。

 『エリザベート』は現実にはありえない幻想世界と、内野さんのけれん味あふれる死神演技が色っぽくて好きでした。でも今作の内野さんは、けっこう普通。出てきてもあんまり内野さんってのがよくわからなかった。まあ1幕ですしね、2幕、3幕と続くのだから見せ場は後半にあるのでしょう。先に帰った私が悪いのです。

 <ジョン・ケアードによるイントロダクション>より一部引用。
 ジョン・ゲイが「ベガーズ・オペラ」を書いたのは、1727年。今から278年前です。
 【中略】
 初演から二百年以上経ったところで、ベルトルト・ブレヒトが「ベガーズ・オペラ」を自由に改作してドイツで上演し、タイトルも「三文オペラ」としました。ただし劇作品としては原作のほうがずっと優れており、ブレヒトの多くの作品とちがって、年月を経ても古くなっていません。永遠の若さを保っている「ベガーズ・オペラ」は、英国では18世紀演劇の名作と考えられています。
 <引用おわり>
 演出のジョン・ケア―ドさん、はっきりと言い切ってらっしゃいますね。驚きました。

原作=ジョン・ゲイ 翻訳=吉田美枝 演出・脚色=ジョン・ケアード 音楽=イローナ・セカッチ
出演=内野聖陽/高嶋政宏/村井国夫/橋本さとし/金田龍之介/島田歌穂/笹本玲奈/森公美子/入絵加奈子/高谷あゆみ/山崎直子/山崎ちか/泉里沙/宮菜穂子/小此木麻里 /三谷六九/水野栄治/小西のりゆき/kuma/川本昭彦/幸村吉也/照井裕隆/村上勧次朗/原田優一
S-12000円 ステージサイド・シート-10000円 A-6000円 B-3000円
公式=http://www.toho.co.jp/stage/beggars_opera/welcome-j.html
ぴあ=http://t.pia.co.jp/promo/play/beggars_opera.jsp

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Posted by shinobu at 2006年01月22日 15:55 | TrackBack (0)