REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2006年04月30日

Attic Theater『箱の中で散歩』04/25-30劇場MOMO

 黒川竹春さんが演出されるAttic Theater(アティック・シアター)。今回の脚本はククルカンの加東航さんです。千秋楽に伺いました。
 ある会社のダンボールに囲まれた倉庫の中が舞台。きれいな役者さんが光ってて、ちょっとクスっとできて、軽やかな1時間30分でした。

 ★人気ブログランキングはこちら♪

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。
 残業となった人々。
 紛失した資料の捜索のリミットは翌朝8時。
 そこそこの仕事をそこそこにこなしてきた人々のハコの中の人間模様。
 ≪ここまで≫

 いつも思うんですが、Attic Theaterに出る役者さんはきれいな人が多いです。今回は女の子に特に見とれましたね。会社員役の人たちはパンツルックだったり、白シャツだったり、そういう日常的でシンプルなのがかえって色気があるんですよね~。あと、男性は無論スーツですから!もろ私好みですから(笑)!!

 公演は終了していますのでネタバレします。

 若いサラリーマンの生態をちょっとエッチに、コミカルに描いていきますが、その中に一人だけ居る派遣社員との人間関係はピリリと辛口に仕上げています。
 私は正社員も派遣社員も経験しているので、共感したり違和感をおぼえたりしながら、けっこう身近に感じて観ていられました。会社で暮らしちゃう感覚、わかります。派遣社員の疎外感、わかります。でも会社員の派遣社員に対する態度はちょっと親しすぎる気がしましたね。あんなに率直に話をしないんじゃないかな~。重要資料へのアクセス権を持ってる派遣社員っていうのもどうかと思いましたが、それぐらい会社の役に立っている人だという設定なんでしょうね。だから横領したりして自己主張したかった、と。

 ダンボール箱をみんなで一つずつ開けて資料を探し続けるのですが、前半で箱を棚から下ろして開けるという動作がおろそかだったのは気になっちゃいました。
 時間の経過をあらわすために、場面転換中に地球儀をぐるぐる回転させるのは可愛かったですね。まわり方がスムーズだともっと良かったですが。

 尾井(山本佳希)が、派遣社員の副来さん(祖父江唯)から告白をされると勘違いするシーンは可笑しかった~。山本佳希さんのあせりながらデレデレするアクションが最高でした(笑)。

出演=横塚進之介/山本佳希(ハラホロシャングリラ)/林力/土屋美穂子/杉本恵美(劇団☆新感線)/近藤智行/祖父江唯
脚本=加東航(ククルカン) 演出・黒川竹春 照明=岡野昌代 音響=尾林真理 舞台装置=阿部一郎(青年座) 宣伝美術=阿部つよし 舞台監督=金坂友美 制作=宮田さゆり
公式=http://www9.ocn.ne.jp/~atticweb/index.html

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
●●●人気blogランキングに参加中!ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。●●●
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。

メルマガを発行しております。過去ログはこちら
 毎月1日にお薦めお芝居10本をご紹介し、面白い作品に出会った時には号外も発行いたします。
 ぜひご登録ください♪
 『今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台』(ID:0000134861)

↓↓↓メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。


登録フォーム






解除フォーム




まぐまぐ


『まぐまぐ!』から発行しています。

Posted by shinobu at 2006年04月30日 19:15 | TrackBack (0)