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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2007年11月11日

Team申(さる)『抜け穴の会議室』11/10-24赤坂RED/THEATER

 前川知大さん(イキウメ)を作・演出に迎えた、佐々木蔵之介さんの2人芝居企画。お相手は仲村トオルさんです。
 前回はモダンスイマーズの蓬莱竜太さんの作・演出で、佐藤隆太さんとの2人芝居だったんですよね。この公演のDVDは劇場でも販売されています。

 小さな劇場ならではの至近距離で、眼福。上演時間は約1時間30分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『抜け穴の会議室』 
 レビューは加筆できるかどうかわかりません。

 ≪あらすじ≫
 目覚めたら知らない部屋にいた。目の前に若い男。昔からの知り合いだと言うが、全く覚えがない。
 ≪ここまで≫

≪東京、福岡、大分、京都≫
出演:佐々木蔵之介、仲村トオル
作・演出:前川知大 音楽=向井達也 美術=加藤ちか 照明=原田保 音響=長野朋美 衣裳=岡田敦之 舞台監督=石井香織 宣伝美術=東學 宣伝写真=谷敦志 プロデューサー=松本あき子 制作=尾形真由美 企画・制作=(株)ケイ・ファクトリー/(株)パルコ
【発売日】2007/10/06 全席指定5000円 未就学児童の入場不可
http://team-saru.ocnk.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。
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Posted by shinobu at 11:25 | TrackBack

三条会のアトリエ公演(四姉妹)『いやむしろわすれて草』11/09-13三条会アトリエ

 五反田団の前田司郎さんの戯曲を関美能留さん率いる三条会が上演。これは見逃せない!と勇んで予約していて良かったです。開幕までに予約は完売になっていました。

 お、お、面白かった・・・(笑)!圧倒されて、呆れて(?)いっぱい笑いました。上演時間は約1時間5分。次回公演は1月にザ・スズナリで『メディア モノガタリ』を上演されます。その場で初日のチケットを購入。

 四姉妹をテーマにした2作品連続のアトリエ公演で、11/23からは『若草物語』が始まります。再演ですが演出は変わるようです。

 ⇒CoRich舞台芸術!『いやむしろわすれて草

 ≪あらすじ≫ 五反田団の過去レビューより
 八百屋の4人姉妹のお話。母親は彼女らが子供の頃に蒸発し、当時中学生だった長女の一美とガンコで怒りっぽい父親が店を切り盛りして生活しています。
 物語の中心になるのは子供の頃から入退院を繰り返している病弱な三女の三樹で、三樹が入院している病室と、三樹のベッドがある八百屋の2階の部屋の2箇所で、子供時代と成人してからの家族の風景が描かれます。
 ≪ここまで≫ 

 ここからネタバレします。

 勉強机、ベッド、電子ピアノなどの家具が並んでいます。私が今までに観たアトリエ公演の中でもっとも写実的な美術。iPodから音楽をかけたりピアノを演奏したり、DVD映像を映写したり、電子機器を多用されていることにもわくわくしました。

 出てくるのは四姉妹だけど全員男性が演じます。その時点ですでに笑える(笑)。客演の多田淳之介さんが三条会の役者さんらしい発声(ドスの利いた大きな声で客席に向かって堂々と叫ぶ等)をされているのにも笑っちゃいました。三条会らしい演技の他にも現代口語をさらりと言いこなしたりもされるので、そのギャップもまた可笑しいし。1つの演技手法が演出によってどんなものにもなるんだなと改まった気持ちで楽しみました。

 父親(大人数で演じる)が日曜大工で作ったのは、病弱な三女のための手すりだったということが、上演中に実際に木材で手すりを建ててくださったのでよくわかりました。
 榊原毅さんの足の指先まで神経の行き届いた動きに見とれました。

出演:榊原毅、橋口久男、中村岳人、多田淳之介(東京デスロック)、舟川晶子、立崎真紀子、関美能留
作:前田司郎 演出:関美能留 照明:佐野一敏 制作:久我晴子
料金:各1,500円 ※各回約30席 ※チケットはすべて当日のお渡しとなります。料金は受付にてお支払ください。
http://homepage2.nifty.com/sanjokai/

※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。
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Posted by shinobu at 10:58 | TrackBack

SPAC『巨匠』11/09-11静岡芸術劇場

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新芸術総監督になられた宮城聰さんの初SPAC演出作品です。

 開演前にパンフを読むだけで落涙。そして緊張感が高まるあるシーンで、ほとんど嗚咽してしまいました・・・。身体も心も震える、本当に豊かな時間でした。今年の私のベストテン入りはほぼ間違いなし。東静岡まで観に行って良かったです。上演時間は約1時間30分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『巨匠』 
 レビューは加筆予定。でもどうなるかわかりません。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 ポーランドの首都・ワルシャワの劇場。『マクベス』の幕があこうとしているが、楽屋ではまだ演出家と俳優が言い争っている。俳優は大戦中に見た演技が忘れられないのだ。俳優の青年時代。俳優はナチスに対する抵抗運動に敗れ、ある廃校に落ちのびる。そこで出会った年老いた旅の役者は、からかいまじりに周囲から「巨匠」と呼ばれていた。老人は若い俳優に、戦争が終わったときのために『マクベス』を演じる準備をしていることを明かす。
 しかしこの廃校にもゲシュタポ(ナチス秘密警察)の捜査の手が及んでいた。ゲシュタポはナチスへの抵抗運動に対する報復として知識人を銃殺することを発表する。老人は自分が俳優であり知識人であることを証明するため、ゲシュタポのまえで『マクベス』の一節を演じてみせる・・・。
 ≪ここまで≫

SPAC「SPAC秋のシーズン」
作:木下順二 演出:宮城聰 舞台美術:高田一郎 音楽:棚川寛子
出演:SPAC(蔦森皓祐、貴島豪、久保庭尚子、高橋等、植田大介、仲谷智邦、藤本康宏、大内米治)、藤原栄作(客演)
4,000円/同伴チケット(2枚)7,000円
http://www.spac.or.jp/07_autumn/giant.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。
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Posted by shinobu at 09:50 | TrackBack