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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年04月18日

演劇集団砂地『あわれ彼女は娼婦』04/16-20神楽坂die pratze

 船岩祐太さんを中心に2007年に結成された演劇集団砂地。私は初見です。プロデュース形式で作品を発表されているようです。

 空調が寒すぎて集中できず(涙)。暑過ぎてサウナみたいになった回もあったようですが、寒すぎるのもつらいですので、制作さんにはちょくちょく劇場内に入って温度調整していただきたいですね。上演時間は約1時間45分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『あわれ彼女は娼婦

 出演者ブログの「今回は本をまずバラし、エキスを抽出してそれをベースに新しい芝居を作る感じ」というコメントに興味を持って観に行きました。フォード作『あわれ彼女は娼婦』(⇒過去レビュー)を現代に置き換えて・・・というか、似た設定は残しつつ全然違う芝居になっていましたね。

 黒い空間に白と赤を利かせるスタイリッシュな美術と照明でしたが、私とは好みが合わず。シリアスなところで吹き出し笑いをしてしまいそうになったり、ことごとくセンスが合わなかったみたい。

 役者さんの演技は見ていて面白いと感じたり、美しいと思うことも多々ありました。
 演出の船岩さんは1985年生まれだそうです。若っ!これからに期待したいと思います。

 ここからネタバレします。

 妹の婚約者(井上裕朗)が一途ないいヤツで、その友人(本山三火)が怖い策士でした。意図がよくわからない・・・。ダンスも疑問。選曲と音の大きさも、私には心地よくなかったです。

 兄(田中壮太郎)と妹(名塚佳織)のラブシーンが過激。美男美女なので眼福ですが、あまり必要性は感じられず。それもこれもセンスが合わなかっただけだと思います。

出演:田中壮太郎、名塚佳織、井上裕朗、日和佐美香、本山三火
脚本:ジョン・フォード 翻訳:小田島雄志 演出:船岩祐太 振付:TAKUROU 照明:深瀬元喜 美術・選曲:倉蔵 音響プラン:内海常葉(ステージオフィス) 音響操作:中田晶子 演出助手・舞台監督:坂田恵 演出部:浦川拓海、宍戸裕美 制作・宣伝美術:始点~ Start Point ~
【発売日】2008/02/16 前売3500円、当日4000円、ペア6000円(前売のみ)、学生3000円
http://www.sunachi.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年04月18日 23:27 | TrackBack (0)