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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年02月12日

G-up+タカハ劇団『GOD NO NAME』02/12-17駅前劇場

 高羽彩さん(タカハ劇団)を作・演出に迎えたG-upのプロデュース公演です。上演時間は約2時間。

 初日のせいもあってか、役者さんの息が合っていないように感じました。でもラストはじっくり楽しませていただきました。回数を重ねるごとに良くなるのではないでしょうか。

 ⇒CoRich舞台芸術!『GOD NO NAME
 レビューをアップしました(2009/02/15)。

 ≪あらすじ≫
 自殺者の増加を防ぐため、「いのちの電話」を設置した樹海の小さな村。自殺防止センターでは、村民が今日も鳴らない電話を待っている。
 ≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 自殺志願者として保護され、センターに住まわせてもらっていたきくま(初音映莉子)は、毎日せっせと肉料理をつくって奉仕しているようにみせかけて、実は若い男・尾根(多根周作)をかくまっていました。
 でも尾根は「自分の物語に結末をつけて欲しい(殺して欲しい)」ときくまに頼んで死んだ幽霊で、きくまは彼の死体の肉を調理していたのです。尾根の死体は樹海で発見されており、他殺事件として捜査中でした。

 幽霊と一緒に暮らしていたきくまですが、村のコミュニティーの崩壊をきっかけに自分の物語にも結末をつけようとします(包丁で自殺しようとする)。そこで一度も鳴ったことのなかった「命の電話」のベルが大音量で鳴り響き、きくまは手をとめて、電話に出ます。自殺志願者の助けを求める声がきくまの命を救うという結末は、とてもうまくできていると思いました。

 プレハブのような小屋の壁が照明で透けて、壁の奥にある樹海の森の影が映ります。部屋と樹海が重なり、過去の記憶(幻)と現実が溶け合う演出は重厚かつ鮮やか。

第19回下北沢演劇祭2009参加 G-up Back-up series タカハ劇団
出演:初音映莉子、柿丸美智恵(毛皮族)、野本光一郎(ONEOR8)、多根周作(ハイリンド)、山田伊久麿(EHHE)、三浦竜一(ピチチ5)、迫田孝也、渡邊とかげ(クロムモリブデン)、有馬自由(扉座)
作・演出:高羽彩 舞台監督:中野聡 舞台美術:稲田美智子 照明:吉村愛子(Fantasista?ish.) 音響:角張正雄 フライヤーデザイン:サノアヤコ Photographare:Atsuo Hashimoto Flower art:Michihiro Terai Model:atsuwo 舞台写真:足立聡 作詞・作曲:高羽彩 稽古場助手:細野舞 企画協力:嶌津信勝(krei inc.) 制作補:たけいけいこ 安田裕美 プロデューサー:赤沼かがみ 制作:G-up 企画・製作:G-up×タカハ劇団
【発売日】2009/01/11 前売 3,300円/当日 3,500円(全席指定) ペアチケット6,000円(G-up・タカハ劇団でのみ取扱い)
http://takaha-gekidan.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年02月12日 23:13 | TrackBack (0)