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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年05月23日

冨士山アネット『Romeo.』05/22-24川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場

 シンガポールの劇場に招聘された冨士山アネット『Romeo.』の凱旋公演です。川崎市アートセンターのクリエイティブ・サポート事業・第1弾として、同劇場でのお稽古の末に初日を迎えたそうです。
 簡単に言ってしまうと、ストーリー性のはっきりしたダンス、もしくは格闘技風の無言劇。出演者6人のうち5人は俳優です。

 積極的に身体に触れて、からみ合って、取っ組み合って、人間の関係性を激しい動きで表現していきます。見世物として、素直に、とても面白かった!
 チラシのビジュアルには洗練さが前面に出ていますが、感情表現はストレートだし、むしろ愚直な野生も感じられる作品でした。上演時間は約1時間弱。

 当日パンフレットに登場人物紹介が書かれていますので、ご覧になる前に読まれると、よりわかりやすく楽しめるかと思います。

 ⇒asahi.com「川崎市アートセンター、6団体に劇場を提供
 ⇒CoRich舞台芸術!『Romeo.シンガポール&ジャパンツアー』★CoRichでカンタン予約!
 レビューは続きを書けるかどうか不明。すみません。

 シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』が題材になってはいますが、特に原作を気にしなくていいと思います。登場するのは1人の女と5人のロメオ。女性ダンサーは1人しかいませんが、5人のロメオそれぞれにとってのジュリエットだとすると、彼女は1人5役を演じていることになるのだと思います。

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
 出演(向かって左から):市村作知雄(川崎市アートセンター統括ディレクター) 徳永京子(演劇ライター) 長谷川寧(作・演出・振付・出演)
 

シンガポール凱旋公演/川崎市アートセンタークリエイティブ・サポート事業
≪シンガポール、神奈川≫
出演:山本伸一(BQMAP)、石川正義(ク・ナウカ)、大石丈太郎、大園康司、伊藤麻希、長谷川寧
作・演出・振付:長谷川寧 衣裳パフォーマー:山下和美 音楽監督:吉田隆弘 ドラマトゥルグ:石橋源士 舞台監督:中西隆雄 照明:奥田賢太(colore) 照明操作:須賀谷沙木子(colore) 音響:佐藤春平 映像:浦島啓(PUREDUST) 演出補:福岡佑美子 宣伝美術:太田創(01Ga graphics) 制作:岩間麻衣子+冨士山家 制作助手:神島晶子 海外制作:仲島智沙子 協力:Esplanade 主催:冨士山アネット 共催:川崎市アートセンター
【発売日】2009/04/04 早割2200円(事前振込・4/30までご予約の方のみ) 一般2,500円 学生2300円(前売当日共/要学生証提示) 団体券6900円(3名様・要予約)当日2700円
http://fannette.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年05月23日 11:34 | TrackBack (0)