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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2012年05月14日

パルコ・プロデュース『ハンドダウンキッチン』05/12-06/03パルコ劇場

 蓬莱竜太さんがご自身の新作をパルコ劇場ではじめて演出されます。ある山奥の小さなレストランの厨房を舞台に、仲村トオルさんら人気キャストが集結。上演時間は約2時間。

 中村倫也さんがどの瞬間も鮮やかな存在感を示してくださったのが、期待通りで良かったです。

 チケットはぴあで買いました。東京公演は座席選択ができて、サイドブロックですが前から5列目ぐらいの席を選んで買えました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ハンドダウンキッチン

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。詳しいあらすじはこちら
 舞台は、知る人ぞ知る、小さいが人気のあるレストラン。
 その店に新しくシェフがやってきた。
 理想と希望に燃えてやってきた彼を通して見えてきた、この店の人気を支えるカリスマシェフの真実とは…
 ≪ここまで≫

 チラシのオレンジ色からは想像できなかった、地味で暗い目のムードが続くお芝居でした。役者さんの演技のバランスがぎくしゃくした印象で入り込めなかったんですが、終盤のちょっとしたどんでん返し以降は面白かったです。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。

 「本当のことなんてどうでもいい」と言い切るオーナーの七島(仲村トオル)。嘘まみれなのは、レストラン「山猫」だけでなく、客もなんですよね。

 関谷(柄本佑)が「山猫」にやってきた本当の理由を、七島が明かす場面でぐっと引き込まれました。たぶん開演から1時間45分後あたり。関谷もまた“カリスマシェフ”やクチコミサイトのランキングといった、噂を信じた一人だったということ。

 最後に、七島の姉(YOU)が七島に「あの日から今までの本当のことを話してほしい」と言います。あの日とはおそらく七島が事故で右手を怪我した日ではないかと。夢を奪われ希望を失ったあの日から、自分にも周囲にも嘘をつき続けてきた日々について、きょうだいで腹を割って話し合おう、と決心したところで終幕。昨年3月11日以降、私自身がどうやって生きてきたのかと問われている気がしました。

≪東京、福岡、大阪、愛知≫
出演:仲村トオル YOU 中村倫也 柄本佑 千葉哲也 佐藤めぐみ 宮崎敏行 江守徹 ※永山絢斗が怪我の為降板し、代役は中村倫也。
脚本・演出:蓬莱竜太 音楽:かみむら周平 美術:二村周作 音響:原田耕児 衣裳:前田文子 ヘアメイク:宮内宏明 演出助手:河合範子 舞台監督:林和宏 宣伝美術:東學 製作:山崎浩一 制作:滝口久美 プロデューサー:尾形真由美 企画・製作:(株)パルコ
【休演日】5/16,23,30【発売日】2012/03/25 8,000円(全席指定・税込) U-25チケット5,000円(25歳以下対象・枚数限定・当日指定席券引換・要身分証明書・平日限定・ぴあのみ取扱)
http://www.parco-play.com/web/page/information/hand-down-kitchen/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2012年05月14日 23:03 | TrackBack (0)