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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2012年05月28日

【書籍】詩森ろば著「記憶、或いは辺境」(創英社)

 風琴工房を主宰する劇作家・演出家の詩森ろばさんが、ご自身の戯曲『記憶、或いは辺境』を小説にされました(2010年11月発行)。『記憶…』は劇団の代表作だそうですが、残念ながら私は見逃してまして、小説版で初めて出会いました。

 1945年の樺太で出会った日本人と韓国人との、残酷な歴史的事実をもとにした人間ドラマです。言葉では語られない熱い恋も描かれます。最後の場面で“2人”は一体どうなるのかとドキドキして、ページをめくる手が震えました。とても面白かったです。

記憶、或いは辺境
記憶、或いは辺境
posted with amazlet at 12.05.28
詩森 ろば
創英社
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 来月、劇団の20周年記念公演として再演があります。ご興味を持たれた方はぜひ。

 ●風琴工房『記憶、或いは辺境』
  06/27-07/08シアターKASSAI  
  出演:津留崎夏子 阪本篤 伊原農 岡本篤 石村みか 浅野千鶴 ワダタワー 金丸慎太郎 香西香耶
  脚本・演出:詩森ろば
  ⇒公演公式サイト
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Posted by shinobu at 2012年05月28日 22:24 | TrackBack (0)