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しのぶの演劇レビュー
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2013年05月16日

パルコ・プロデュース『レミング ~世界の涯までつれてって~』04/21-05/16 PARCO劇場

 寺山修司さんの戯曲を維新派の松本雄吉さんが演出、そして上演台本に天野天街さん(少年王者舘)がかかわってらっしゃいます。この3人のお名前があるだけで必見だろうと思いパルコ劇場へ。

 途中退出してしまいました……やはり私の「アングラ」嫌いは異様に堅固でした……。「アングラ」の意味はさまざまです。私は1970年代の昭和のムードというのか、自分の幼少時代の記憶と直結するモチーフなどに拒否反応してしまうのだと思います。ごくごく個人的な感想なのでご参考には全くならないと思いますが、記録のみ残します。

 ⇒CoRich舞台芸術!『レミング ~世界の涯までつれてって~

 ここからネタバレします。

 音楽も踊りも苦手…。「たすき掛けのジャンパースカートに草履をはいたオカッパ頭の少女たち」が出てくるだけで無理。もう私には維新派は観られないのかもな~…。

 常盤貴子さんのことをどうしても観たかったので、彼女が出てくるまで待ちました。女優の映画撮影場面はコロコロと変化があって面白かったです。


 【観劇途中で席を立つことについて】
 野田秀樹さんが、イギリス留学から帰国された頃のインタビューで、
 「日本の観客はつまらなくても最後まで観て拍手までしちゃう。それが日本の演劇が育たない理由(のひとつ)だ。イギリスの観客はつまらなかったら途中で帰るよ。」
 という意味のことをおっしゃっていました(どこかの雑誌で読んだおぼえがあります)。
 それまで私は「どんな作品も最後まで観るのが礼儀だ」と思っていたのですが、野田さんの言葉に衝撃を受け、自分の考えを改め、イギリスの観客のようになろうと決めました。


寺山修司没後30年/パルコ劇場40周年記念公演
≪東京、愛知、大阪≫
出演:八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊、花井京乃介、廻飛呂男、浅野彰一、柳内佑介、酒井和哉、鹿内大嗣、金子仁司、KEKE、高木健、金子紗里、あやちクローデル、高安智実、高田郁恵、今村沙緒里、笹野鈴々音、万里紗
脚本:寺山修司 演出:松本雄吉(維新派) 上演台本:松本雄吉/天野天街(少年王者舘) 美術:林田裕至/舩木愛子 音楽:内橋和久 照明:吉本有輝子 音響:田鹿 充 衣裳:堂本教子 ヘアメイク:西岡達也 振付:金子仁司 演出助手:伊藤拓 舞台監督:大田和司 宣伝:吉田プロモーション 宣伝美術:東學 宣伝写真:渞忠之 プロデューサー:笹目浩之/祖父江友秀/田中希世子 制作:池邉里枝 製作:山崎浩一 企画・制作:パルコ/ポスターハリス・カンパニー 協力:テラヤマ・ワールド/維新派 製作:パルコ
【休演日】4/22,29 5/6,13【発売日】2013/03/02 8,400円(全席指定・税込) U-25チケット=5,000円(25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書・前売販売のみ取扱)
http://www.parco-play.com/web/page/information/lemming/
http://www.parco-play.com/web/play/lemming/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2013年05月16日 11:16 | TrackBack (0)