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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2014年04月02日

ハイリンド『きゅうりの花』04/02-07小劇場B1

 加藤健一事務所俳優教室出身の俳優4人による劇団ハイリンドの第14回公演。MONOの土田英生さんの戯曲を扇田拓也が演出されます。初日の上演時間は約1時間50分でした。開演が少し遅れていたので、明日からはもっと短めになるかもしれませんね。

 下北沢の新しい劇場である小劇場B1に初めて伺いました。北沢タウンホールの地下1階にあり、小劇場楽園のようにL字型の客席がステージを囲みます。でも柱はありません。客席数は楽園より多くて、イスとイスとの間隔が広い目なのが快適でした。

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 ≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより
 とある過疎地の青少年文化センターの活動室。
 村おこし会議の為に集まった青年会の男女七人。
 ライバルの隣村に対抗すべく
 出されたアイディアは
 古くから伝わる民謡を――。

 旗揚げ公演にて土田英生氏の名作
 「―初恋」を上演したハイリンドが
 4人揃ろい踏みでお送りするのは
 土田氏の代表作「きゅうりの花」。

 いち、2年ぶりに~♪
 さん、4人そろう~♪
 ご、ろく、ななで
 8いりん10~♪
 ソレ、ハイリンド!!
 ≪ここまで介≫

 『きゅうりの花』は土田英生さんが作・演出されるMONOの公演を観たことがあります。基本は笑いが次々と生まれるトボけたやり取りなのですが、突然ヌルリと悪意が飛び出して来て、空気を支配します。その意地悪い雰囲気やスリルが好きなんですよね。今作の演出は扇田拓也さん。ハイリンドという劇団ならではの味も出ているのだと思いますが、MONO版と比較するとシュールよりストレート、苦笑いより大笑いでした。

 ここからネタバレします。

 ごくごく個人的な好みの問題なんですが、喪服が出てきた途端に冷めてしまう自分が居ました。もうこればっかりは仕方がないですね…。

ハイリンドvol.15 下北沢 小劇場B1オープニング記念公演
【出演】伊原農:無農薬農業を実践中・理論づめでケンカっぱやい/枝元萌:本屋の息子の嫁・夫の実家で同居中の姑にいじめられる・ペン習字の先生/多根周作:本屋の息子・東京で出会った静岡出身の女性と結婚・リストラされて妻と帰郷・優柔不断/はざまみゆき:子持ちの出戻り・スーパーマーケットの娘/宮内勇輝(劇団フルタ丸):農家を継ぐかどうか考え中の若者・陶芸の先生/白州本樹:町の有力者の息子/山口森広(ONEOR8):さかんにお見合いパーティーに行く独身男性・出戻りの娘に少し横恋慕
脚本:土田英生(MONO) 演出:扇田拓也 舞台監督 井関景太(るうと工房) 照明:石島奈津子(東京舞台照明) 音響:平井隆史(末広寿司) 舞台美術:向井登子 衣裳:阿部美千代(MIHYプロデュース) 宣伝美術:西山昭彦 スチール:夏生かれん 撮影ヘアメイク:田沢麻利子 Webデザイン:藪地健司・夏子 ハイ友:磯見美麦之 主催:ハイリンド 制作:上田郁子(office mube) 側で応援:石川はるか 協賛:(有)ベテルギウス special thanks:水下きよし(花組芝居)
【発売日】2014/03/01 一般:前売/当日 3,500円  賛助会員:2,500円(全ステージ共通) 学生(高校生以下)割引 前売/当日 2,500円(当日精算のみ)★ 前半平日割(2日19:30、3日14:00/19:30の回):前売/当日 3,000円
http://www.hylind.net/play/20140402.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年04月02日 22:53 | TrackBack (0)