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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2014年04月18日

ホリプロ『酒と涙とジキルとハイド』04/08-30東京芸術劇場プレイハウス

 三谷幸喜さんの新作は元気なコメディーでした。上演時間は約1時間45分。今回が初舞台という優香さんが、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんとタレントで俳優の藤井隆さんと一緒に、大暴れされていました。
 東京芸術劇場公演の後、5月には天王洲銀河劇場でも公演があります。

 ⇒CoRich舞台芸術!『酒と涙とジキルとハイド

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 舞台は19世紀末のロンドン。 ジキル博士が開発した新薬は、人間を善悪二つの人格に分ける画期的な薬、のはずだった。 それを飲んだジキル博士は、別人格のハイド氏に変身する、はずだった。学会発表を明日に控え、薬がまったく効かないことに気づいたジキル博士。 追いつめられた末の、起死回生の策とは?
 ≪あらすじ≫

 ここからネタバレします。 セリフ等は正確ではありません。

 ジキル博士の新薬とは、飲むと自分の中の悪い部分だけが抽出された悪人に変身するというもの。でも全く効かないので、売れない俳優(藤井隆)に悪人ハイド氏を演じさせることにします。ジキル博士が薬を飲んでパネルの裏に飛び込むと、隠れていたハイド氏がパネルから飛び出してくるという、非常にアナログな「そんなの誰も騙されないよ!」とつっこみたくなるような思いつきですが、明日の学会での発表のために本気で稽古を始めます。

 ジキル博士の婚約者のイヴ(優香)は資本家のご令嬢。俳優が大げさに演じる凶暴なハイド氏に魅せられてしまい、抑制していた本当の自分に目覚めてしまいます。イヴは「好きな人の前では緊張して本当の自分を出せない、でも好きじゃない人の前では本当の自分をさらけ出せる。だから本当の自分を好きになってくれる人は、私の好きな人じゃない…」という悩みを冒頭で打ち明けていました。そこからまさかSMになっていくとは(笑)。

 明日の学会で新薬の発表をしなければ、研究費がもらえなくなっちゃう。だからジキル博士は「新薬はできた」と嘘をつくことに決めた。これって……STAP細胞騒動ですよね…?終盤でイヴが「発明は失敗でした、ごめんなさいと謝ればいいのに」と言ってたような…。忘れちゃいました、すみません。

≪東京2会場、大阪≫
出演:片岡愛之助、優香、藤井隆、迫田孝(ジキル博士の助手プール役) ミュージシャン:高良久美子 青木タイセイ
脚本・演出:三谷幸喜 美術:松井るみ 照明:服部基 音響:井上正弘 音楽:高良久美子 衣裳:前田文子 ヘアメイク:川端富生 演出助手:大江祥彦 舞台監督:松坂哲生 主催:フジテレビ/ホリプロ 共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 協力:松竹株式会社 企画制作:ホリプロ
*4月8日,9日はプレビュー公演。【休演日】4/14,21,28 【発売日】2014/02/08
S席 \9,500 A席 \7,500 U-25チケット \5,500(※25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書)
4/8, 4/9 プレビュー公演チケット S席 8,500円 A席 6,500円 高校生割引 1,000円(※東京芸術劇場のみ取り扱い)
※【東京芸術劇場 プレイハウス】はプレビュー公演あり 全席指定S¥8,500 A¥6,500
※U-25チケット=2/8[土]以降販売・25歳以下対象・前売りのみ取扱い・当日指定席券引換・要証明書
http://hpot.jp/stage/sakenamida
https://www.geigeki.jp/performance/theater046/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年04月18日 21:00 | TrackBack (0)