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しのぶの演劇レビュー
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2014年04月25日

【映画】ナショナル・シアター・ライヴ2014『コリオレイナス』04/25-30 TOHOシネマズ日本橋

 イギリスの演劇作品を映画館で上映する「ナショナル・シアター・ライヴ2014」。『フランケンシュタイン』に続いて『コリオレイナス』を拝見しました。上映時間は約3時間15分(上映前の宣伝と、15分間の休憩、5分間の演出家インタビューを含む)。

 めちゃくちゃ良かったです…『コリオレイナス』 は舞台で2度観てたのに何も意味わかってなかったのね私…。俳優も演出もすごくいい!
 ドンマーウェア・ハウスって250席しかない劇場なんですね。あんな至近距離…鼻血ものっ!(レビューは2014/07/03にアップしました)

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより
 主演コリオレイナス役に『アベンジャーズ』や『マイティ・ソー』で一躍世界の人気俳優となったトム・ヒドルストンを迎え、 人気ドラマシリーズ『SHARLOCK(シャーロック)』に出演するマーク・ゲイティスがメニーニアス役を演じる。 演出はドンマー・ウエアハウスの芸術監督ジョシー・ルーク。原作はシェイクスピアが政治の陰謀と復讐を描いた悲劇。
 ≪ここまで≫

 俳優あってこその、そぎ落とした演出なんだろうと思います。主演のトム・ヒドルストンさんは顔も体も超美形。演技もうますぎる…。お芝居としての感動は『フランケンシュタイン』より『コレオレイナス』の方が大きかったですね。シェイクスピアの作品だってことを忘れるぐらい、今を描いたお話に見えました。

 演出のジョシー・ルークさんは37歳の女性でドンマー・ウェアハウスの芸術監督。若い!凄い!

 ナショナル・シアター・ライヴはこれで3作品目になりますが、俳優の演技がいつも素晴らしくて、私が東京で観ているストレート・プレイとの差を見せつけられ、毎度帰り道はガクーン…となります。もちろん舞台芸術のジャンルはさまざまで、日本には日本の伝統芸能の歴史があり、驚くべき多様性もあって、それは他にはないことだと思っていますが、心理主義リアリズムの演技においては、やはり歴史の差を見せつけられるような気持ちになります。あとは劇場のあり方というか、演技者と観客との距離や、空間自体が目指すものの差も感じたり。

 ナショナル・シアター・ライヴはこれからも見続ける予定で、私自身が映画を見るために舞台を観に行かない選択をしていることにもショックを受けています。2500円でこれだけのものが見られるのですから、お芝居を観るために劇場ではなく映画館に行くことにも疑問はありません。新しい時代が来た気がしています。

By William Shakespeare Directed by Josie Rourke
演出:ジョシー・ルーク 原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:トム・ヒドルストン、マーク・ゲイティス、ピーター・デ・ジャージー、他
National Theatre Live will broadcast the Donmar Warehouse production of Coriolanus, with Tom Hiddleston in the title role and Mark Gatiss as Menenius, directed by Josie Rourke, live from their Covent Garden home.
2500円
http://www.ntlive.jp/
http://ntlive.nationaltheatre.org.uk/productions/ntlout5-coriolanus

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年04月25日 23:24 | TrackBack (0)