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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年09月06日

扉座『ハムレット』08/30-09/09紀伊國屋ホール

 扉座の主宰、横内謙介さん演出のシェイクスピアの「ハムレット」です。今回の扉座オリジナル用に翻訳もしているという、本格的な脚色&演出モノですね。
 寝ました・・・・残念ながら・・・・・・。

 私、「ハムレット」大好きなんですよ。ホントに。だからセリフや舞台設定などが変わっているだけでちょっとヤな感じとかしちゃうし、どうせ変えるなら思いっきり変えて違う作品にして欲しい!!とか思っちゃうんですよね。悲しいかな、全然感情移入できなかったし苛立ちさえ感じてしまいました。

 いやー・・・・やっぱりシェイクスピアを上演するのは相当な勇気がいりますよね。死ぬほど再演されているんですから。もう何百年も。「シェイクスピア」しかも「ハムレット」。もうすぐ蜷川幸雄演出・市村正親主演の「ハムレット」もあります。私はピーター・ブルック演出「ハムレットの悲劇」@世田谷パブリックシアターに超感動したので、かなり偏った目で見てしまっているのは事実ですね。でもそういうお客様多いと思うんですよ・・・「ハムレット」だし・・・・。
 中でもハムレットとガートルードがひどかった。あれは役者さんが悪いだけはなく演出意図でもあると思うのですが・・・。映画「ハムレット」のグレン・クローズのガートルードが私はお気に入りです。

 「フォーティンブラス」と同時公演ということで、同じ舞台装置で全く違う作品を上演されているのですが、舞台装置としては「ハムレット」の方がかなりピッタリ合っていたと思います。(でも、寝ちゃいました。)

 私のいちおしの伴美奈子(ばん・みなこ)さんが一瞬だけ出ていらした時(1分ぐらい)と、フォーティンブラス役の山中たかシさんが出て来られた時だけパッチリと目がさめました。山中さん、良いですよね。美男子も三枚目もできるから。扉座は山中さんお目当ての女性ファンが多いと思います。山中さんは歯並びを矯正されないのかしら・・・(すみません)。

 扉座 : http://www.tobiraza.co.jp/

Posted by shinobu at 2001年09月06日 02:37 | TrackBack (0)