REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2001年10月11日

パルコ『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』10/08-11/11パルコ劇場

 笑いました。すっごく気持ちよく。まず「携帯電話の電源をお切りください」等の前説からもうほほえましいし、最高にWELCOMEな気持ちで迎えてくれているのがビシビシ伝わってきました。

 結婚を決めたカップル(生瀬勝久&沢口靖子)がいます。互いの父親同士が昔、漫才コンビを組んでいたのだけれど、10年前に解散して以来、絶縁状態。無事に結婚式を挙げようと必死に説得(?)しようとするのだけれど、次々と誤解&トラブルが起こって・・・。

 セリフが全てしっくりくるんです。無理がない。無駄も無い。ただ、最後の方はさすがにちょっとイライラしたかな。同じ展開が多かったから少し飽きたのかも。

 舞台は都内最高級ホテルのロビー。エレベーター・ホールと喫茶店。モデルはきっと新宿のパークハイヤット・ホテルですね。竹とか窓とかそっくりなんだもん。中央にある大きな階段と舞台の右半分を占めるエレベーター。ありそうでなかった設定ですよね。ホテルの壁をPARCO劇場の壁とぴったり合わせて作ってあるのにしびれました!・・・と思っていたら、やっぱり美術は堀尾幸男さん。三谷作品には常連のようです。

 沢口靖子さん、声がきれいだしスタイルいいし、そのお人形さんのような容姿を思いっきり利用して可愛いけどバカな女というのを素直に演じられていました。好き♪
 生瀬勝久さん、いつもちょっと意地悪そうなのが心に刺さっていたのですが、今回はそのトゲがありませんでした。今までで一番好きな生瀬さんだった。
 伊藤四郎さん&角野卓造さんコンビは・・・年の功、というか・・・・。完璧。魅せられました。

 でも、今回の私のお気に入りはウェイター役の八嶋智人さん(カムカムミニキーナ)!カムカムではいつも主役級で時々鼻につく感じがしていたのですが、全然違いました。巧い!

 三谷さんは役者さんを使うのが本当に上手だなー。それこそが演出家の手腕なんでしょうねー。もちろん、脚本も完成度が高いと思います。笑う頻度の高いシチュエーション・コメディーを書かせたら日本一なんじゃないかな。今更わたしが言うことでもないですよね(笑)。

Bad News☆Good Timing
出演:沢口靖子/生瀬勝久/久野綾希子/伊藤正之/八嶋智人/角野卓造/伊東四朗
作・演出:三谷幸喜 美術:堀尾幸男、照明:服部基、衣裳:黒須はな子、音響:井上正弘、舞台監督:松坂哲生、宣伝美術:高橋雅之、宣伝写真:野口博、イラストレーション:橋本聡 企画:コードリー、製作:パルコ
パルコ劇場=http://www.parco-city.co.jp/play/
公式=http://www.parco-play.com/web/play/bad_good/

Posted by shinobu at 2001年10月11日 01:17 | TrackBack (0)