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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2002年06月03日

bird's-eye view『サウンドシステム』駒場アゴラ劇場10/9-15

 仲良くさせていただいていますバーズ。はっきり言ってファンです。今回はセカンドラインということで、あくまでも本公演ではなくショート・コント集みたいな構成でした。

 笑った~♪ほんっと心置きなく。楽しかった~♪キレイで元気で明るくて。完全に一人の観客になってエンターテインメントを味わいました。あと、ミーハー気分も少々。うふふん。だって男の子は美形だし女の子はカワイイし♪ラブあり、いたずらあり、ぶりっこあり、ベタなコント&シュールなやりとりあり。とにかく楽しかった!

 ダンスが良かった~。選曲も最高!『ズンドコ』いい!!振付(後半)担当のピエール(杉浦理史)さん曰く
「演劇の中のダンスってマスゲームというか群舞だと思うんです。」そうですよね。全員が本職のダンサーみたいに踊れるわけじゃないんですから、観客は技術よりもコンビネーションとコミュニケーションを楽しむと思うんです。

 衣装も良かったです。男子はちょっぴり宇宙系の黒で統一。制服フェチの私にはグー。女子の赤チェックのスカートがヒラっとひざ上まで開いちゃうのがHでグー。

 前回までメインだった松下好さん、柏原直人さん、山中崇さん等が今回出ていないことで一体どういう作風になるんだろう?と思っていたのですが、あまり際立った変化はありませんでした。それってスゴイことだと思うんですよね~。つまりバーズの色というか、作品の個性がシステムとして確立されたことになるから。品質保証が出来ている、とも言えます。構成・演出の内藤達也さんのお力なのかも。

 客演さんも多数呼ばれていたのですが、皆さん輝いてましたね~。

 幸野友之さん(方南ぐみ)、さすがですね。決めるところは決める。抜くところは抜く。安心です。踊ったり団体で動く時に自分の存在を消すことができるのがすごいと思います。

 石曽根有也さん(らくだ工務店)、美形が際立ったね、全く。カッコいいってのは善いことだ!!欲を言うと、演技の方ももっともっと2枚目風にすれば、より笑えたかも?と私は思います。

 桑原裕子(KAKUTA)さん、キュートでした。すごく素直で優しい人なんだろうなと思いました。ペテカンの時はちょっと怖い印象だったけど今回はすっごく女の子してて良かったです。

 ちょっとマイナス点を挙げるとすると、映像はそんなに良いとは思いませんでした。特に最初のニュース。あのザーザーは何の狙い?ま、わざわざ書くことも無いぐらいのことなんですけどね。なんだか褒めすぎちゃったので(笑)。

 次は来年7月に青山円形劇場。楽しみです。

バーズアイビューHP : http://www.b-ev.net/

Posted by shinobu at 2002年06月03日 22:37 | TrackBack (0)