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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2002年12月13日

燐光群『阿部定と睦夫』紀伊国屋サザンシアター12/08-15

 燐光群のお芝居は観客に努力を強いることがよくありますよね。大切なことだと思います。

 坂手さんご自身が睦夫と同じ岡山県のご出身で、ずっとその30人殺し事件について書こうと思っていらしたそうです。ラストがなぜあの展開になるのか、ちょっと不思議に思ったのですが、パンフレットに書かれてた坂手さんの文章を読んでやっと意味がわかりました。お芝居を観ただけでわかりたかったな。私が未熟なのかもしれません。

 石田えりさん。セクシー。その美貌にノックアウトでした。こんな「女」がいる日本に乾杯。
 手塚とおるさん。ショートカットのヘアスタイルを初めて拝見。幼さが怖さを増強。目が怖い。適役ですよね。
 神野三鈴さん。線の細い体と妖精のような声で濡れ場なんて演じられると、切なさで目まいがしちゃいます。美しい。

 客席には俵真智さん、木場勝巳さんなど、業界の人が多かった感じ。やっぱりこういうのを観に来られるんですねぇ。佐々木蔵之介さん、木野花さん、永井愛さん、小山萌子さん、山本郁子さん、というと二兎社『新・明暗』メンバー。共演者だった下総源太朗さんを観に来られたようでした。ちょうど私の目の前の席に5人勢ぞろいだったので耳ダンボでした。ごめんなさいっ。

燐光群内 : http://www.alles.or.jp/~rinkogun/abesada.html

Posted by shinobu at 2002年12月13日 12:33 | TrackBack (0)