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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2003年10月24日

東京オレンジ『SYMPHONY』10/22-27こまばアゴラ劇場

 『SYMPHONY』とは交響曲の意。
 東京オレンジは若手劇団へと変貌と遂げつつある、とは聞いていましたが確かに若手、若手、若手。こちらが赤面するほど。

 学園ものでした。真っ向から。最後まで。とにかく学園もの。文化祭とか、教師と生徒のなんちゃらとか・・・・。そんな作品だとは全く想像していませんでした。もっと実験的なものかと思っていたので。

 ・・・公演の目的がわからなかったです。
 お得意のインプロ(即興)でもなく、かといって普通のお芝居でもなく。出演者の名前をもじった役名だし、ラストは突然本名で出ちゃうし。突然全てが無根拠に解決しちゃうし。

 音楽が常に鳴っていて、ちょっとうるさかったな。場を過剰に盛り上げちゃって反対にシラけちゃう気がします。
 選曲が時代遅れ。意図的にやっているとしても”若手劇団”の色を濃くするならば、的外れだと思います。例:「15の夜」by尾崎豊、「僕たちの失敗」fromTVドラマ”高校教師”、
 他にもネタで”たこ八郎”とか”夢芝居by梅沢富男”とか。”千代大海”まで来るともう何が何だか不明。客層は若いはずだし、わかる人の方が少ないと思います。しのびゅは知ってるけど引きました。

 音楽家とヒロインがいる後ろで4人の役者さんが一人ずつ語るところは、セリフも雰囲気も良かったです。

 客演の芳賀淳子さん(エレクトロ・カーディオグラム)が一番上手いっていうのは・・・悲しい。

 オープニングは”風船爆弾”でした。昔よく聞いた歌でした。誰のだっけ??
 ジュン・スカイ・ウォーカーとか、ブルーハーツとかそんな色の曲です。

 東京オレンジHP : http://oranje.jp/

Posted by shinobu at 17:22