REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2003年12月28日

IQ5000『TWO DASH』12/17-21アイピット目白

腹筋善之介さんの作・演出です。

 阪神大震災で全壊状態になったアパートで昔話をしているという設定。場所はほぼ同じで時代の違う3つの世界が現れます。第二次世界大戦後の日本を復興へと導いた、とあるアパートに住む若者たちの青春と、源平の合戦中の源義経&弁慶とその仲間たちの攻防とが、震災で避難している女性たちの語りの中でそれぞれの結末へと進みます。

 3つの世界がほぼ交互に現れるのがつまらなかったです。場面が転換するだけでその3つが混ざり合うシーンがラスト近辺にしかありませんでした。もっともっと交錯して、互いに入り混じって、登場人物が重複したりしてくれないと何種類もの話を創る意味が薄れると思います。

 転換に使っていた柵のようなものが効果的でした。ぱたぱたと畳んだり振り回したり、躍動感のある転換でおおおっとびっくりしたりしました。でも、あれだけだとちょっと飽きちゃいますね。

 衣装デザインが北迫秀明さん(キタサコ製作所)なので観に行きました。今回はスポーティーにまとまっていましたね。戦後すぐのアパートの住民たちは白やベージュ系で統一した可愛いらしくてファンタジックな雰囲気。義経&弁慶一行はスウェットの形と生地に、侍の鎧のテイストを加えたものでした。袖の裏側が赤色なのが素敵。

 腹筋善之介さんの出番がほぼナシ(と言える状態)で、とても寂しかったです。前説がキュートだった。やっぱりパワーマイムが観たいです。来期の新国立劇場に出演されますね。すごく楽しみです。
 役者さんで一番良かったのはやっぱり猿飛佐助さん(ベターポーヅ)。面白いです。残念ながら他の役者さんはほぼ全員みるところがなかったですね。

アーモンド・アイ : http://www.almondeye.com/index.html

Posted by shinobu at 17:18