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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2006年09月01日

経済とH『北限の猿』08/31-09/03明石スタジオ

 経済とHは佐藤治彦さんが主宰する演劇ユニットです。第一回公演は平田オリザさんの脚本をブラジルブラジリー・アン・山田さんが演出されます。私は『北限の猿』は初見。ブラジリー・アン・山田さんが部分的に脚本に変更を加えられているようです。

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 ≪作品紹介≫ こちらより引用。
 学生のたまり場となっている、いわゆる猿学の研究室。
 遺伝や進化から自分たちの恋愛まで雑談が飛び交い、
 猿の生態観察の生々しい現場の迫力が伝わってくる。
 猿についての言及がそのまま人間への言及ともとれる、人間考察の書。
 ≪ここまで≫ 

 研究室で研究している人たちが大勢登場します。白衣の男女がたまってぺちゃくちゃしゃべってる状態。
 いろ~んな小劇場劇団に所属する若い役者さんが大勢出演されており、「あぁ、こんなところにあの人が!」「あぁ、あの劇団の人も!」と、コアな演劇ファンならではの楽しみがありました。作品全体としては残念ながら寄せ集め感がぬぐえない状態でしたね。

 ここからネタバレします。

 ラストシーンが良かったです。鈴真紀史さん(生化学の学者?)がサヴァンナの遠くを見つめて直立歩行する猿の話をしている時、私にも広い草原が見えました。また、足利彩さん(妊娠した大学生)がイスの上に立って、もうひとつのイスへとジャンプしようとするシーンは、一人で歩こうとする猿=女という風に重なり、じ~んと来ました。女性ふたりが美しかったです。これは演出家のオリジナルだったのかしら。もともとの脚本にはないらしいです(伝聞です。すみません)。

出演=滝寛式(はえぎわ)/青木綱介/鯨エマ(海千山千)/内山奈々(チャリT企画)/山本了(同居人)/健太郎(マチネキャスト)/石井汐(乞局)/鈴真紀史(はえぎわ)/成川知也(ヒンドゥー五千回)/足利彩/中村早香(ひょっとこ乱舞)(マチネキャスト)/佐藤治彦/外山博美(桟敷童子)/森由果/清水直子(俳優座)/井上亜紀(J.CLIP) ソワレキャスト=近藤佳秀(バジリコFバジオ)/田中あつこ(バジリコFバジオ) ※私が拝見したのはマチネです。
作=平田オリザ 演出=ブラジリィー・アン・山田 舞台監督=甲賀亮/後藤優也 舞台美術=小林奈月 照明=田中稔彦 宣伝美術=木下実香(バジリコFバジオ) ロゴデザイン=松尾貴史 プロデュース=佐藤治彦 制作=経済とH
発売開始7月1日 日時指定自由 前売2500円 当日2700円 8月31日(木)午後7時、9月1日(金)午後3時は前売2000円 当日2200円
公式=http://keizaitoh.blog43.fc2.com/
公式ブログ=http://keizaitoh.at.webry.info/

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Posted by shinobu at 2006年09月01日 18:10 | TrackBack (0)