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2007年05月23日

GALA Obirin 2007『長坂まき子講演会「大人計画の制作、そして社長としての仕事」』05/21プルヌスホール

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長坂まき子講演会

 大人計画の制作、社長の長坂まき子さんの講演会に行ってきました。桜美林大学の学生が運営する芸術祭「GALA Obirin 2007」内の企画です。
 プルヌスホールには初めて伺ったんですが、すごくきれいな劇場ですね。フラットなブラックボックスなのでダンス公演に合いそう。

 長坂まき子さんは元気はつらつで、はきはきと楽しくお話される方でした。まっすぐのびのびと(ご苦労はおありでしょうが)お仕事されてるように見えて、かっこいい社会人女性だなと思いました。
 学生による学生のためのイベントのような扱いだったのは少々残念でしたが、20歳そこそこの若い学生さんが全てを運営・管理しているのだと思うと、とても立派な講演会だったと思います。

 心に残った言葉を下記に。言葉は完全に正確なわけではありません。
 長坂「制作は誰にでもできる仕事です。要は雑用ですから。照明とか音響とか、はじめに技術が必要な仕事ではない。」

 司会「制作に向いている性格って、どんな性格でしょうか?」
 長坂「温和で、白黒はっきりしてる人。温和な人は人を不快にしないし、それでいて白黒はっきりしている人がいいと思います。」

 長坂「いいと思ったら、褒めることにしています。悪いことははっきりしているから言いやすい。でもいいことってスルーしちゃうんですよね。だまっててもうまくいくから。だから、いいと思ったらスルーしないで褒めようと思っています。」

 観客「本番まであと1ヶ月という時期に、お客さんに沢山来てもらうために出来ることは何でしょうか?」
 長坂「劇団員の一人一人が、1枚でも多く売ることですよね。」
 観客「それはとにかく手売りする(手売りしかない)という意味ですか?」
 長坂「手売りはもちろん必要です(自動的に誰かに公演のことを知らせることになるし)。まず“知らせること”じゃないですかね。より広く知ってもらうこと。とにかく知らせたいと思うことが大事だと思います。」

5月21日(月)19:00~
講師:長坂まき子 司会:林香菜(桜美林大学3年生)
会場:桜美林大学プラネット淵野辺キャンパス プルヌスホール【GALA Obirin 2007企画】
一般1500円 学生1200円 当日:各200円増(予約整理番号順)
http://galaobirin2007.com

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Posted by shinobu at 2007年05月23日 00:17 | TrackBack (0)