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2008年02月16日

【写真記事】テレビ東京・Studio Life・銀河劇場プロデュース「『カリフォルニア物語』製作発表記者会見」02/12テレビ東京てれとプラザ7階

 萩尾望都作品、清水玲子作品など、名作少女漫画を舞台化してきたStudio Lifeが、吉田秋生の漫画『カリフォルニア物語』を舞台化します。

 確か私は大学に入った頃にはじめてこの作品と出会ったんですよね。ちょうど『BANANA FISH』も連載中で、吉田秋生さんの作品を読みあさっていたのを覚えています。実は『カリフォルニア物語』(小学館刊・愛蔵版の大きさ)全4巻を持ってるんです♪観に行く前に読み直そうかな~。

 私は残念ながら記者会見には伺えなかったのですが、劇団から記者会見のレポートと写真をいただきましたので掲載させていただきます。

■テレビ東京・Studio Life・銀河劇場プロデュース『カリフォルニア物語』
 原作:吉田秋生 脚本・演出:倉田淳 
 期間:2月27日(水)~3月9日(日) 
 会場:天王洲 銀河劇場
 チケット:S席6500円 A席5500円 劇団ファンクラブ価格あり
 お問合せ Studio Life 03-3319-5645(月~金 13:00~18:00)

 ⇒記者発表の写真がいっぱい!(毎日jp)
 ⇒CoRich舞台芸術!『カリフォルニア物語

■『カリフォルニア物語』は劇団員以外の俳優を迎えた初のプロデュース公演。生バンド演奏を組み入れ、70年代のヒット曲に乗せて登場人物の心情を歌で綴りながら、ニューヨークに集まる若者達の物語を繊細に描きます。キャストを入れ替えた4バージョン公演です。 

■劇団代表&出演役者コメント
 写真左上から:HILUMA/伊礼彼方/曽世海児/藤原習作 左下から:中川真吾/林剛史/岩﨑大/松本慎也
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◇ヒース役/林剛史
 すばらしい原作に恵まれ、やりがいを感じています。舞台を初めて観にいらっしゃる方にも、「舞台ってこんなに素晴らしいものなんだ!」と思って頂けるよう、精一杯頑張りたいと思います。

◇ヒース役/岩﨑大(Studio Life)
 ヒースの、少年から大人になっていくさまを、力強く表現できれば、と思っています。とても素敵なカンパニーですので、素敵な作品になると思います。

◇イーヴ役/中川真吾(D-BOYS)
 イーヴという男の子は、一見とても素直で明るい男の子ですが、実は心の奥に深い傷や悲しみをもった、とても繊細な男の子で、演じがいのある役だと思っています。出演者のみなさんと力を合わせ、良い舞台にしていきたいと思っています。

◇イーヴ役/松本慎也(Studio Life)
 決してそんなに幸せなお話ではないのですが、人と人とが求め合って、傷つけあっていく姿が、リアルに切なく描かれていて、人間が愛おしくなる作品です。真摯に役に取り組んでいきたいと思っています。
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◇テレンス役/HILUMA(LEGOLGE)
 僕自身、音楽をやっているので、その視点から言うと、今回「歌で綴るカリフォルニア物語」ということで、ホントに良い歌がピックアップされています!男性キャストのみですので、全員で歌うシーンはとてもパワフルに仕上がっていますよ。

◇スウェナ役/伊礼彼方
 「カリフォルニア物語」は、僕たち人間が生きていく一生の中で感じる、色々な感情が含まれた作品だと思います。

◇インディアン役/曽世海児(Studio Life)
 数年前、N.Y.に行った時、人種の坩堝と呼ばれる国なんだということを肌で感じ、人が人を求めながら、色々な人たちが集まってるんだな、と思いました。今回、外部の役者さん達がたくさん集まっていて、そんなN.Y.の街にも似た、とても良い環境で稽古ができているな、と思っています。

◇マイケル役/藤原習作(劇団め組)
 稽古場は男ばっかりで、まるで体育会系の部活のようで、非常に楽しく過ごしております。今、この場ではみんな真面目な事を言ってますが、稽古場では全然違いますんで(笑)。でもそれが、芝居を創っていくにあたって、すごく良いパワーになっているように感じます。
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◇劇団代表/河内喜一郎
 今回は初の試みとして、スタジオライフ外の劇団・プロダクション等のキャストの方に参加していただいています。昨年秋よりオーディションを行ない、200人以上の方とお会いしてきました。今回の出演者達は、その中から選ばれた方々です。明日の演劇界を担う、これからの役者たちと公演を作っていくことができ、劇団として成長するひとつのきっかけでもあると思っております。

◇脚本・演出/倉田淳
 10年以上前にこの作品に出会い、いつか舞台化したいとずっと思い続けておりました。また、この作品を舞台にするなら、音楽の力をたくさんもらい、70年代のヒット曲に乗せて、登場人物たちの思いを歌に乗せていけば、若さのあふれる青春グラフティになるのでは?と、ずっと思い続けてきました。
 今、夢に描いたカリフォルニアが実現しつつあることを、とても嬉しく思っています。
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■原作紹介
 吉田秋生の名前を世に知らしめたと言われる初期傑作青春ロマン。自由を求めて高校をドロップアウトしたヒース。相棒で同居人のイーヴ、悪友ブッチ、その妹で恋人のスウェナ……。灰色の空のもと、大都会の片隅に生きる若者達の心の遍歴…。病めるアメリカで生きる青春。小学館文庫全4巻。

4バージョン公演の各チーム名:Road 227(ロード227)/Road 39(ロード39)/Grade Crossing<GC>(グレイドクロッシイング)/Overhead Crossing<OC>(オーバヘッドクロッシイング)
主催:テレビ東京 Studio Life 銀河劇場 企画・制作:Studio Life

※正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年02月16日 11:29 | TrackBack (0)