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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年07月21日

青年団『ハナノミチ』07/17-22こまばアゴラ劇場

 『ハナノミチ』はフランス人の脚本家・演出家ヤン・アレグレさんと、青年団の役者さんたちとの2年がかりのプロジェクトです。

 上演時間は2時間弱。個人的に、こういった作品は1時間ぐらいで終わってくれるのがちょうどいい気がします。初日は暑すぎてハンカチで扇いでしまいました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ハナノミチ

 白い紙に包まれた劇場。モノクロの装いの俳優たちが、それぞれに語り、動く。
 
 最初から最後まで、“外国人から見た日本”だな~と冷静に見つめることになってしまいました。演出、構成については既視感がぬぐえませんでした。
 本番ごとに予想できないことが起こるし、役者さんにとっては過酷な舞台なのではないでしょうか。ただ、全体的にライブ感覚がわざとらしく見えて、私にはあまり楽しめなかったです。

 アゴラ劇場で若いフランス人男性の演出家による作品を観るのは、これで3作品目です(過去レビュー⇒)。う~ん、どれも似た感想を持ってしまったな~・・・。

 言うまでもありませんが、この作品は青年団の本公演とはかけ離れた作風です。青年団の役者さんはさまざまな舞台作品との出会いがあっていいですね。観客だからこんな気楽なことを言ってますが、実際に作る(演じる)のは大変だと思います。俳優はタフな職業ですね。

 ここからネタバレします。

 1、2、3、・・・と、役者さんがこれから演じるシーンの数を言います。『職さがし』では数字が壁に映写されていました。

 「空」や「無」といった日本ならではの概念を、俳優の身体と墨汁および墨で書かれた文字などで表現していたと思いますが、「空」や「無」は私には感じ取れず。小さな子供の映像も不つり合いに見えました。

 黒い衣装の男優(多田淳之介)が白い紙を乱暴に破って走り回るのは、スリリングで非常に面白かったです。

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
 出演:ヤン・アレグレ×多田淳之介(東京デスロック)

 これまた過去2作と同じで、とにかく演出家がしゃべるしゃべる・・・。いえ、ヤンさんはとてもキュートな方でしたが。

Hananomichi Project 青年団国際演劇交流プロジェクト2008
出演:安倍健太郎 川隅奈保子 工藤倫子 熊谷祐子 多田淳之介 鄭亜美 兵藤公美
脚本・演出=ヤン・アレグレ(Yan ALLEGRET) 翻訳=藤井慎太郎 照明=シリル・ルクレーク 西本彩 映像・美術=ジュディス・ボーディネット 舞台監督=渡井理惠 通訳=松野加奈子 宣伝美術=京 制作=ハナノミチプロジェクト制作部 総合プロデューサー=平田オリザ 主催=(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 企画制作=青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 
予約・当日共/3,000円
http://www.komaba-agora.com/line_up/2008_07/hananomichi.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年07月21日 20:14 | TrackBack (0)