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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年09月23日

シス・カンパニー『人形の家』09/05-30シアターコクーン

 イプセンの『人形の家』をデヴィッド・ルヴォーさんが演出されます。主演は宮沢りえさん、堤真一さんという豪華キャストです。

 『人形の家』という戯曲の深さを、丁寧な言葉と演技でじっくり味わえました。スピード感があって密度が濃くて、装置も衣裳も音楽も上品でスタイリッシュ。劇中の事件を現代の問題として考えることもできました。

 上演時間は約2時間50分(途中15分と10分の休憩を含む)。2度の休憩があったおかげで快適でしたね。充実していて楽しくて、あっという間の幸せな観劇となりました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『人形の家
 レビューはアップできるかどうか不明。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。改行を変更。(役者名)を追加。
 まもなく銀行の頭取に出世しようという弁護士ヘルメル(堤真一)とその妻ノラ(宮沢りえ)は、3人の子供と共に、仲むつまじく幸せな生活を送っていた。だがノラには、愛する夫には決して言えない秘密があった。かつて夫が重病に罹ったときに、その治療のため、内緒で夫の友人から借金をし、しかも、その借用証書に、臨終の床にあった父親の署名を捏造していたのだ。それ以来、日々の生活では、借金返済の工面に追われながらも、なんとか平穏に過ごしてきた。
 ある日、その借金相手・グロクスタ(山崎一)が、夫ヘルメルによって職を追われかけ、秘密の暴露とひきかえにノラに、復職を夫に働きかけるよう迫ってきた。秘密が露見することで、これまでの幸せな家庭が破滅することに恐れ悩むノラ。だが、心の中では、もし夫がこの秘密を知ったとしても、夫は自分への愛のために、必ず自分を擁護してくれるものと強く信じていた。
 やがて遂に、夫の手元に、グロクスタから暴露の手紙が届く。そして、ノラは夫の真実の姿と、己がこれから取るべき道を知ることとなる・・・・。
 ≪ここまで≫

"A Doll's House" By Henrik IBSEN a veiosion by Frank McGuiness directed by David Leveaux
出演:宮沢りえ、堤真一、山崎一、千葉哲也、神野三鈴、松浦佐知子、明星真由美 子役(ダブルキャスト):門脇大真、児玉萌々、田村海都/土屋匠、会田未来、桐山和己
脚本:ヘンリック・イプセン 英語訳:フランク・マクギネス 翻訳:徐賀世子 演出:デヴィッド・ルヴォー 美術:磯沼陽子 照明:小川幾雄 音響:高橋巌 衣裳デザイン:伊藤佐智子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手・振付:西祐子 通訳:角田美知代 舞台監督:瀧原寿子 宣伝画:金子國義 プロデューサー:北村明子 提携:Bunkamura 後援:ノルウェー王国大使館 企画・製作:シス・カンパ二―
【発売日】2008/07/19 S席9,000円 A席7,000円 コクーンシート5,000円
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_08_ningyo.html
http://www.siscompany.com/03produce/20ningyou/index.htm

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年09月23日 22:54 | TrackBack (0)