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REVIEW

2008年12月09日

パルコ『グッドナイト スリイプタイト』11/18-12/28パルコ劇場

 中井貴一さんと戸田恵子さんを主演に迎えた、三谷幸喜さんの新作2人芝居。開演前に楽しいアナウンスがあるので、どうぞ遅刻はなさらないように。

 上演時間は約2時間10分(休憩なし)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『グッドナイト スリイプタイト

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 出演者は、男と女。
 舞台は、ベッドルーム。
 限られた俳優と、限られた空間で綴る、
 三十年間に渡る夫婦の物語。
 ≪ここまで≫

 中井さんはあの手この手で愛嬌たっぷり、魅力を伝えてくださいました。戸田さんは若返ったり年を取ったり、クルクル着替えてキュートでした。
 でも、私は「あの有名俳優の2人が、こんなことも、あんなこともやっちゃうYO!」という視点から離れられず、それほど面白みは感じられなかったです。決めるところをバッチリ決める安定感はあるかもしれませんが、私にはその安定が少々退屈に。

 生演奏の音楽家4人もお芝居に楽しく参加されてるのが微笑ましかったです。リコーダーが良かったな~。

 上演中に携帯のバイブレーションの音が鳴ったり、携帯を開いて時間確認する人がいたり、座席が不運でしたね・・・。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。

 子供がいない夫婦の三十年間を過去と現在を行ったりきたりしつつ描きます。女は振付師、ダンサー・女優、ペットシッター、英会話教師、英会話教室経営(?)、日本画専門画廊オーナー(?)など、どんどん職業を変えていきますが、男は浮き沈みはあるものの作曲家一点ばり。

 子供をつくるかつくらないかを考えた結婚5年目のエピソードが、一番ぐっと来ました。その後数年経って、男の方から「子供をつくろう」と言うのですが(しかも自分の仕事がいきづまったからという理由で)、女が怒るのは無理ないですね。男の「高齢出産なんて今はどうってことない」という発言もキツイ。すれ違いにもほどがある。悲しいですね、人間って。

 『グッドナイト スリイプタイト』は英語だと"Good Night, Sleep Tight"。"Sleep Tight"は「ぐっすりとおやすみなさい」という意味だそうです(開演前の三谷さんのアナウンスより)。「ぐっすり」と"Good Sleep"の発音が似てるという指摘は面白いですね。

 巨大カメのタロウくんはラジコンなのかな~。可愛かったな~。

≪東京、大阪≫
出演:中井貴一 戸田恵子 演奏:管鍵”樂団!?(高桑英世(Fl.) 庄司和史(Ob.) 山根公男(Cl.) 荻野清子(Pf.)) ⇒http://www.kangengakudan.com/
脚本・演出:三谷幸喜 音楽:荻野清子 美術:堀尾幸男 照明:服部基 音響:井上正弘 衣裳:黒須はな子 ヘアメイク:河村陽子 舞台監督/松坂哲生 製作:山﨑浩一 企画:佐藤玄 プロデューサー:毛利美咲 企画協力:(株)コードリー  企画製作:(株)パルコ
【発売日】2008/10/18 全席指定9000円 【プレビュー公演(11/18-22)】全席指定7500円
http://www.parco-play.com/web/page/information/gnst/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年12月09日 23:17 | TrackBack (0)