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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年05月07日

Bunkamura『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』05/06-30シアターコクーン

 清水邦夫さんの戯曲を蜷川幸雄さんが演出されます。同じコンビで1982年に初演された作品なんですね。

 囚われ人の思い出の中に、私もすすんで堕ちていって、号泣。さらにカーテンコールでダメ押しされ、嗚咽。燃え盛る命がけの夢が、現実と重なりました。上演時間は約3時間弱(途中20分の休憩を含む)。

 三田和代さんの鬼気迫る演技に、最初から最後まで魅せられっぱなし。「俳優という漢字は“人に非ず、人を憂う”と書く」とよく言われますが、その言葉に心の底から納得しました。

 終演後に劇場のすぐ外で、S席のチケット販売をしていました。完全完売ではないようですので、ぜひどうぞ!

 ⇒CoRich舞台芸術!『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた
 レビューは後ほどアップします。

 ⇒wonderland『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』レビュー掲載(2009/06/12)。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 とある百貨店、真夜中。突如、音楽が響き、闇を切り裂いて大階段が現れる。夜な夜な、女装をして「ロミオとジュリエット」の稽古に励んでいるのは、新村久(古谷一行)をはじめとする壮年の男性たち。かつてこの百貨店に創立された石楠花少女歌劇団の熱狂的ファンであった“バラ戦士の会”の面々である。
 ジュリエットを演じるのは歌劇団の名花と呼ばれた風吹景子(三田和代)。三十年以上前、空襲により歌劇団が消滅した事実を受け入れられず、未だゴールデンコンビといわれた相手役、男役スターの弥生俊(鳳蘭)を待ち続けている。新村たちは、景子の少女のような危うい精神をなんとか守ろうと、歌劇団再結成を呼び掛ける新聞広告を出し、稽古につきあっているのだった。新村たちの奮闘を冷ややかに見つめる新村の義妹・加納夏子(中川安奈)や北村次郎(ウエンツ瑛士)など若い世代も、次第に彼らの不思議な情熱に取り付かれていく。
 歌劇団の歌姫であった直江津沙織(毬谷友子)をはじめ、メンバーたちが集まり始め、華やぐ百貨店。妹の理恵(真琴つばさ)の手にすがりつつ、ついに俊がその姿を現した。謎めいた瞳をサングラスで隠して・・・。
 ≪ここまで≫

出演:三田和代 鳳蘭 真琴つばさ 中川安奈 毬谷友子 衣通真由美 市川夏江 古谷一行 磯部勉 山本龍二 石井愃一 横田栄司 ウエンツ瑛士 井上夏葉 赤司まり子 石井ゆき 今井あずさ 江幡洋子 太田馨子 柏木ナオミ 加藤弓美子 吉祥美玲恵 佐藤薫 高間智子 玉井碧 土屋美穂子 戸谷友 仲田幸代 鳴海由子 難波真奈美 羽子田洋子 ひがし由貴 別府康子 蓬莱照子 松乃薫 山口詩史 山口夏穂 山本順子 祐輝薫
★加納夏子役の中川杏奈が急病で途中降板し、5/29昼は公演中止。中川の代役に毬谷友子。毬谷演じる直江津紗織役の代役に、難波真奈美、祐輝薫、広崎うらん。5/29夜、5/30昼の2ステージは代役で上演。
作:清水邦夫 演出:蜷川幸雄 美術:中越司 照明:室伏生大 音楽:門司肇 振付:広崎うらん 音響:井上正弘 衣裳:小峰リリー ヘアメイク:鎌田直樹 演出補:井上尊晶 舞台監督:濱野貴彦 主催・企画・製作:Bunkamura
S席10,000円 A席8,500円 B席7,000円 コクーンシート5,500円

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年05月07日 00:27 | TrackBack (0)