初演がとても好評だった、新国立劇場の『夏の夜の夢』再演です(⇒初演レビュー)。メインキャストが初演と同じなので、夢の国の妖精たちと再会する気持ちで伺いました。
そして・・・今回も良かった~♪ 前回同様ラストは涙目になっちゃいました。初演よりもきめ細かい演技・演出になっています。チョウソンハさんのパック役はやはり必見。
約3時間20分(途中休憩を含む)という上演時間を長く感じる時もありましたが、「シェイクスピアの『夏の夜の夢』を観るならコレ!!」とお勧めしたい作品です。今週末の6/14(日)まで。※6/27(土)に富山公演があります。
⇒CoRich舞台芸術!『夏の夜の夢』
≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。
アテネの公爵(村井国夫)とアマゾンの女王(麻実れい)の結婚式を間近に控えたある夜。貴族の娘ハーミア(宮菜穂子)は許婚ディミートリアス(石母田史朗)との結婚を拒絶し、相愛のライサンダー(細見大輔)と共に妖精の住むアテネ近郊の森へと駆け落ちする。ハーミアを追いかけるディミートリアスと彼に片想いするヘレナ(小山萌子)も2人の後を追いかけ森の中へ。その森の中では妖精の王(村井国夫)と女王(麻実れい)が可愛い小姓をとりあって喧嘩の真っ最中。そこにいたずら好きの妖精パック(チョウソンハ)が登場し、王の命令で「惚れ薬」を手に女王にいたずらを仕掛ける。そして、女王はロバの頭をした職人ボトム(吉村直)と不思議な一夜を過ごすことに・・・・。
妖精と人間、男と女、日常と夢の世界・・・・。一夜のスリリングな恋の大騒動の結末はいかに。
≪ここまで≫
細かい演出がたくさん付け加えられて、2組の恋人たちのケンカも、妖精が人間たちにかける魔法も、シーンの1つひとつが見どころアップ!
道化集団である村の職人たちによる劇中劇が、堂々とクローズアップされて、こんなに大成功している『夏の夜の夢』は観たことがありません。
生演奏のバンドメンバーも、ちゃんと背中に羽をつけて演奏しているのが嬉しい。
大掛かりな装置と豪華な衣裳で人知の及ばない世界をつくりあげて、人間と妖精とがともに歌い踊る夢を見せてくれて、そして最後には、夢から覚めたからこそ見られる夢も見せてくれます。それが本当の夢なのではないかと思います。
ここからネタバレします。これからご覧になる方は絶対に読まないで下さいね!
“舞台裏”に役者さんが素の状態(の演技)で登場するラストシーンは、演劇への愛そのもの。その愛で観客を満たしてくれます。
「いま舞台で起こったすべての夢は、役者(人間)がつくったものだ」という告白は、夢を壊すのではなく、夢はいつでもそこにあると信じさせてくれる魔法でした。人間ってなんて素敵。今の私は妖精もホレ薬も信じられますよ♪
≪東京、富山≫ 新国立劇場2008/2009シーズン
出演:村井国夫 麻実れい チョウソンハ 細見大輔 石母田史朗 小山萌子 宮菜穂子 青山達三 大島宇三郎 吉村直 大滝寛 小嶋尚樹 酒向芳 水野栄治 神田沙也加 JuNGLE 倉田亜味 清家悠圭 森川次朗 浅井信好 柴一平 西田健二 インドの小姓(交互出演):小山颯 小島幸士
作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:松岡和子 演出:ジョン・ケアード 美術・衣裳・ヘアメイク:スー・ブレイン 照明:中川隆一 音楽:イローナ・セカッチ 音楽監督:久米大作 音響:黒野尚 振付:広崎うらん 演出助手:大江祥彦 衣裳助手:林なつ子 ヘアメイク助手:佐藤裕子 舞台監督:澁谷壽久 芸術監督:鵜山仁 主催:新国立劇場
一般発売日:2009年3月20日(金)~ 全席指定 S席6,300円 A席5,250円 B席3,150円 Z席1,500円※料金は税込みです。 ※6月3日(水)、11日(木)は学生団体が入ります。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000068_play.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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