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しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2010年03月24日

池袋コミュニティ・カレッジ公開講座「青年団の演劇入門・実践編」特別公演『ブラックコーヒーとワルツ』03/21-22 UCCカフェコンフォート(西武池袋本店別館8F池袋コミュニティ内)

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ブラックコーヒーとワルツ

 池袋コミュニティ・カレッジ青年団の演出家や俳優が講師をつとめるワークショップ講座が開講されており、その発表会に伺いました。日曜日コース(16名)と月曜日コース(15名)の2作品を交互に上演。上演時間は2作品とも1時間半弱。

 『青年団の演劇入門 入門編』を受講し終わった方の中から、希望者が『青年団の演劇入門 実践編』に進み、全員でお芝居を創作します。全行程で9か月におよぶ、演劇創作と発表会を組み合わせた企画なんですね。参加者は10~60代のアマチュアの方々。ナビゲーターおよび作品の企画・構式は青年団演出部の田野邦彦さん。

 ⇒「青年団の演劇入門
 ⇒感想「とにかくマリヴォー 演劇メモ

 参加者は2人以上のグループに分かれてそれぞれに脚本を作り上げ、全体を田野さんがまとめられたようです。
 会場および舞台は池袋コミュニティ・カレッジ内にある喫茶店。グループごとの同時多発の会話が最大5グループまで重なる、現代口語の群像劇でした。登場人物は池袋コミュニティ・カレッジで開講されているさまざまな講座の受講者と、喫茶店の店員など。会場そのものを生かした設定がリアルで面白いです。

 ある目的のもとに一般の方々が集まって、それを達成したら解散する“ゆるやかなコミュニティー”(平田オリザ著「芸術立国論」より)の活動ですよね。色んな世代の人と一緒にものづくりをし、それを他人の前で披露するのは、生半可な気力で乗り切れるものではないでしょうから、達成感も大きいことと思います。

【タイムテーブル】
日曜日「まわりながら」:3月21日(日)20時30分&3月22日(月・祝)16時30分
月曜日「まちながら」:3月21日(日)19時00分&3月22日(月・祝)18時00分

「まわりながら」出演:市野由美子 猪谷美夏 大橋秀和 佐藤麻央 高橋淳 高柳寛子 武田実生 田中逸子 長谷川怜 福田夏樹 前田公雄 真瀬裕介 道村佳代子 山口真由子 山本正男 横内律子
「まちながら」出演:岡根由佳 倉知千里 州﨑一雄 高橋英之 鶴巻拓磨 豊田一也 林史明 平山昌樹 古川東 星光子 増渕規予子 村田篤紀 八木橋努 横尾宏美 ※及川暁が降板し、代役は構成・演出の田野邦彦。
ナビゲーター/企画・構式:田野邦彦(青年団演出部)  お手伝い(?):太田裕子(青年団制作部)
・上演時間は各60分を予定 入場無料/ドリンク代=500円 ※各回入場入れ替え制/各回50席限定/要事前予約

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年03月24日 16:16 | TrackBack (0)