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Shinobu's theatre review
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2010年08月16日

演劇集団円『死んでみたら死ぬのもなかなか四谷怪談-恨(ハン)-』08/08-15シアタートラム

 「四谷怪談」を韓国人劇作家が改編し、森新太郎さんが演出。主役のお岩を演じるのは大人気声優でもある朴璐美(パク・ロミ)さん。

 桟敷席で2時間ってのが単純につらかった・・・。劇場に入る前に「前の方が見やすいですよ!」という声がかかったので素直に従ってみたのですが、正面からの方が見やすかったと思います。最前列だと役者さんに近いので、ファンの方には良かったのかもしれません。

 ⇒CoRich舞台芸術!『死んでみたら死ぬのもなかなか四谷怪談-恨(ハン)-

 ステージを客席がコの字に囲みます。正面席の一部を覗いて桟敷席。
 和太鼓の生演奏はかっこ良かったです。

 主演のパク・ロミさんは美しい方ですが、声優ならではの声色がどうにも苦手で全然入り込めませんでした。
 声優という職能を批判する気持ちは全くありませんが、舞台俳優のそれとは違うものでしょうから、声の仕事もしてらっしゃる舞台俳優さんには、気にかけてもらいたいなと思います。

 ここからネタバレします。

 金持ちの娘と結婚話が持ち上がった伊右衛門が、邪魔になった正妻のお岩に毒を盛るのが原作。それが今作では自分が犯した謀反の罪をなすりつけるために、お岩を追い詰めて自害させる(猛毒を自分から飲ませる)という風に変わっていました。女が女を恨むから面白いのになぁと女の私は思ったり。

≪世田谷区、台東区≫
出演お岩…朴璐美【朴ろ美(パク・ロミ。ろは王へんに路)】 伊右衛門…吉見一豊 仲間…野村昇史 仲間…石田登星 仲間…吉澤宙彦 仲間…原田大輔 同志宅悦…井上倫宏 お熊…高間智子 冷茶売り…山崎健二 伊藤某…木下浩之 部下…石原由宇 部下…近松孝丞 和太鼓:レナード衛藤
脚本:韓泰淑(ハン・テスク)(鶴屋南北「四谷怪談」より) 演出:森新太郎 主催:演劇集団円 修辞:山本健翔 装置:島次郎 照明:小笠原純 音響:藤田赤目 衣裳:西原梨恵 演出助手:林紗由香 舞台監督:田中伸幸 宣伝美術:坂本志保 イラストレーション:木村タカヒロ 制作:桐戸英二 宮本良太 桃井よし子
一般4,800円 友の会会員割引 4,500円 世田谷区民割引 4,600円
http://www.en21.co.jp/yotsuya_hp0.html
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/08/post_192.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年08月16日 15:28 | TrackBack (0)