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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2010年09月07日

こゆび侍『Sea on a Spoon』09/01-05王子小劇場

 こゆび侍は成島秀和さんが作・演出される劇団です。成島さんは劇団外でもお仕事をされていますし、看板女優の佐藤みゆきさんも他劇団で大活躍なので、ずーっと気になっていました。「佐藤佐吉演劇祭2010」参加作品ということで、やっと初見。⇒記者会見

 原発のある町が舞台のストレート・プレイで、ダーク・ファンタジーの要素もあり。想像していたよりも正統派のお芝居でした。役者さんが登場人物の背景をきちんと伝える丁寧な演技で、作品世界のリアリティをしっかり支えていたように思います。
 終演後に成島さんにお話を伺ったところ、本読みだけで1ヵ月以上お稽古されたそうです。やはり詳細まで詰めた演技がものを言うんですよね。次回公演もぜひ観たいと思います。

 ⇒CoRich舞台芸術!『Sea on a Spoon
 レビューは記録のみ。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 女は一族を率いて、史上の幸福があるという最果ての地を目指した。
 やがてたどり着いたその場所は、広大な海原で、
 人々は狂気の表情を浮かべながら溶けていった--------。
 唯一の生き残りとなった女の、生と死と贖罪の物語。       
 ≪ここまで≫

 原発職員(体が大きい方)を演じた飯田一期さんから目が離せませんでした。庭劇団ペニノにもよく出演されていますよね。

佐藤佐吉演劇祭2010参加作品 第9回本公演
出演:廣瀬友美 佐藤みゆき 加藤律 福島崇之(以上、こゆび侍) 飯田一期 工藤史子 桑原環七(シンクロ少女) 佐伯佳奈杷
根津弥生 堀奈津美(DULL-COLORD POP) 吉田慎之介
作・演出:成島秀和 舞台監督:橋本慶之 照明:兼子慎平(LaSens) 音響:ミ世六メノ道理(猫道節/バナナ学園純情乙女組) 音楽:松田幹 美術:稲田美智子 小道具:辻本直樹(Nichecraft)/横尾宏美 宣伝美術:オカヤイヅミ/河野文明 制作:塩田友克 演出助手:阿部征暢(ゲンジツパビリオン企画) 池田靖浩(拘束ピエロ/たすいち) 脚本協力:セリザワケイコ 写真撮影:安達聡 映像撮影:関肇伸 澤本浩之
【発売日】2010/07/10 前売料金 2800円 当日 3000円 平日昼割引(予約のみ) 2500円 中高生料金 2000円 シルバー料金 2500円
http://koyubi.chips.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年09月07日 14:52 | TrackBack (0)