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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2010年09月07日

ミームの心臓『ヴィジョン』09/01-06神楽坂die pratze

 酒井一途さんが作・演出される劇団ミームの心臓の旗揚げ公演です。酒井さんは現役の大学一年生。谷賢一さんの演出助手をされていた関係で昨年初めてお会いしました。

 大学に入学してすぐに劇団を旗揚げされるとのことで観に行きましたが、私が前回公演で素敵だなと思っていた酒井さんならではの純粋さ、清潔感といった個性が、今作については出ていなかったように思います。アングラ演劇のような作風で苦手でした。上演時間は約1時間50分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ヴィジョン
 レビューは記録のみ。

 公演終了後に酒井さんやその他の知人の方々とゆっくりお話をしたのですが、「やはり演劇は何年も続けていかないと自分の作りたいものにはたどりつけないよね」という話になり(当たり前のことですが)、酒井さんがもしこの道を進もうと思われるのならば、とりあえず本気で5年続けてみれば、何か見えるんじゃないかと思いました。私自身、観劇感想をネット上に書き始めて5年ほど経った時に、他のサイトから執筆依頼が届いたりするようになりました。「石の上にも3年」と言いますが、私個人としては、5年がひとつの目安なんじゃないかなと思います。

 【チラシ等に掲載された酒井一途さんについての紹介文】
 これからあなたは輝かしい成功とこっぴどい挫折を繰り返し、世の中の汚れと悲しみにまみれ、絶望に打ちひしがれることでしょう。それでもあなたの中でしぶとく生き残った純粋な心、すなわち信じる力が、暗闇の奥底から立ち現れて一筋の光を放つような、そんな作品をいつか観せてもらいたいと思っています。持ち前の清潔感と品の良さを武器に、したたかに闘ってください。
 高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/「しのぶの演劇レビュー」主宰)

参考→
出演:令奈 / 中田暁良 / 小池惟紀 / 有吉宣人 / 手塚剛 / 毛利悟巳 / 深谷心(月猿人)
作・演出:酒井一途 / 舞台監督:いけだとも実(くろひげ) / 照明:松本大介(engin-light) 衣裳:中埜愛子 /音響:佐藤大志 村上一歩/ 美術:高木昌宏 / 宣伝美術:KOTA OZAWA/ 広報:宮下創太、内田駿、石井麻衣子  宣伝写真:(表面)奥山由之 (裏面)田中雄一朗(遺伝子組換えでない) HP:田中博巳(TETRA FILM STUDIO) / 制作:横井貴子 坂下和歌子/ 企画・製作:ミームの心臓
【発売日】2010/07/17 1日(水)-3日(金) 前売・当日:1500円 4日(土)-6日(月) 前売・当日:2000円 学生割引:前売に限り500円引(受付にて要証明)
http://www.heart-meme.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年09月07日 14:19 | TrackBack (0)