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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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2010年08月11日

RUP『広島に原爆を落とす日』08/06-22 Bunkamuraシアターコクーン

 今年7月10日に劇作家のつかこうへいさんが亡くなりました。筧利夫さんの7年振りのつか作品出演ということで、観に行ってきました。7年前のレビュー⇒

 「(私の中で)つか芝居といえばこの人!」という役者さんを数人見つけて、懐かしい気持ちに。上演時間は約1時間50分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『広島に原爆を落とす日
 レビューは記録程度です。

 あらすじは公式サイトに詳しいです。

 高飛車に命令してきたと思ったら、突然奴隷のように慕う女。この落差がそそるんでしょうね。
 武田義晴さん、清家利一さん、トロイさん、山本亨さん・・・昔を思い出します。
 山口紗弥加さんがとっても良かったです。ヒットラー役の大口兼悟さんも印象に残りました。

 ここからネタバレします。

 意表を突いて歌謡曲をマイクで歌い出す。やっぱり最後はタキシードでダンス。
 誰もいないステージに白いスポットライト。つかさん、ありがとうございました。でも「アメージング・グレース」でカーテンコールって複雑な気持ち。

出演:筧利夫 仲間リサ 大口兼悟 馬場徹 武田義晴 平沼紀久 黒川恭佑 浅香航大 リア・ディゾン トロイ 清家利一 松本有樹純 久保田創 藤榮史哉 塚田知紀 荻野貴継 山本亨 山口紗弥加 ほか(高野愛さんもとめ貴志さんも出てらしたような)
脚本:つかこうへい 演出:岡村俊一 監修:杉田成道 構成:渡辺和徳 美術:川口夏江 照明:松林克明 音響:山本能久 音楽:からさきしょういち 衣裳:山下和美 特効:南義明 映像:ムーチョ村松 舞台監督:原田讓二 宣伝美術:東學 制作:島袋佳 長沢弥生 プロデューサー:菅野重郎 島袋潤 後援:広島平和教育研究所 提携:Bunkamura(東京公演) 主催:ぴあ サンライズプロモーション東京(東京公演) 関西テレビ放送 キョードー大阪(大阪公演) 企画・製作=アール・ユー・ピー
【休演日】8/10,16【発売日】2010/07/04 S席 9,500円 A席 7,500円 コクーンシート 5,000円(東京のみ)
http://hiroshima2010.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:24 | TrackBack

タクトフェスティバル『ひつじ』08/11-15東京芸術劇場ロワー広場

 池袋の東京芸術劇場で開催中の“TACT/FESTIVAL(タクトフェスティバル)”。『エコア(ECHOA)』『名無しのエリーゼ』に続いて『ひつじ』を観てきました。上演時間は約30分。おすすめ年齢は0歳以上。観覧無料。映像・写真撮影可。ネット掲載可。

 沖縄のキジムナー・フェスタで「ひつじ」を観た友人からお薦めされてましたので、かなり期待して観に行ったところ・・・期待をはるかに上回る楽しさ!そして衝撃!!親子向けですが、それだけではもったいない!役者さんには演技の勉強にもなると思います。無料ですのでぜひ!

 ⇒コープスによるワークショップ「ひつじになるという美学
  8/14(土)15:00~ 参加費無料。定員20名。※予定定員に達し次第受付終了
 ⇒CoRich舞台芸術!『ひつじ

hitsuji1.jpg

 レビューは写真だけアップしています。

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより
 現実とファンタジーが出会うユニークなライブパフォーマンス。 都会の中心で田舎のひつじ牧場を再現。鋭く観察したひつじの生態を通して、みなさんを面白いふしぎな世界にお招きします!
 ≪ここまで≫

 東京芸術劇場小ホール1、2の前のロワー広場に、ひつじたちのための柵スペースが登場。
hitsuji4.jpg

 「ただいまより放牧をはじめます」という日本人スタッフの前説で開幕します。この前説が優しくて良かった~。

 柵の外にも1匹(1人)。こいつが暴れん坊なんだな(笑)。
hitsuji2.jpg

 餌をやる子供たち。恐る恐る、わくわく。
hitsuji0.jpg

 「ひつじ」が終わってから十数分後に、1階でガムランの生演奏(無料)が披露されていました。
 ※公演中止になった『ラヴァ』の代わりなんですね。
gamuran.jpg

コープス[カナダ/演劇・マイム] Les moutons 羊牧場へようこそ。羊の生態をたっぷりとお見せします?!
国際児童青少年芸術フェスティバル TACT/FESTIVAL TOKYO
キャスト:ダビット・ダンゾン/エミリー・ポワレール/アニカ・ジョンソン/クリスチャン・フェリチアーノ/二宮恵子
演出:ダビット・ダンゾン 振付:ダビット・ダンゾン/シルヴィ・ブシャール 美術:ダビット・ダンゾン 衣装:ジョアンヌ・ルブラン
【TACT/FESTIVALスタッフ】総合舞台監督:闘秀哉 舞台監督:夏目雅也 プログラムディレクター:中立公平 フェスティバルディレクター:松原利己 ツアーマネージャー:さくらこりん
【東京芸術劇場スタッフ】技術統括:白神久吉 技術統括補:尾中孝次 田中直明 舞台:後藤順二 谷内義弘 鈴木久仁日呂 秋山佑子 佐藤綾香 照明:斎藤芳男 川村正夫 佐藤恵太 高山智弘 音響:石丸耕- 小川義治 近藤靖彦 山本裕司 植木誠 中根悠子 制作進行:福永純子 樺澤良 勝優紀 吉田直美 蓬見あづさ 票券:串田陽子(東京芸術劇場チケットサーピス) 金子久美子(ぷれいす) 宣伝美術:西田優子 神谷伶奈 インターン:市川和奏 古川瑛― 舞台芸術学院
【東京芸術劇場】芸術監督:野田秀樹 館長:福地茂雄 副館長:高萩宏 管理課長:笠原美由紀 舞台管理担当課長:白神久吉 事業企画課長:高橋透 制作担当課長:内藤美奈子 事業企画課:木村美恵子 秋山知美 広報:北沢聡子 土屋裕 橋爪綾子
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)/東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 助成:財団法人地域創造 後援:ドイツ連邦共和国大使館/フランス 協力:カナダ大使館
観覧無料
http://www.tact-japan.net/tokyo/moutons.html
http://www.corpus.ca/en/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 16:36 | TrackBack

タクトフェスティバル『名無しのエリーゼ』08/10-12東京芸術劇場小ホール2

 池袋の東京芸術劇場で開催中の“TACT/FESTIVAL(タクトフェスティバル)”。『エコア(ECHOA)』に続いて『名無しのエリーゼ』を観てきました。上演時間は1時間弱。おすすめ年齢は8才以上。

 ドイツ語上演・日本語字幕ありの男女2人芝居ですが、字幕は必要最小限にとどめられており、身振り手振りから想像して理解するタイプ。俳優の技術がハイレベルなので、言葉がわからなくても楽しませてくれます。最後はポロポロ泣いちゃいました・・・すっごく良かったです。

 地下に降りるエレベーター前の看板↓
TACT_elise.jpg

 ⇒CoRich舞台芸術!『名無しのエリーゼ

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 エリーゼは屋根裏部屋でおばあちゃんの日記を見つけます。おばあちゃんが若かった頃のおはなし。―戦争から逃げる途中、彼女は国境近くの小さな駅でルーカスという信号係に出会います。家はない、パスポートもない、仕事もない彼女はまさに「名無し」同然。「名無しのエリーゼ」は過去と現在をつなぐ希望の物語です。。
 ≪ここまで≫

 当日パンフレット(無料配布)のあらすじを読めば全体像がわかりますので、字幕が少なくても問題ありません。あらすじを知っていても大丈夫。私は読んでから観ましたが、最後は驚かされました。
 古くて大きなトランクがたくさん。美術は簡素ですが、俳優のきめ細やかな演技で時空を超えます。

 ここからネタバレします。

 時計の針がぐるぐる回って過去をさかのぼったり、時間が進んだりするのが可愛い。

 戦場になった故郷から駅に逃げてきたエリーゼ。でも戦争のせいで駅には列車は全く来る気配なし。駅員(信号係)のルーカスは明るいリーゼに好意を寄せます。やがて2人が駅に住み込んだまま1年が過ぎました。その間も列車はずっと来ず。

 やがてルーカスの上司が、エリーゼを故郷に帰すために列車をよこすと言ってきました。彼女の故郷はまだ戦争中だというのに。ルーカスが電話で「あなたには戦争は関係ないかもしれませんが…」と反論するも、上司は強硬な様子。そこでルーカスが取った行動とは?
 私は「エリーゼにプロポーズするんだろうな~、それで大団円かしら」と思っていたのですが、なんとルーカスは線路を破壊してしまいました!あんなに綺麗に掃除して守ってきた線路なのに!1人の人間の愛の力は、強固なルールなんて軽々ぶち壊します。その後2人は隠れて生きなきゃいけなくなったわけですが。

 最後は孫エリーゼの屋根裏部屋に戻り、ルーカスがおじいさんとして再登場。2人が結婚して生き残ったから孫エリーゼがいるんですね。ええ話や・・・手放しに感動。

≪滋賀、大阪、東京、松本≫
~ここは国境の駅、エリーゼと駅員の心温まる物語
国際児童青少年芸術フェスティバル TACT/FESTIVAL TOKYO Niemand heist Elise
キャスト:カリン・シュルダー/アンドレアス・ゲール
作:アルバロ・ソラー/カリン・シュルダー/アンドレアス・ゲール 演出:アルバロ・ソラー 美術・照明:アンドレアス・ゲール
【TACT/FESTIVALスタッフ】総合舞台監督:闘秀哉 舞台監督:夏目雅也 プログラムディレクター:中立公平 フェスティバルディレクター:松原利己 ツアーマネージャー:さくらこりん
【東京芸術劇場スタッフ】技術統括:白神久吉 技術統括補:尾中孝次 田中直明 舞台:後藤順二 谷内義弘 鈴木久仁日呂 秋山佑子 佐藤綾香 照明:斎藤芳男 川村正夫 佐藤恵太 高山智弘 音響:石丸耕- 小川義治 近藤靖彦 山本裕司 植木誠 中根悠子 制作進行:福永純子 樺澤良 勝優紀 吉田直美 蓬見あづさ 票券:串田陽子(東京芸術劇場チケットサーピス) 金子久美子(ぷれいす) 宣伝美術:西田優子 神谷伶奈 インターン:市川和奏 古川瑛― 舞台芸術学院
【東京芸術劇場】芸術監督:野田秀樹 館長:福地茂雄 副館長:高萩宏 管理課長:笠原美由紀 舞台管理担当課長:白神久吉 事業企画課長:高橋透 制作担当課長:内藤美奈子 事業企画課:木村美恵子 秋山知美 広報:北沢聡子 土屋裕 橋爪綾子
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)/東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 助成:財団法人地域創造 後援:ドイツ連邦共和国大使館/フランス
おとな2000円 こども(4歳~中学生)1000円 その他セット券あり。
http://www.tact-japan.net/tokyo/elise.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 15:56 | TrackBack