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2010年11月20日

フェスティバル/トーキョー10『カフェ・ロッテンマイヤー』10/30-11/28 F/Tステーション

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チラシ

 フェスティバル/トーキョー10の情報をゲットできるF/Tステーションは、池袋駅西口の東京芸術劇場前にある四角い立派なテントにあります。期間限定のカフェが併設されてまして、その名も「カフェ・ロッテンマイヤー」。WEBのニュースにいっぱい取り上げられてますね(⇒)。営業は土曜・日曜・祝日の12時~22時。11月28日まで。

 何度も池袋に通ってたんですが、土曜日の午後にやっとロッテンマイヤーさんたちと遭遇。控えめな笑顔に鋭い眼光でもって、エレガントに接客してくださいました♪
 
 明日11/21(日) 20:00からは地点の三浦基(みうら・もとい)さんが、飛び入りシェフ「三浦"ロッテンマイヤー"基」として登場するそうです。

 最後の3日間(23日、27日、28日)は、やなぎみわさん作・演出による演劇公演『カフェ・ロッテンマイヤー』が開催されます。

 ●演劇公演『カフェ・ロッテンマイヤー』 ⇒公式サイト
  作・演出:やなぎみわ(美術作家)
  日時:11/23(火・祝)19:00、11/27(土)18:00、11/28(日)18:00 
     ※開場は開演15分前、上演時間60~70分
  会場:F/Tステーション
  チケット:1000円 ※整理番号制、1ドリンク付(終演後提供)
  ※当日は17:00からカフェおよびF/Tステーションは閉店。

 【外から眺めたところ】
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 今日は土曜日。開店と同時に並んでいたお客様が大勢いらしたそうです。私が通りかかった時は、人気のレストランのように、受付で名前を書いて席が空くまで順番待ちする状態でした。

 【偶然に運よくお菓子をゲット】13時と16時に無料提供。
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 【ゼーゼマン家の掟】ドアに貼ってあります。
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おばあちゃんメイド:赤松直美 荒川紀美江 井口恵子 石川佳代 イシバアキコ 伊藤千鶴 大崎直美 大塚ニコル 大西智子 小川友子 おねこ 恩田好子 金子優子 上村梓 木村美那子 久保田ゆみ子 酒井文子 阪口美由紀 竹馬和子 ちの弘子 中山有子 八谷きみこ 氷見こずえ 保倉りえ 前田ユキ マル 峰岸のり子 宮崎正子 村松えり 渡部真由子
プロデュース・企画・演出:やなぎみわ 演出補助:木村三晴 メイク:給仕指導:杉本泰英 アシスタント:小林あずさ 永見昌子 主催・製作:フェスティバル/トーキョー
http://www.festival-tokyo.jp/program/cafe_rottenmeier/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:22 | TrackBack

フェスティバル/トーキョー10『パブリック・ドメイン』10/30-11/28池袋西口公園

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チラシ

 『パブリック・ドメイン』はスペイン人のロジェ・ベルナットさんが構成・演出される観客参加型演劇です。フェスティバル/トーキョー主催演目(⇒記者発表)。上演時間は約1時間。

 池袋西口公園で毎週土日に上演されます。開演時間は15時。受付でチケットと引き換えにヘッドフォンを借りて参加!最後の方はちょっと寒くなりましたが、楽しかったー!数えてはいませんが、参加人数は毎回150人ぐらいのようです(公式サイトより)。その人数で一気に動くというだけでウキウキ。明日と来週の土日で終わっちゃいますので、気になった方はぜひご予約を!

 ⇒CoRich舞台芸術!『パブリック・ドメイン

 ヘッドフォンから聞こえる質問に、行動・動作で答えます。動作は簡単です。握りこぶしを上に上げる、スタッフに近づく、右に進む、4歩遠くに移動する、など。「~~と思いますか?」という質問に対して、賛成、反対、それ以外という風に、参加者が違う意見を行動で示していきます。私はそれだけでとっても楽しかった!異なる意見、考え、感覚を持つ人が目に見えてそこに居るんですから。

 お金について、家族について、アートについて・・・私はけっこう真面目に答えましたね。嘘ついてもたぶん面白くない気がするんです。他の皆さんも正直に答えているんじゃないかしら。真剣な顔つきの方が多かったように思います。賛成・反対の人数の差を見るのも面白いし!意見が違う人を見つけるとドキっとするし、考えられるし!

 偶然、知人が数名参加していました。その人たちのことが少しわかったような気がして(勝手な思い込みですが)、なんとなく嬉しい気持ちにもなりました。

【写真↓は開演前。ヘッドフォンを装着して待つ人々】
20101120_public_domain.JPG

 ここからネタバレします。

 「あなたの月収は20万円以上ですか?」「50万円以上ですか?」「20万円未満ですか?」そして「今の質問に嘘をついた人は~~してください」。
 「ボートに乗っていて見渡す限り湖という状態を経験したことがありますか?」という質問にYESの人がすっごく多くて驚きました。本当に?!
 「子供がいない生活の方が断然いいに決まってる」にYESの人が10人弱。中央に出てくる勇気もすごいなー。そっか勇気いらないのか。当然だから。
 「セックスが過大評価されていると思う人は、唇に指をあててください」という質問って、カップルで参加してる人にとってはどうだったんでしょうか。相手の顔を探したのかな(笑)。
 他にも「あなたは自分がマイノリティーだと思いますか?」「あなたはアーティストですか?」「自分には才能があると思いますか?」「文化は無料であるべきだと思いますか?」などなど。

 終盤では異なる色のベストを着て囚人、警官、赤十字の職員などに分かれ、にわかに演劇的に。演劇ワークショップはやっぱり楽しいです。
 最後はプロジェクターの映像が観られるところに移動。参加者全員の名前が出てきたのには感心しました。だから最初に名前を書かされたんですね。もちろんヘッドフォンの紛失を避けるためでもあり。

"Public Domain" Concept, Direction:Roger Berat
構成・演出:ロジェ・ベルナット 創作協力:アドリアナ・ベルトラン、アレイクス・ファウロ、アナ・ロカ、ソニア・エスピノサ、トニナ・フェレール、マリア・サルゲロ 翻訳(英語):マルティ・サレス 声優(英語):リチャード・マーシャル 選曲・編集:フアン・クリストバル・サアベドラ・ビアル 衣装:ドミニク・ベルナット、パルバラ・グレンツェル 技術監督・写真:チャロ・トロサ デジタル技術:アレクセイ・ヘックト 美術:マリ・クララ・ゴンサレス/制作:エレナ・フェブル Special Thanks: ビクトル・モリナ、ミア・エステベ 音楽:W.A.モーツァルト:「麿笛」(KV620)、A.P.ポロディン:「中央アジアの草原にて」、G.マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」 E.グリーク:「ペール・ギュント」第二組曲、ジョン・ウィリアムス:「宇宙戦争」、ロレ・イ・マヌエル:「Dime」 製作:ラ・メカニカ APAPVI、リウレ劇場、パラガ・センター、エレクトリカ・プロドクッショネス 協力:カタルーニャ自治州政府・文化普及自治機関-文化・広報部、欧州連合-文化教育部/2007-2013年度文化プログラム、文化省 INAEM
【東京公演スタッフ】翻訳:岸本佳子/声の出演:近藤強(青年団) テクニカルコーディネート:遠藤豊(ルフトツーク)/現場進行:河内崇/音響:堤田祐史(レイー)/映像オペレーション:筒井真佐人
【F/Tスタッフ】プログラム・ディレクター:相馬千秋 制作:クラウトハイム・ウルリケ、小野塚央 フロント:外山りき 【F/Tクルー】大沼梨紗、照沼静香、崔高恩、芝瀧二美、岩木万里、小黒七葉、榎本有希子、真砂恵美 
東京公演協力:インスティトゥート ラモン・ルル powered by: VoiceText 後援:スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京 主催:フェスティパル/トーキョー
【休演日】平日【発売日】2010/09/05 一般 前売 2,000円(当日 +500円)、学生 2,000円、高校生以下 1,000円(前売・当日共通、要学生証提示)
http://www.festival-tokyo.jp/program/bernat/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 20:50 | TrackBack

【ワークショップ】柿喰う客「俳優ワークショップ2010」11/27-12/06水天宮ピット

 中屋敷法仁さんが作・演出(時には出演)・代表をつとめる劇団柿喰う客が、俳優向けのワークショップを開催します。下記は劇団よりいただいた情報です。

 開催期間は11/27(土)から11/29(月)と、12/03(金)から12/06(月)の計7日間。1回2時間30分。内容は各回同じで、1人で何度でも受講可能。

 ●柿喰う客「俳優ワークショップ2010」
  定員:各回20名 ※定員に達し次第締切
  料金:各回2,000円
  会場:水天宮ピット

 ※新メンバーも募集するそうです。詳細は2010年11月中に公開。オーディションは2011年1月末に実施予定。

■柿喰う客 俳優ワークショップ2010 ⇒公式サイト

柿喰う客では、以下の要領で俳優ワークショップを開催いたします。
興味を持たれた方は、奮ってご参加ください。
 
■開催によせて
「柿喰う客」という劇団が結成されて5年になります。
その間、所属俳優とともに様々な作品を創っていく中で数多くの演技法・方法論が確立されてきました。
劇団結成5周年の節目となる『愉快犯』を前に改めて「柿喰う客」が大切にしているメソッドを見つめ直し参加者の皆様と共有したいと思っています。
よろしくお願いします。
「柿喰う客」代表 中屋敷法仁
 
■内容
身体を使ったトレーニングゲームや演技実践を行い、演出家・中屋敷法仁の劇創作のメソッドを体験する。

■日時
2010年
①11月27日(土)14:00~16:30
②11月28日(日)14:00~16:30
③11月29日(月)19:00~21:30
④12月3日(金)14:00~16:30
⑤12月4日(土)14:00~16:30
⑥12月6日(月)14:00~16:30
⑦12月6日(月)19:00~21:30

※希望するコマ(時間帯)を選んでください。
※お一人様何回でも受講できます(プログラムは同じです)。

■定員
各回20名
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。

■料金
各回2,000円
※各回ごとに、会場にて徴収いたします。

■会場
水天宮ピット
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町18-14
東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅2番出口 徒歩2分


■対象
演技に興味のある方。(演劇経験不問)

■講師
中屋敷法仁(なかやしきのりひと)
劇作家・演出家・劇団「柿喰う客」代表。1984年青森県生まれ。
演劇の虚構性を重視し「圧倒的なフィクション」の創作を続ける。
柿喰う客として08年フランス公演、09年国内5都市ツアー、
三重県文化会館のレジデンス事業、10年トルコ公演、
日中韓3ヶ国の俳優との国際共同制作などを行う。
吉本興業・神保町花月や学習院女子大など、外部演出も多数。

■お申し込み方法
E-mailでのみの申し込みとなります。
下記のものを『俳優ワークショップ』係(ws2010(アットマーク)kaki-kuu-kyaku.com)までお送りください。
折り返しのご連絡をもって受付完了となります。
【1】お名前(フリガナ)
【2】年齢
【3】希望する時間帯(複数可)
【4】電話番号
【5】備考 ※参加にあたり特記すべき事項があればお書きください。

■申し込み・お問い合わせ
柿喰う客『俳優ワークショップ2010』係
ws2010(アットマーク)kaki-kuu-kyaku.com


※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 20:05 | TrackBack

フェスティバル/トーキョー10公募プログラム・小嶋一郎『日本国憲法』11/16-20自由学園明日館講堂

 3日連続で池袋に通いました。すべてフェスティバル/トーキョー主催演目および公募プログラムがらみです。⇒記者発表

 小嶋一郎さんは旧劇団スカイフィッシュという団体に所属されていましたが、今はお1人で舞台作家として活動されているようです。 『日本国憲法』と『自殺対策基本法』が同じ会場で交互に上演されます。

 下記の理由で作品は鑑賞しませんでした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『日本国憲法

 私が伺ったのは11/20(土)13時開演の回。会場には大きなビデオカメラを持ったスタッフが(私が目視できた限りでは)2名いらして、開演前から撮影をしていました。開演した後も撮影を続け、会場内でパフォーマーおよび観客を録画。開演前に撮影についてのアナウンスはありませんでした。
 開演後15分ぐらい経ってから受付まで歩いて行ってスタッフに確認したところ、演出効果ではなく記録用の撮影で、このステージのみ行っているとのことでした。

 スタンディング形式で、観客は会場内を歩いても可、空いているイスに座っても可、演技をしている俳優に近づいても可、建物を眺めているのも可という、自由度の高い公演です。そんな上演空間でカメラマンもまた自由に撮影しているというのは、本来の作品とは違ったものになっていると思いましたので、受付に行ったその足で退出しました。

 演出家が録画を許可したのだから、それもまた別バージョンとして成立していると考える方もいらっしゃるかもしれません。でも私はどうしてもカメラマンが気になり過ぎてしまいました。また、自分が無断で撮影されていることも不快でした。結果、この作品には参加しないことを選びました。

出演:黒田真史、山本清文、山本称子、佐々木琢、島田健司
演出:小嶋一郎 制作:前田佳子 協力:座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク 宣伝協力:ネビュラエクストラサポート 主催:小嶋一郎 共催:フェスティバル/トーキョー
【休演日】11/17,19【発売日】2010/09/05 前売・当日\1,000 スタンディング形式
舞台作家小嶋一郎:http://skyfish07.blog33.fc2.com/
http://www.festival-tokyo.jp/program/kojima/


※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 18:33 | TrackBack

フェスティバル/トーキョー10公募プログラム・岡崎藝術座『古いクーラー』11/19-28シアターグリーン BIG TREE THEATER

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チラシ

 神里雄大さんが脚本・演出を手掛ける岡崎藝術座の新作。フェスティバル/トーキョー公募プログラムに選ばれた公演です(⇒記者発表)。上演時間は約1時間40分。

 高校生以下はなんと無料!初日からかなり大人数の高校生の団体が鑑賞していました。日本語・英語字幕のあるステージもあります。
 会場ロビーにチラシの原画が展示されていました。すっごく大きな油絵でかっこ良かったです。

 ⇒CoRich舞台芸術!『古いクーラー』※CoRichでカンタン予約!

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。
 某ビルの、某部屋のクーラーは古い、もうずっと昔設置したまま
 みんな、燃費悪い冷え冷え寒いと出ていってしまった、
 省エネの適温の空間に行った仕事したり談笑したり
 誰もいなくなった部屋で、クーラーはでも壊れていない、でも燃費悪い冷え冷え全力で
 
 初冬なのにクーラーのはなし
 ≪ここまで≫

 役者さんが長い一人語りを一人ずつ順番に。登場するのは人間だったり人間じゃなかったり。
 サラリーマン(?)役の菅原直樹さんとその次に登場する森本華さんを観るだけでも、前売り2,500円の価値はあると思いました。
 セリフもめっちゃくちゃ面白くて、これはもしかすると岸田國士戯曲賞モノなんじゃないか・・・?と、こっそり思ったのですが、その後から少々失速。役者さんの調子や観客の好みで印象は変わってくると思います。

 シアターグリーンBIG TREE THEATERで上演するお芝居としては、規模的な面で少し物足りなさも感じました。天井が高いので、装置や照明、音楽などを総合的に使ったスタッフワークによる見せ場が、もっとあってもいいんじゃないかと思いました。

 ※電車の乗り継ぎなどに失敗し、残念ながら開演に5分ほど遅れて入場。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

 ここからネタバレします。

 オープニングがどんなだったかはわかりませんが、おそらく最初に登場したのは宇田川千珠子さん。彼女は“クーラー”役でした。次は菊川恵里佳さんで、“開かずの会議室”役。
 菅原直樹さんは役者役で、言葉の発し方、発声方法、声の大きさ、体の動きなどなど、たまんなく面白かったです。次に登場した森本華さんが菅原さんの母親的な存在(?)で、菅原さんをなでなでしながら彼を「負ける」と呼び、じんわり「やまと“負ける”のみこと」と言ったり。もう、爆笑につぐ爆笑。なんとなくイケてる人たちの船に助けられるとか、マイノリティーであることを驚きとともに自覚するとか、彼女の中でのストーリーもナンセンスながら冴えまくり。ほれぼれするほどの開き直りっぷりと、無駄に元気な体の動きやおおげさな表情が、超キュートで大迫力。

 最後は天井から横一列の照明が、客席の方を照らしながらグーンと下に降りてきました。

◎日本語・英語字幕回設置/高校生以下 無料◎
出演:武谷公雄 召田実子 宇田川千珠子(青年団) 菅原直樹(青年団) 中林舞(快快) NIWA(ワニモール) 菊川恵里佳 森本華
脚本・演出:神里雄大 照明:黒尾芳昭(株式会社アザー)/音響:高橋真衣/舞台監督:鳥養友美 字幕映像:ワタナベカズキ 衣装:JICCO 手話指導:米内山陽子(トリコ劇場) 演出助手:森下なる美(劇団森キリン) 翻訳:小畑克典 フォーンクルック幹治 宣伝美術:ART DIS FOR 写真撮影:富貴塚悠太 制作:寺田千晶 制作補佐:石川夕子 岡崎龍夫 森田瑞穂 主催:岡崎藝術座 共催:フェスティバル/トーキョー 助成:芸術文化振興基金
【発売日】2010/09/05《一般券》前売り・予約 2,500円/当日 3,000円《ペア券》前売・予約のみ 4,600円 《高校生以下》予約・当日 無料 (要学生証提示・枚数制限あり)
http://okazaki.nobody.jp/
http://okazaki.nobody.jp/old-airconditioner/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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