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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2000年12月03日

新国立劇場オペラ『夕鶴』新国立劇場 オペラ劇場12/02-05

 日本人が作ったオペラです。1951年に伊玖磨團(いくま・だん)さん(当時27歳)が作曲。「夕鶴」って私はたしか中学校で習いました。ストーリーはほぼ「鶴の恩返し」。

 第1幕は、ストーリーの進み方が遅いし演出も単調でちょっとつらかったのですが、それは第2幕でたたみかけるようにドラマチックに終わるための計算でした!すっかり術中にはまってしまい、カーテンコールの時には顔くしゃくしゃ涙ボロボロっ。

 限りなく演劇に近いオペラだったと思います。間奏がとても長くて、歌うよりも演技をしている時間が長かったかも?と思うぐらい。歌にしても、セリフをしゃべっているような感じでした。歌詞はものすごく哲学的な内容。一言一言が重いんです。

 美術、そして照明に魅せられました。舞台に向かって左側の壁全体が巨大な半透明の窓になっていて、雪が深々と降り積もる舞台を、朝、昼、夕方、夜、と微妙に変えていくのです。つう(鶴が化けた女)が登場する時には全てが真っ白に照らされます。

 パンフレットを見てみたら、またしても演出:栗山民也、美術:堀尾幸男、照明:勝柴次朗でした・・・・。
またやられてしまった・・・。

つう:鮫島有美子 与ひょう:田代誠 運ず:牧野正人 惣ど:池田直樹
新国立劇場内:http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2000%7E2001/yuzuru/yuzuru.html

Posted by shinobu at 2000年12月03日 17:01 | TrackBack (0)