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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年04月14日

燐光群『ララミー・プロジェクト』04/05-17ザ・スズナリ

 坂手洋二さんの劇団、燐光群(りんこうぐん)、やっと観に行けました。
 坂手さんは新国立劇場で上演された「ピカドン・キジムナー」の脚本を書かれた方です。

 「ララミー・プロジェクト」のララミーとは、アメリカのワイオミング州の中にある街の名前。その平和な田舎町で実際に起こった殺人事件をもとにした、ドキュメンタリー風芝居でした。

 良くも悪くもアメリカ、ですね。当然ですが日本人じゃないんですよ。登場人物はほぼ全てララミーの街の人ですからね。役者さんがあまりに達者すぎて(?)本当にアメリカ人みたいになっていて、なんか、日本人なのにアメリカ人だから魂が感じられないというか。発声は素晴らしかったです。でも怒鳴るのが多くてしんどかった。

 ストーリーはゲイ、エイズ、貧富の差、など。差別の話です。大切なことですよね。でも感情移入できなかった。アメリカ(異国)だからだと思います(強引ですみません)。なんか遠かった。

 舞台、美しかったです。スズナリがめちゃくちゃ広く見えました。あの木、どうやって作ったのでしょう・・・。すごい。

 燐光群HP : http://www.alles.or.jp/~rinkogun/

Posted by shinobu at 2001年04月14日 01:31 | TrackBack (0)