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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年04月26日

劇団 一跡二跳『海のてっぺん』04/25-29紀伊国屋ホール

劇団 一跡二跳(いっせきにちょう)第44回公演、初見です。
作・演出の古城十忍さんという方が有名な人のようですね。原作本が多数、販売されていました。

海のそばの新築一軒家の工事現場。その持ち主は結婚を間近に控えた若いカップル。
二人の愛の巣になるべくピカピカの木造新居が建設されるなか、
夫の母親と同居しなければならないことになり、その上、その母親の再婚まで判明し・・・。

よくできたお話でした。「家」を媒体にして様々な考察がなされていていました。
神戸出身の新婦の生い立ちと重なるシーンは面白く拝見いたしました。

が、やっぱり「神戸」って、ね。
阪神淡路大震災のエピソードが必ず出て来るんです。そういうの最近増えてきましたよね。
震災の話には弱いんです。必ず泣いてしまいます。

最初のシーンで主役カップルの顔があまりにひきつっていて観ていられませんでした。初日だったからな?
後になるほど良くなってはきましたが、それにしても役者さんに華が無かったですねー。
華が無いといえば、あんなに閑散とした紀伊国屋ホールのロビーは初めてでした。
ほんと、花が無かったの。初日なのにねー。

劇団 一跡二跳HP : http://www.isseki.com/

Posted by shinobu at 2001年04月26日 14:41 | TrackBack (0)