REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2001年09月28日

MONO『約三十の嘘』09/27-30シアタートラム

 しのぶいちおしの劇団、MONO(モノ)の第28回公演です。再演なんですが、金替康博さんという役者さんが今回は(青年団客演のため?)出演されないので、脚本は大幅に書き換えられたそうです。

 楽しかったな・・・・・。
 なんか、昔からの知り合いに久し振りに会って、みんな元気にしてて・・・って感じ。

 それほどMONOのことを知らないにも関わらず、そんなことを思ってしまいました。いつもの土田英生さんの脚本・演出で、いつもと同じ役者さんが劇場で私を迎えてくれる。それを期待して毎回欠かさず通う。MONOに会いに行く。そんな間柄です。勝手に(笑)。

 札幌から北海道に向かう寝台列車の車内。詐欺師チームの密会。行きと帰り。佐々木役の水沼健さんが良かった・・・。ほんのり恋? いや実は騙し? でも・・・っていうのがすっごく。女優さんお二人、前回と全く違うルックスでしたね。色っぽくて悪そうで良かった。

 今回の舞台美術は役者の奥田泰彦さんじゃなかったので随分違う感じでした。大胆な装置だったなー、冷静に振り返ると(笑)。少しだけ難を言えば、色使いとか木の処理とかがちょっぴり雑だった気がします。

 敢えて挙げるとこんな感想になるんですが、正直なところ、誰が良いとか上手いとか、装置とか音響とか、そんなに気にならないんですよね(良いし、上手いし、ちゃんとしているから気にならないのでしょうが)。MONOがステキだから。MONOが優しいから。それで満足です。

作・演出:土田英生 
出演:水沼健・奥村泰彦・尾方宣久・土田英生・西野千雅子・増田記子
MONOのHP → いちおしさんに登録してあります。

Posted by shinobu at 2001年09月28日 01:45 | TrackBack (0)