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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2002年01月21日

パルコ『彦馬がゆく』パルコ劇場01/08-02/03

 三谷幸喜さんの東京サンシャインボーイズ時代の名作の再演です。
 もー・・・ぼろぼろに泣かされまくりでしたー・・・・・。

 オープニングの筒井康隆さんのセリフだけで涙が出てきちゃって。何なんでしょうねー・・・芝居じゃないんですよー・・・TVっていうか、映画っていうか・・・・。『三谷』作品、なんでしょうね。これが。

 神田彦馬(小日向)という人が経営する写真館に幕末の獅子達が集う、という設定で坂本竜馬や高杉晋作、桂小五郎、西郷隆盛、そして新撰組も出てきます。何が正義で何が悪なのか、何を信じて生きていけばいいのか、先の全く見えない開国後の激動の日本。登場人物の一人一人が自分の人生を模索しながらも、めっぽう明るく、舞台上で生きていました。

 とにかく笑いが満載♪ネタとしても面白いけれど、演技の演出として秀逸なものがほとんど。さすが三谷さんですね。

 役者さんはどの人もステキ。上手いか下手か、という議論は全く必要ないと思います。だってその人そのものなんだもの。客がそう感じてしまうんだもの。

 愛、ですね。
 人間への愛。演劇への愛。観客(私)への愛。
 三谷さん、ありがとう!

 3月にル・テアトル銀座でも公演があります。
 チケット争奪戦はもう始まっています。


≪掲示板時代のレビューですので、返答形式になっています≫

森さん、いらっしゃいませ!

> 私のデスクトップ壁紙は坂本竜馬です。
おやおや。
ここにも幕末フリークが(笑)。

> 久しぶりに、入り込んで見てました。3年ぶりくらいです。でもTVを見ているような感覚。
そう!そうなの!!TVみたいなの!でもTVではないの!!

> やっと、しのぶさんの掲示板に投稿したくなるような芝居でした。
そうそう、久し振りに来て下さいましたよね。嬉しいです。
また森さんが書き込みたくなるようなお芝居があることを切に望んでいます。

> PS、高野しのぶ、最初の3分で泣いていました。ふふん。
だって・・・・だってだってさ~・・・・あれ、すごいって。
あんなに堂々と、なかなか成功できないって。
あんな優しさ、なかなかめぐり合えないって。

パルコ劇場HP : http://www.parco-city.co.jp/play/


≪ひとことモノローグより≫

「彦馬がゆく」@パルコ劇場
  update: 2002.01.16 (Wed)

三谷幸喜 作・演出の「彦馬がゆく」、最高でした・・・!!

もー泣いて泣いて・・・・連れが女の子で本当に良かった。
目を泣き腫らしてパルコ劇場を後にしました。

いやー・・・「温水夫妻」以来の三谷ヒットです♪

Posted by shinobu at 2002年01月21日 12:02 | TrackBack (0)