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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2006年04月19日

コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』(南番)03/18-04/24シアターコクーン

 『東海道四谷怪談』は12年前にコクーン歌舞伎第一弾として上演された演目で、7回目となる今回は北番(新演出)・南番(第一回公演の再演)の2ヴァージョン公演です。私は南番に伺いました。

 ★舞台上で告知がありました。来年の夏に2度目のニューヨーク公演が決まったそうです。

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 『四谷怪談』は何度かお芝居で拝見しておりますし、Ort-d.d版については劇評を書いたこともあり、歌舞伎に慣れない私でもストーリーや登場人物については問題なく理解できました。そのためか前半はちょっと退屈しちゃって・・・でも後半は水の出番(笑)。これでもか、これでもか!というサービスにまた大拍手を送ってしまいました。

 あらすじや登場人物解説は、こちらのサイトがとてもわかりやすいです。
 ここからネタバレします。これからご覧になる方は読まないでくださいね。

 前半だけで2時間あるのは特に歌舞伎ファンではない私には長すぎました・・・。お岩(中村勘三郎)が毒薬のせいでバケモノの様相になっていくのを、じわじわ、ねっとりと演じていたのが素敵。怖いしおどろおどろしいんだけど見とれちゃいました。

 戸板に打ちつけられて川に流されたお岩と小仏小平を、中村勘三郎さんが一人二役で演じるシーンの早替え(?)は圧巻。しかも水中ですからね~(笑)。詳しいことはイープラスでどうぞ。

 舞台以外でもサービス満点です。後半は仕掛けや水上(水中)の殺陣などで客席沸きまくり。1等平場席の床下から勘三郎さんが出てきた時は唸りましたね~。やっぱりカーテンコールではスタンディング・オベーションでした。

 私は『夏祭浪花鑑』、『三人吉三』がすっごく好きだったので、今回はあんまりだったかも。

北番(新演出)・南番(第一回公演の再演)の2ヴァージョン公演。
≪南番≫出演=お岩・小仏小平・佐藤与茂七:中村勘三郎/民谷伊右衛門:中村橋之助/お梅:中村七之助/按摩宅悦:片岡亀蔵/伊藤喜兵衛・お熊・舞台番:笹野高史/直助権兵衛:坂東弥十郎 /お袖・お花:中村扇雀
≪北番≫出演=お岩・直助権兵衛:中村勘三郎/民谷伊右衛門・小汐田又之丞:中村橋之助/お袖:中村七之助/お梅:坂東新悟/秋山長兵衛:片岡亀蔵/伊藤喜兵衛・按摩宅悦・お熊:笹野高史/四谷左門・仏孫兵衛:坂東弥十郎/佐藤与茂七・小仏小平:中村扇雀
作=四世鶴屋南北 演出・美術=串田和美 補綴=竹柴徳太朗 照明=齋藤茂男 演出助手・美術助手=眞野純 舞台監督=藤森條次 制作=我孫子正 主催=松竹株式会社/Bunkamura 製作=松竹株式会社
1等平場席¥13,000 1等椅子席¥13,000 2等席¥8,500 3等席¥4,500
公式=http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/kabuki7/index.html
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/theatrix/special/cocoonkabuki06.html

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Posted by shinobu at 2006年04月19日 17:41 | TrackBack (0)