2011年06月06日
【パブリックコメント募集】本年度から試行される「日本版アーツカウンシル報告書案」への意見募集※6/8〆切(郵送・FAX・電子メール)
日本芸術文化振興会が「文化芸術活動への助成に係る新たな審査・評価等の仕組みの在り方について(報告書案)」(PDF)に関する意見を募集しています。いわゆるパブリック・コメントです。
今年は音楽と舞踊分野について(今のところ)“日本版アーツカウンシル”と呼ばれる新しい組織が設置されることになります。音楽と舞踊についての案なので演劇分野がどうなるのかはまだわかりませんが、実施されれば演劇界にも影響はあるはずです。
よろしければ下記をご参考にぜひ意見を届けてください。〆切は6月8日(水)。今日を入れてあと3日です。
⇒荻野達也氏による意見のまとめ「日本版アーツカウンシル案への反応まとめ」
⇒高崎大志氏「アーツカウンシル検討委の報告書案を深く憂慮する」
⇒ツイッター上の意見まとめ
【意見の提出方法】
・提出手段:郵送・FAX・電子メール
・宛先: 日本芸術文化振興会基金部芸術活動助成課 宛
住所:〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
FAX:03-3265-7474
電子メールアドレス:geijutsu-nt(アットマーク)ntj.jac.go.jp
(件名を「調査研究会報告書案への意見」とする。添付ファイル禁止。)
【記入項目】
・件名:「調査研究会報告書案への意見」
・氏名
・性別・年齢
・職業(在学中の場合は「高校生」「大学生」など在学する学校段階を表記。)
・住所
・電話番号
・ご意見
※複数の論点についてご意見をお寄せいただく場合には、とりまとめの都合上、論点毎に別葉としてください。(1枚1意見、1メール1意見としてください。)
恥を承知で正直に申しますと、一読してもザクっとしていてよくわかりません・・・(汗)。素人の私の印象ですが、今までどおりのピラミッド構造がさらに高くなって、やっかいな事務作業が増えたり、審査過程が複雑になっていきそう。また、「今国内の舞台芸術シーンの最も重要な課題のひとつである、中央一極集中の緩和について触れられていないことは残念でなりません」という高崎さんのご意見に共感します。
作り手はもちろん、芸術鑑賞をしている一般観客の声を届けることにも価値はあります。意見でなくとも「ここがわからない」「これはなぜ?」という疑問でもいいと思いますので、声を上げていただけたらと思います。
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
便利な無料メルマガも発行しております。
青年団リンク 二騎の会『四番倉庫』06/04-15こまばアゴラ劇場
青年団リンク 二騎の会は劇作家の宮森さつきさんと演出家の多田淳之介さんの2人ユニットです。
次々とダメな若者が集まってくる倉庫。ダメすぎてイライラして(笑)、いったいどう収束させるのかと心配もしましたが、がっかりの連続の末、最後はグっと切なく、しんみり温かく。上演時間は失念。
⇒CoRich舞台芸術!『四番倉庫』
≪あらすじ≫ 公式サイトより
移り変わる四季の中に生きる女性を描いてきた宮森さつきが、
2年ぶりとなる演出・多田淳之介とのコンビで、
ハードになれない男達による、現代のハードボイルドに挑む。
しけもく、カップラーメン、缶ビール…
空き倉庫で顔を合わせる、うだつが上がらない男達。
繰り返される日常に流され続け、ふと気がつけば、友も金も、何もない。
このぐだぐだな毎日とおさらばすることはできるのか?
季節を捨てた二騎の会が送るダメ男達の物語。
≪ここまで≫
空間および演技についてはストイックに徹した演出だったかと。多田さんの作品だと思うとちょっと物足りないかな~。宮森戯曲のロマンティックなところや、人間の弱さを積極的にいとおしむ視線が好きです。
菅原直樹さんはいつも表情が素敵。気持ちが透けて見えるようで目が離せません。
ほんわかとして少々オツムが弱かったり、不良っぽかったりする女性を演じることが多い(気がする)村井まどかさん。今回は根っからのお嬢様を演じてらして新鮮。スっとした立ち姿に涼やかな横顔がきれいでした。
ここからネタバレします。
ホームレスの速水涼(菅原直樹)は公園で声を掛けてくれた男≪工場経営者の娘(村井まどか)の兄≫にもう一度会えると信じて、倉庫で待っていた。
速水はいつの間にか、会社の金を横領してキャバクラ通いをしていた内田(島田曜蔵)の友人、磯崎(秋山建一)とたわいない会話をする関係になっていた。
≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
出演:多田淳之介 松井周
松井さんのトークはいつも下ネタに・・・(笑)。ボーイズラブって(笑)。『官能教育』の3本目で本当に松井さんの念願をかなえたんだなと確認。
出演:秋山建一 島田曜蔵 村井まどか 菅原直樹
脚本:宮森さつき 演出:多田淳之介 照明:岩城保 舞台美術:鈴木健介 フライヤーデザイン:京(kyo.designworks) 制作:二騎の会 制作協力:服部悦子 木元太郎 山本雅幸 企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
■ポストパフォーマンストーク『青年団演出部・四番勝負!!!!』
終演後「青年団演出部」をキーワードに、ポストパフォーマンストークを行います。
各回をご観劇のお客様のみご覧いただけます。
《一番》=6/4(土)『岸田戯曲賞受賞作家に聞く』
第55回岸田國士戯曲賞を受賞した演出部出身の松井周氏(サンプル)をゲストにお迎えし、今作について伺います。
《二番》=6/5(日)『新人さんいらっしゃい!』
2003年入団の多田淳之介が演出部の先輩として、新人演出部のメンバ―を紹介します。
《三番》=6/6(月)『男・岩井秀人が聞く』
「青年団リンク 口語で古典」の岩井秀人氏が「青年団リンク 二騎の会」の多田淳之介に様々な質問をぶつけます。
《四番》=6/7(火)『演出部について語る』
2007年入団の柴幸男氏(ままごと)をゲストにお迎えし、青年団演出部について語ります。
【休演日】6/8(水)【発売日】2011/04/24
・予約・当日共 一般:3,000円 学生・シニア(65歳以上):2,000円
・四番割引:2,500円(6月4日(土)―7日(火))…初日から「四番」目の公演までは、割引価格にてご覧いただけます。
・メンズデー:2,500円…男性の皆様は、割引価格にてご覧いただけます。
・ダメンズデー:2,000円…うだつが上がらないダメンズ(自己申告制)の皆様は、応援価格にてご覧いただけます。
http://www.komaba-agora.com/line_up/2011/06/nikinokai/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
便利な無料メルマガも発行しております。