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しのぶの演劇レビュー
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2008年12月30日

【寄稿】wonderland『年末回顧特集「振り返る私の2008-今年の3本」』

 “wonderland”の年末回顧特集「振り返る私の2008-今年の3本」に参加させていただきました。⇒2007年2006年

 ■しのぶの小劇場ベスト3(上演順)
 ジェットラグ・プロデュース「投げられやす~い石」(作・演出:岩井秀人)
 HAMMER-FISH「パイドラの愛」(演出:松井周)
 韓国演出家協会・アジア演出家展「ロミオとジュリエット」(構成・演出:多田淳之介)

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 感動で体がシビれて、涙がとめどなく流れた公演を選んだ。選んでみてわかった共通点は、プロデュース公演であることと、演出家が青年団演出部所属で、俳優としても活躍していること。
  劇団の脆弱化が指摘されて久しいが、東京では今もその状況が続いている。力不足の役者が容易に舞台に立てる環境がある限り、プロデュース公演の当たり外れの差が激しいことは改善されないだろう。来年2月末に開幕する「フェスティバル・トーキョー09春」の演目の多くが平田オリザ氏とつながりを持つことからも、東京の芸術志向の演劇シーンは今や青年団なしには語れない。老舗劇場の閉鎖と新劇場の開館が相次ぎ、劇場地図は大きく変わる。その流れに乗って、勢力地図をも塗り替え得る何かが現れて欲しい。野田秀樹氏が芸術監督に就任した東京芸術劇場の動向に注目したい。

 (注)今年の3本は小劇場公演(客席数300席以下の劇場での自主製作/劇場プロデュースを含む)の中で、私が観た作品から選出。3作品の並びは上演順。2008年の観劇本数は299本の予定(2008/12/07時点)。

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年12月30日 20:05 | TrackBack (0)