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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年11月19日

elePHANTMoon『ブロークン・セッション』11/18-23サンモールスタジオ

 elePHANTMoon(エレファント・ムーン)はマキタカズオミさんが作・演出される劇団です。いつも客演する役者さんの顔ぶれが気になります。

 前回が面白かったので期待して伺ったところ、今回は毒の利いたスプラッター・コメディーでした。ある意味チラシのビジュアル通りかも。刺激は強い目ですが。上演時間は約1時間20分。

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 レビューは記録程度。詳細執筆はお休み中です。

 ≪あらすじ≫
 ある家で、人が人に暴力がふるっている。でもそれは双方合意の上で行われているようだ。
 ≪ここまで≫

 最初はどこかで観たな~と感じる設定でしたが、予想どおりには行かず。ガツガツと意表を突くストーリー展開が面白いです。1時間弱ぐらい経った頃(だったかな)に起きた事件が衝撃的で、とてもわくわくしました。でも終わり方は・・・物足りなかったです。私はその先が観たいと思ってしまうタイプでした。

 ここからネタバレします。

 殺人事件の加害者が、賠償金を払う代わりに被害者からの暴力をうけることで罪をつぐなおうとします。この作品で観てたんですね。でも「ドキュメンタリーを撮りたい」という若者たちがやってきて、全く違う展開に。

 娘を殺されたタクシーの運転手(酒巻誉洋)が行動を起こす場面で、盛り上がりは最高潮に。私にとってそこが頂点だったのは残念。

elePHANTMoon#8
出演:永山智啓 酒巻誉洋 山口オン 菊地奈緒 江ばら大介 ハマカワフミエ(国道五十八号戦線) 小林タクシー(ZOKKY) 菊池佳南 本井博之(コマツ企画) カトウシンスケ(、、ぼっち) 真下かおる(くねくねし) 松葉祥子
脚本・演出:マキタカズオミ 舞台美術:福田暢秀(F.A.T STUDIO) 照明:若林恒美 音響:星野大輔 角田理枝 舞台監督:大澤佑介 小野哲史 舞台写真:石澤知絵子 舞台撮影:頃合裕良 演出助手:成澤優子 制作:会沢ナオト(劇団競泳水着) 製作:elePHANTMoon
【発売日】2009/10/16 前売:\2.500 当日:\2,800 平日昼割:\2,200円<11/19(木)14時半の回>
http://www.elephant-moon.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:22 | TrackBack

ハイリンド『華々しき一族/お婿さんの学校』11/18-23赤坂RED/THEATER

 劇団ハイリンドは俳優4人組。毎回演出家を招いてプロデュース形式の公演を行っています。第8回公演は中野成樹+フランケンズの中野さんが、フランスと日本の古典を演出されます。

 LEGOブロックのおもちゃ箱の中での、人形劇を観ているようでした♪楽しかった~。上演時間は約2時間弱・・・ぐらいだったと思います。

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 さすがは中野さん。衣裳も音楽もおしゃれだし、暗転の回数もタイミングもかっこいい!『華々しき一族』はじんわりあせらず、独特の空気感を作り上げ、「そこで笑いに持っていくとは!」と驚かされました。『お婿さんの学校』はポップな衣裳で可愛らしく、王道の喜劇を大成功させていました。

 ただ、新劇を下地にした熱い目の演技が、中野さんのストイックな世界と少々かみあってないところもあったように思います。回を重ねるごとに調和してくることと思います。

■森組 森本薫『華々しき一族』
 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。途中に「派の」を追加。
 映画監督(芥勘兵衛)と日本舞踏家の妻(枝元萌)には、3人の子供がいた。
 父母の芸術に批判的なビジネスマンの長男(浜谷康幸)、しとやかで内向的な長女(はざまみゆき)、活発で行動派の次女(高藤真奈美)。そしてこの家に同居する父の弟子(阿部よしつぐ)。同じ屋根の下に住む義兄妹と同居人がおりなす恋心は世にも奇妙に絡み合い…。
 ≪ここまで≫

■モリ組 モリエール『お婿さんの学校』
 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。
 兄・アリスト(多根周作)と弟・スガナレル(伊原農)。
 二人にはそれぞれ愛してやまない姉妹(宇津井香織・小泉真希)がいた。若くして頑固で厳格なスガナレルと、年長でありながら寛容で理解あるアリスト。真の愛を手に入れるのは、果たして。
 ≪ここまで≫

ハイリンド vol.8「森モリ」公演・今回は「森組」と「モリ組」に分かれて1ステージで2本上演!
【出演】『華々しき一族』:枝元萌・はざまみゆき・芥勘兵衛・浜谷康幸・高藤真奈美・阿部よしつぐ 『お婿さんの学校』:伊原農・多根周作・小泉真希・宇津井香織(中野笑店)・西地修哉(726)・赤荻純瞬(劇26.25団)  ※ウェイトレス役:磯見美麦之
[脚本]森本薫(『華々しき一族』) モリエール(『お婿さんの学校』) [演出]中野成樹(中野成樹+フランケンズ) [舞台監督]井関景太(るうと工房) 鈴木晴香(るうと工房) [照明]石島奈津子(東京舞台照明) [照明操作]割石敦子(東京舞台照明) [音響]高橋秀雄((有)アラベスク) [音響操作]野中祐里 [舞台美術]向井登子 [衣裳]山本亜希 [宣伝美術]西山昭彦 [スチール]夏生かれん [撮影ヘアメイク]粟島一寛 [ハイ友]鍋谷ナナオ 磯見美麦之 [Webデザイン]薮地健司 夏子 [制作]石川はるか [制作協力]藤田登茂香
【発売日】2010/10/10 前売・当日共 3,500円(全席指定) ハイリンド賛助会員 2,500円 ★平日マチネ(19日14時) 前売・当日共3,000円
http://www.hylind.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:57 | TrackBack