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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2000年11月25日

tpt『薔薇の花束の秘密』11/24-12/17ベニサンピット

 途中休憩の時に帰りました・・・・。
 「薔薇の花束の秘密」という意味もわからないまま。

 ロビーから客席に入って舞台を観たその瞬間にぞ~っと悪寒が走りました。しかも友達と一緒に行ったのに席が右端と左端に分断されていて(これは単に運が悪かっただけですが)、2人ともなんだか落ち着いて席に座っていられなかったからお互いの席の隣りの通路にしゃがんだりして、なるべく自分達がこの異常な空間に居ることから気をそらそうと、必死になってくだらない話をぺちゃくちゃしゃべってせわしなく待っていたら、初日だったからか(?)開演時間が7分押し。
 やっとこさ始まったと思ったらものすごく張り詰めた雰囲気のなか、ベッドに横たわっている女優から発せられた第一声が・・・・。
 お芝居って本当に最初の第一声で決まるんですね。

 佐藤オリエさんは相変わらず素晴らしかった。大好きです。演出はロバート・アラン・アッカーマンさんという世界的に有名な方みたい。客席に山本亨さんと高橋和也(元・男闘魂組)さんがいらっしゃいました。tpt次回公演、男2人芝居「蜘蛛女のキス」に出演する男優さんです。

 最近経験していない異空間切望の方にはお薦めです。あそこまでやって決まるのはtptだけ。

出演:患者/稲野和子 付添婦/佐藤オリエ
作/マヌエル・プイグ 訳/吉田美枝 演出/ロバート・アラン・アッカーマン  美術/朝倉摂 照明/沢田祐二 音響/高橋巖 衣裳/黒須はな子 ヘア&メイクアップ/高橋功亘 美術助手/礒沼陽子 舞台監督/小川亘 萬寳浩男 製作/T.P.T.  演出部/増田裕幸 宮川朋子 久保勲生 深瀬元喜 通訳/薛珠麗 照明オペレ-タ-/橋野明智 音響オペレーター/渡辺直子 演出家アシスタント/熊林弘高 大道具/C-COM 桜井俊郎 武田寛 オサフネ製作所 長船浩章 背景美術/美術工房拓人 松本邦彦 小道具/高津映画装飾 和田博 衣裳/MOMA WORKSHOP 増田恵美 砂田悠香里 かつら/奥村かつら ヘアメイク/HEAT 照明/沢田オフィス 音響/オフィス新音 協賛/サントリー株式会社
Theatre Project Tokyo -T.P.T- 公式HP : http://www.tpt.co.jp/

Posted by shinobu at 11:13 | TrackBack

2000年11月12日

サードステージShowcase『パ・ド・ドゥ』俳優座劇場11/2-12

 サードステージShowcaseシリーズは前回の『ビューティフル・サンデイ』がとても面白かったので楽しみにしていました。

 男女2人芝居の『パ・ド・ドゥ』は今回が再演になりまして、男性役は京晋佑(きょう・しんすけ)さんが続投。女性は島田歌穂(しまだ・かほ)さんが新たに挑戦。前回の女性役は池津祥子さんだったそうです(ごめんなさい、存じ上げません)。

 品の良い優しいお芝居だったなーと思いました。始まり方とかすごくうれしかった。生なのに映画みたいで。公演時間が1時間40分というのもちょうど良かったです。

 脚本は飯島早苗さん。同じシリーズということでついつい比べちゃうのですが、私は正直なところ『ビューティフル・・・』の方が好きでしたね。

 (掲示板形式の頃のレビューですので、書き込んだ方に返信する形になっています)

> 島田歌穂さんが、突っ立ているシーンがあったけど、身体が前後に
> 揺れちゃってて気になっちゃいました。
 そーでしたねー・・・・。あれはかかとの細いハイヒールのせいもあると思いました。でもそれだったら靴を替えればいいし、足を一歩ぐらい動かしてもいいですよね・・・。やっぱり演出次第なのかも。

> カツゼツの良さはGOODです!
 お2人ともとてもしっかりしてらして、安心して観ていられました。島田さんは動きがめちゃくちゃきれい!振り向き方とか回るときとか。手を伸ばすところも。さすがミュージカル女優さんですよね。声もすごくとおるし聞きやすい。

 京さんはコミカルな演技が優しくてよかったです。きちっとした感じの俳優さんだなーと思いました。

作:飯島早苗  演出:板垣恭一
サードステージ : http://www.thirdstage.com/

Posted by shinobu at 01:24 | TrackBack

2000年11月05日

ク・ナウカ『王女メディア』青山円形劇場11/01-05

 ク・ナウカ初めて観ました。
 こんな芝居初めて観ました。

 女(俳優)は舞台上で舞い、男(弁士)が後ろでセリフを読みます。
 BGMはアジア風パーカッションの生演奏。
 なんていうか・・・説明しづらいです。
 オリジナルですね。他に無いものだと思います。Only 1だと思います。

 タイトルどおり、エウリピデスのギリシャ悲劇の物語を基としていて・・・・
 ああ、やっぱり説明できない・・・・。

 弁士も女優も非常に達者で
 衣装も美しく、
 舞台装置には見所があり、
 生演奏には躍動感があります。
 とにかく完成度が高い!

 全てが計算しつくされた舞台でした。
 しびれっぱなし。

 メディアが自分の息子を殺すシーンの重厚な緊張感。
 女の白と男の黒との対比の上に黄色い照明。

 まだまだ他にいっぱいあるんです。すごいところが。
 私の貧弱な語彙では言い表せません・・・・。

ク・ナウカ : http://www.kunauka.or.jp/  ※URLは2005/07/13加筆

Posted by shinobu at 22:40 | TrackBack

2000年11月01日

新国立劇場演劇『欲望という名の電車』10/20-11/11新国立劇場 中劇場

 舞台美術ブラボーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!! 私が今までに観た芝居の中でNO.1美術です!一目あの舞台が見られただけで、それだけで大満足間違いなし!S席6300円でも安いです。ぜひ皆様、足をお運びください!!

 演出:栗山民也さん、美術:堀尾幸男さん、というと私が今年、思いっきり感動したひょうご舞台芸術「二十世紀」(2000年1月)と、新国立劇場演劇「夜への長い旅路」(2000年5月)もこのお二人でした。NODA MAP版「パンドラの鐘」(1999年12月)も堀尾さんの美術なんですよね。

 そして「二十世紀」でピアノの舞台生演奏をしていた小曽根真(おぞね・まこと)さんが音楽を担当。ニューオーリンズ・ジャズに震えました。ラストのトランペットのうなるような響きで体中に鳥肌が・・・。

 舞台装置、美術、音響、照明、そして栗山さんの演出に魅せられたお芝居でした。役者全員が舞台上から去って、照明と音響が主役になったとき、その時に体中がじわっと震えて、胸がドキドキして、涙が溢れそうになりました。

 あと、役者さんのことも一言・・・

 樋口可南子(ひぐち・かなこ)さん、美しかった。スタイル抜群だし。ドレスを何着も着替えてくださってありがとうございます。下からライトが当たる時が一番キレイ。

 内野聖陽(うちの・まさあき)さん、まるでカメレオンだ!!TVドラマのおもかげ全然ないです。がさつ・下品・ワイルド&バイオレントな南部男でした。声も完全に違うし。それに、あんなに筋肉隆々な方だとは知りませんでした・・・。

 メキシコ女さん・・・あなた、怖かったわよぉ・・・。

出演:樋口可南子  内野聖陽 七瀬なつみ  永島敏行  梅沢昌代  中嶋しゅう シャンディ・圭  金子由之  金沢映子 篠原正志  黒木里美  可知晴之
作:テネシー・ウィリアムズ 翻訳 :鳴海四郎  演出・芸術監督 :栗山民也  美術 :堀尾幸男  照明 :勝柴次朗  音楽 :小曽根真  音響 :深川定次  衣裳 :前田文子  アクション :渥美博  演出助手 :川畑秀樹  舞台監督 :田中伸幸
S席6,300円 A席5,250円 B席3,150円
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s99/s99.html

Posted by shinobu at 09:59 | TrackBack