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しのぶの演劇レビュー
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2006年06月20日

演劇集団キャラメルボックス『俺たちは志士じゃない』06/15-07/02サンシャイン劇場

 キャラメルボックスを拝見するのは2000年の『MIRAGE』以来です。1994年の初演時は佐々木蔵之介さんが出演されていたんですね。今回は文学座の浅野雅博さん目当てで観に行きました~。
 脚本はリライトされており、演出はマキノノゾミさん。かなり劇団M.O.P.色に染まっているように思いました。上演時間は休憩なしの約2時間15分です。

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 いやー・・・6年ぶりに足を踏み入れて、やっぱり圧倒されました。物販がいっぱいで、サンシャイン劇場のロビーがお祭みたいになってる(笑)。「おせんべいはいかがですか~?」とか声も掛かっていて、劇場入り口に到着するなりキャラメルボックス・ワールド。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。
 舞台は幕末の京都。江戸生まれの浪人・神田松吉(浅野雅博)と品川竹次郎(細見大輔)は、新選組に追われて逃亡中。偶然出会った岩国藩士・鶴橋清之助(左東広之)に、あろうことか、坂本竜馬と中岡慎太郎に間違えられ、商家の土蔵に匿われる。正体がバレたら、新選組に突き出される。やむを得ず、坂本と中岡のフリを始めた二人だったが、やがてその土蔵に勤皇の志士・桂小五郎(西川浩幸)がやってくることに。はたして二人は無事に江戸に帰れるだろうか?
 ≪ここまで≫

 西川浩幸さんが登場したとたんに「あ、キャラメルボックスだ!」っていう気分になりました(笑)。でもそれまでは普通のシチュエーション・コメディとして観ていましたね。やっぱり脚本も書き換えて演出もマキノさんですから、様変わりなのでしょう。

 女優さんは着物の所作が皆さんきれいでした。男性の殺陣はちょっと弱すぎる感じが・・・やっぱり志士とか新撰組とかのお話なんで、もうちょっと見ごたえが欲しいなと思いました。

 サンシャイン劇場での公演で、オールカラーの豪華なパンフレットが無料で配られています。それでもチケットの値段を見てちょっとびっくりしちゃったんですよ。前売り6500円・・・高いなって思いました。

 ここからネタバレします。

 ワン・シチュエーション(場面転換なし)のお芝居に書き換えられたんですね。演出かも外部から呼ばれているし、大々的なリメイクだと思います。『彦馬がゆく』を思い出しながら観ました。

 細見大輔さんが「なぜ裸足なのか」という質問に対して「忘れないためだ」と答えた時に、やっとわかりました。この作品の元になったのって映画「俺たちは天使じゃない」なんですね。うわ、1989年の映画なんだ、懐かしいな~。私はロバート・デ・ニーロとショーン・ペンのファンでした(このバージョンもリメイクなんだけど)。

 浅野雅博さん。坂本竜馬に間違えられる浪人役。いい加減で軽~いダメ男なんだけど、クリーンな印象。とぼけた笑いもいつもながら確実。やっぱりステキ。

≪東京、兵庫≫
出演=細見大輔/温井摩耶/西川浩幸/坂口理恵/筒井俊作/實川貴美子/左東広之/渡邊安理/多田直人/浅野雅博(文学座)/大家仁志(青年座)/武田浩二(アクションクラブ)
脚本=成井豊+真柴あずき 演出=マキノノゾミ 音楽監督=加藤昌史 美術=松井るみ 照明=服部基 音響=早川毅 殺陣=佐藤雅樹 衣裳=三大寺志保美 ヘアメイク=武井優子 小道具=酒井詠理佳 舞台監督=矢島健(太郎屋) 企画・製作=(株)ネビュラプロジェクト 主催=日本テレビ
料金〈全席指定・税込〉6,500円 東京公演 前売開始;5月7日(日) 神戸公演 前売開始;5月28日(日)  未就学児童の入場不可。
公式=http://www.caramelbox.com/
公演公式=http://www.caramelbox.net/2006shishi_special/

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Posted by shinobu at 23:03 | TrackBack

文学座『オトコとおとこ』06/17-07/02文学座アトリエ

 川村毅さん文学座アトリエの会に書き下ろされ、高橋正徳さんが演出されます。出演者は総勢21人(内女優は4名のみ)!
 ふたりの男(小林勝也と岡本正巳)の生涯をつづりながら昭和を振り返る2時間40分(途中10分の休憩を含む)。長かったですが、こつこつ積み上げられたもののおかげで最後の最後にじ~んと感動させていただきました。
 ベテランと若手の演劇人がひとつの劇団という枠組みで一緒に作品作りをする・・・新劇の老舗劇団ならではですね。演出の高橋さんは1978年(昭和53年)生まれです。

 ※売り切れの回も結構あるようです。ご予約はお早めに!

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 レビューは後ほどアップ予定。

出演=金内喜久夫/小林勝也/鵜澤秀行/高瀬哲朗/岡本正巳/中村彰男/加納朋之/瀬戸口郁/古川悦史/櫻井章喜/植田真介/細貝弘二/清水圭吾/西岡野人/上川路啓志/柳橋朋典/桑原良太/赤司まり子/富沢亜古/松岡依都美/岡崎彩
作家=川村毅 演出=高橋正徳 美術=乗峯雅寛 照明=金英秀 音響効果=原島正治 衣裳=中村洋一 アクション=渥美博 舞台監督=三上博 制作=伊藤正道 票券=松田みず穂 宣伝写真=飯田研紀 撮影協力=酔狂亭
前売・予約開始=5月13日(土) 臨時会員券(全席指定・税込)=前売・電話予約4000円 当日4300円 ユースチケット2500円(取扱い文学座のみ)
公演公式=http://www.bungakuza.com/otoko06/index.html

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Posted by shinobu at 17:29 | TrackBack

【訃報】「青年座」座長の森塚敏さん死去

 森塚敏さんが6月19日にお亡くなりになりました。
 森塚さん出演作のレビュー⇒

 舞台上だけでなく劇場客席でもよくお見かけし、あこがれと尊敬のまなざしで見つめておりました。
 心からのご冥福をお祈りいたします。

Posted by shinobu at 11:51 | TrackBack

テレビ朝日主催/アトリエ・ダンカン企画製作『アワ・ハウス(OUR HOUSE)』06/16-07/02新国立劇場 中劇場

 目が飛び出るほど豪華キャストぞろいのミュージカル。音楽はマッドネスで演出はG2さん。後藤ひろひとさんが歌詞の翻訳をしてるっていうのも面白いですね。
 豪華キャストな上に、どんどこ舞台転換&じゃんじゃか衣裳替えありでストーリーも面白かった!S席10,000円でも満足でした。18:30開演で終わったのが21:20でしたから、体感時間は約2時間50分(休憩20分を含む)ですね。
 公式ブログ「アワ・ブログ」でキャストの裏の素顔写真も満載。鼻にヴァセリンか~、試してみよ(笑)。

 ※パンフレットが人気で毎ステージ100冊限定販売になっています(6/19現在)。予定冊数終了後は配送予約販売になり、送料込みの価格になります。どうぞお早めに会場へ!

 私が拝見した回はカーテンコールで「ニーロさーんっ!!」っていう歓声が響きまくって、異様な盛り上がりでした(笑)。

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 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。
 ロンドンの下町で貧しい生活を送っている、16歳の少年ジョー(中川晃教)。
 ある日、彼の人生は"良いジョー" "悪いジョー"に枝分かれ。
 "悪いジョー"は悪徳商売に手を染め大儲け、世間をうまく渡り始める。
 一方、"良いジョー"は少年鑑別所に入れられ、世間の冷たさ、厳しさを味わうことになる。
 事あるごとにジョーの前に現れ、彼の運命を左右していく悪友のリーシー(池田成志)。
 ある時はすれ違い、ある時は交差しながら進んでいく、二人のジョーの運命は……。
 ≪ここまで≫ 

 ロンドンのアイルランド自治区に住む少年ジョー・ケーシー(中川晃教)は、16歳の誕生日に恋人のサラ(池田有希子)とある秘密の場所にやってきます。全く予想していなかった最悪の事件が起こり、そこから「善行」を選んだジョーと「悪行」を選んだジョーの2つの人生を辿っていくことになります。
 “良いジョー”は白ジャージ、“悪いジョー”は黒スーツで中川さんが二役を演じます。ぴっかぴかのスーツとよれよれジャージの落差が激しくってちょっと笑えるぐらい(笑)。早替えが見事でしたね~。

 かなりシリアスな問題(人種・階級差別など)が描かれているんですが、全体が軽く、明るく、楽しく!っていうムードなんですよね。前半は噛み合ってない感じがして不安でしたが、後半は最初から盛り上がり、物語の核心部分へとスピーディーに迫っていくのも楽しめました。

 音楽がマッドネスなので歌い上げて聴かせる曲が少ないんですよね。だから歌に関しては、体にじーんとくるぐらい聴き応えのあるものは、残念ながらなかったです。中川さんの迫力の歌声を味わえなかったのは残念。

 それにしてもカーテンコールの盛り上がりは凄かったな~。お客さん、叫んじゃうんだもの(笑)。「え、ここって新国立の中劇場だよね!?」ってちょっとビビっちゃった。客席との距離が近いという意味でも、楽しいミュージカルでした。

 ここからネタバレします。

 まずはじめは16歳の高校生から始まりますので、出演者総ブレザー制服姿で萌えます~(笑)。中川さん、髪型が16歳~っ!かわいーっ♪女の子もミニスカートに靴下がキュート♪

 二人で対話するシーンで、片方は言葉を一生懸命しゃべり、聞いている方は言葉ではなく感情を歌う演出がありました(プレスマンVS悪いジョー、サラVS良いジョー)。人間の会話って本当にこうだよねー!って共感しつつ、良いジョーとサラがベンチで歌うシーンは泣けちゃいました。歌詞も可愛かったですね(下記、完全に正確ではありません)。
  これってラブ ラブ ラブ
  そばにいたい それだけ
  なにも言わないで ラブってだけ
 苦労を重ね、紆余曲折を経て、再びまっさらな気持ちで出会うことのできた二人だからこそ、こういうストレートな言葉にグっときちゃうんですよね。

 後半になって“良いジョー”の人生と“悪いジョー”の人生が、ある決定的な出来事に向かって集約していきます。同じセリフが両方のシーンで語られるのですが、意味が正反対になるのが面白かったです。たとえば↓
 「たとえどんなに愛していてもイエスって言えない時があるのよ。」

 ラストは最初の16歳のシーンの、最悪の事件が起こるかどうか・・・!というところに戻ります。気持ちよくまとまってスっと腑に落ちました。

 中川晃教さん。私はアッキーのファンなんですが(笑)、演技と歌の固まり方が気になっちゃいました。クセって言うのかしら。もっともっと違った面を見せてほしいなと思いました。

 ※私は「ミュージカル」についてはあまり詳しくありません。いつも観ている日本の現代演劇の状況を踏まえて感じたことを書いています。残念ながら本場のブロードウェイ・ミュージカルも観たことないのです~。

≪座間(プレビュー)、東京、愛知、大阪、石川、新潟≫
出演=中川晃教/池田有希子/池田成志/坂元健児/新納慎也/入絵加奈子/瀬戸カトリーヌ/後藤ひろひと/香寿たつき/今井清隆/西村直人/小西のりゆき/香取新一/坂口晋作/篠原正志/中野順一朗/原慎一郎/安江友和/小鈴まさ記/小野妃香里/山崎ちか/ももさわゆうこ/中川菜緒子/池谷京子/染谷妃波/JuNGLE
作=ティム・ファース 音楽=マッドネス 演出・翻訳=G2 監修・翻訳・訳詞=青井陽治 訳詞=後藤ひろひと 音楽監督=長谷川雅大 振付=本山新之助/JuNGLE 美術=松井るみ 照明=高見和義 音響=山本浩一 衣装=前田文子 ヘアメイク=宮内宏明 歌唱指導=船橋研二 稽古ピアノ=宇賀村直佳 演出助手=高野玲 舞台監督=二瓶剛雄 宣伝美術=永瀬祐一/はたはた 宣伝写真=西村淳 宣伝ヘアメイク=水野厚子 宣伝スタイリスト=矢野恵美子 宣伝=る・ひまわり コーディネーター=マーチン・ネイラー 営業=小池義圓 制作=渡邊さつき/大迫久美子 制作デスク=桑原啓子 アシスタント・プロデューサー=鈴木奈緒子 プロデューサー=池田道彦主催=テレビ朝日 制作協力=G2プロデュース/カンパニーワン 運営=サンライズプロモーション東京 企画製作=アトリエ・ダンカン
3/1発売開始。S席10,000円 A席8,000円
公式=http://www.g2produce.com/other/ourhouse/
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/theatrix/special/ourhouse.html
ぴあ=http://info.pia.co.jp/et/promo/play/ourhouse.jsp

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Posted by shinobu at 11:18 | TrackBack