2009年04月16日
【オーディション】サンプル「2009年秋の新作・出演者募集オーディション」5/31郵送〆切
松井周さんが作・演出されるサンプルの出演者募集です。サンプルは「フェスティバル/トーキョー09秋」に新作を発表されるんですね。ご興味ある方はぜひ。
・サンプル新作「フェスティバル/トーキョー09秋」参加作品
2009年11月6日(金)~15日(日)
@東京芸術劇場小ホール
作・演出:松井周
【サンプル新作 出演者募集要項】
■応募〆切:2009年5月31日(日)消印有効
■募集人数:若千名
■オーディション日程
・一次書類審査
・二次ワークショップ審査(会場:都内)2009年6月19日
・三次ワークショップ審査(会場:都内)2009年6月20日
・四次ワークショップ審査(会場:都内)2009年6月21日
・決定通知 6月末
■応募資格
・年齢、性別、国籍不問
・心身ともに健康な方
・オーディション、9月中旬~の稽古と公演期間の全てに参加できる方。
・応募方法
①サンプル公式サイトより申込用紙(word)をダウンロードの上、
全身写真、バストアップ写真(3ヶ月以内に撮影したもの)を添えて
以下住所まで送付してください。
②書類審査合格者には6月7日までに電話で連絡致します。
③不合格者にはメールでご連絡致します。
④二次ワークショップ審査の参加費として1,000円を会場でお支払いください。
■書類郵送先
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-4-402(有)quinada宛
■問い合わせ先
問い合わせはメールでお願いします → samplenet(アットマーク)gmail.com
※E-mailのみでのお問い合わせとさせていただきます。
※郵送のみ受け付けます。持参、E-mailでの提出はご遠慮下さい。
※内容に不備がないようにお願いします。
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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キレなかった14才♥りたーんず『アントン、猫、クリ』04/16-05/04こまばアゴラ劇場
【キレなかった14才♥りたーんず】は、6名の若手演出家(1982年生まれが5人と1984年生まれが1人)の作品をランダム上演する企画です。
本日はこの企画の初日。トップバッターの篠田千明さんの作品を鑑賞しました。男女1名ずつの2人芝居で、上演時間は約50分。
この企画の参加者が作った雑誌「りた→んず」(800円)もロビーで売っています。新宿のジュンク堂書店でも販売されているそうです。
⇒シアターガイドWEBの特集
⇒CoRich舞台芸術!『アントン、猫、クリ』
≪あらすじ≫
マンションに暮らす若い女。ときどきアントンという猫がやってくるので、たまに餌をあげている。下の階には若い男が暮らしている。
≪ここまで≫
乱暴にひとことで言ってしまうと、ダンスと演劇が融合した作品だったと思います。でも私にはダンスも演技も中途半端に見えて楽しめず。映像は最初は楽しめたんですが、繰り返すのが退屈で・・・。2人の役者さんはすごくがんばってらっしゃるな~とは思いました。
狭い部屋のごくごくプライベートな出来事が、実は広い宇宙の普遍性につながる可能性がある、ということには反論の余地はありません。でも、今日の舞台にいた“集合住宅の住人、またその周辺の人々”に、私は興味が持てなかったですね。だから自分の内面にも潜れなかったし、宇宙にも飛べませんでした。役者さんが汗をかいて息を切らしていても、作品全体が内側に閉じている気がしました。
篠田さんがトークでおっしゃっていたんですが、「ゲネプロ(本番同様に上演するリハーサル)が初通し稽古だった」そうで、まだまだこれから伸びる作品なのでしょうね。次の上演は1週間後なので、様変わりしているかもしれません。でもそれって、初日を観た私にはすごく残念なんだけど・・・。
≪ポストパフォーマンストーク≫
出演(舞台下手より):中屋敷法仁、篠田千明、杉原邦生
いきなり質疑応答から。「初日が開けたばかりのところで、隣りの仲間たちにいろいろ言われるとムカついちゃうから」という理由(篠田)。お客さん、いっぱい質問されてました。
でもトークも内輪なムードで、なんだかがっかり。私が年を取ったからかもしれませんね。若者の盛り上がりに冷めてしまうのは。
※企画全体の上演期間:4/16~5/6
出演:カワムラアツノリ(初期型) 中村真生(青年団)
作・演出:篠田千明(快快) 企画:柴幸男(青年団演出部)・篠田千明(快快)・中屋敷法仁(柿喰う客) 舞台監督:佐藤恵 舞台美術:佐々木文美 照明:伊藤泰行 富山貴之 音響:星野大輔 高橋真衣 宣伝美術:天野史朗 web:加藤和也 制作統括:野村政之 宮永琢生 制作:木元太郎 山本ゆい 企画協力:岸井大輔(playworks) 制作協力:佐藤泰紀 制作クルー:赤羽ひろみ 細木香代子 土屋和歌子 雑誌編集:藤原ちから 雑誌デザイン:加藤賢策(東京ピストル) 雑誌チーム:かなちん&ポギャル(徳本彩花&内田優花&鈴木美香子&矢島寛子) 武田砂鉄 特別協力:熊井玲(シアターガイド) 企画制作:キレなかった14才・りた一んず/(有)アゴラ企画・こまぱアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 平成21年度文化庁芸術拠点形成事業
全演目共通・日時指定・全席自由・整理番号付 一般:予約 2,500円 当日 2,800円 / 高校生以下:予約・当日共 1,000円 [平日昼割引] 一般:予約 2,000円 当日2,500円 / 高校生以下:予約・当日共 1,000円
《スタンプラリー》5演目以上見たら演出家からプレゼントあり
http://kr-14.jp/kr-14web/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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劇団昴ザ・サード・ステージ『親の顔が見たい』04/14-19シアターサンモール
『親の顔が見たい』は鶴屋南北戯曲賞の最終候補になった戯曲です。渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんが『猫の恋、昴は天にのぼりつめ』に続いて、劇団昴に書き下ろされました。2008年の初演から数えて早くも3演目。2演目は「NHKシアター・コレクション'09」に選ばれた公演でした。
上演時間は1時間40分。なんと開演時刻を1時間まちがえて(涙)、40分遅れての入場になってしまいました・・・ごめんなさい。
⇒「教師しながら劇作家 畑澤聖悟作品、東京で相次ぎ上演」(朝日新聞)
⇒CoRich舞台芸術!『親の顔が見たい』
≪あらすじ≫ 公式サイトより。
都内カトリック系私立女子中学校会議室。そこに集まる保護者達。彼らは、いじめを受けて自殺した生徒の遺書に名指しされた、加害者の親たちである。
それぞれ、年齢も、生活環境も、職業も違う親達は、真実の究明をよそに我が子を庇護することに終始する。怒号飛び交う会議室。子供達のいじめを通して、それぞれの親達の「顔」が浮き彫りになる。
青森を拠点に活動を続ける、気鋭・畑澤聖悟。現役高校教師が描く渾身の意欲作、待望の再演!
≪ここまで≫
後半の1時間ぐらいしか観てないのですが、一応感じたことを。
いじめの加害者の親たちを描いているのが、まずとても面白いですよね。親は子供を守ろうとする。では、どうすれば子供を守れるのか。
本当のことを正直に認めればいいのでは・・・という結論に達するのかと思いきや、そこにもまた疑問が生まれるのがいいなと思いました。
映画『トウキョウソナタ』を観た時と同じ感想なんですが、親と子のコミュニケーションがなさすぎますよね。もっと仲良くなってもいいのにな~と、舞台の上の人たちをふんわり眺めていました。もっと笑えるシーンを増やしてもいいのでは、と思いました。
ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。
自殺した生徒の通夜に行くかどうかを話すシーンで終幕。「いずれ行くだろうけど、まだ行けない。裁判になるだろうから(罪を認めたり謝ったりすると、裁判で不利な証拠になりかねないから)」という判断は、なんとも息苦しいですよね。
≪トークショー≫
出演:畑澤聖悟 永井誠(新聞配達所の職員を演じた役者さん)
観客の質問に面白おかしく答えてくださった畑澤さんのおかげで、楽しいトークでした。でも司会が何も準備してないのって良くないですよね。ゲストに頼りっきりのように見えました。
畑澤「いじめの原因は人間の悪意ではないと思う。いじめとは誰かを自分よりも下位に置き、そのことを大人数(いじめる側)のコンセンサスにして、自分のことを守ろうとする行為ではないか。」
劇団昴ザ・サード・ステージ
出演=西本裕行 小沢寿美恵 姉崎公美 宮本充 林佳代子 大坂史子 田村真紀 金房求 星野亘 落合るみ 市川奈央子 永井誠 ※北村昌子が急病で降板。4/15より代役は小沢寿美恵。
脚本=畑澤聖悟 演出=黒岩亮 美術=柴田秀子 照明=古宮俊昭 衣装=竹原典子 音響=藤平美保子 舞台監督=井上卓 演出助手=河田園子 宣伝美術=真家亜紀子 写真=梅原渉 制作=演劇企画JOKO/劇団昴 協力=渡辺源四郎商店/劇団青年座 主催=劇団昴 協賛=(財)現代演劇協会
3月5日(木)前売開始 一般=5500円 大学生以下=3500円 ペアチケット(男女不問)=10000円 ※14日初日はオープニングチケットデー(一律3500円)となります。 ※学生・ペアチケット・オープニングチケットは劇団のみ取扱い。
http://www.theatercompany-subaru.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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松竹『赤い城 黒い砂』04/11-26日生劇場
蓬莱竜太さんがシェイクスピア作品をもとに脚本を書き下ろし、栗山民也さんが演出を手がけます。岸田國士戯曲賞を受賞した『まほろば』のペアですね。主演は歌舞伎俳優の片岡愛之助さん、中村獅童さん、そしてヒロインに黒木メイサさん。スタッフ、キャストともにとても豪華な公演です。
1,358席の大劇場の、ご年配の方も多い客席で、さすがは松竹(株)のプロデュースだなぁと安心して鑑賞できる“娯楽演劇”でした。もちろん何も考えずに済むようなお手軽な作品ではなく、人間の争い(戦争)について、苦い気持ちにもさせられました。上演時間は約3時間(途中20分の休憩を含む)。
⇒CoRich舞台芸術!『赤い城 黒い砂』
≪あらすじ≫ 公式サイトより。改行を変更。
草原が広がる大地に二つの国があった。赤い国と黒い国。二つ国は絶えず戦争を繰り返していた。
黒い国には、「黒い国の獅子」と謳われる二人の英雄がいた。冷静沈着な男ジンク(片岡愛之助)、自信家のカタリ(中村獅童)。二人は無二の親友として育ち、戦場では目を見張る活躍ぶりを見せていた。
赤い国には、その勇猛さから「赤い国の魔女」という異名を持つ女がいた。王女ナジャ(黒木メイサ)。
戦場で刀を交わす三人。ナジャの美貌とその剣技の美しさに配奪われるカタリ。運命の出会い。
そこへ、突然の閃光 -訪れる静寂- 赤い国の兵器により、黒く焼き爛れた大地。そうして三人は、荒れ狂う運命に巻き込まれていく-
≪ここまで≫
衣裳は赤、黒、青、白、緑(差し色)といった原色で、登場人物の背景を非常にわかりやすく示してくれています。装置も赤や黒の旗などで色分けして、そのシーンの状態(2つの国の情勢)が一目でわかります。
登場人物の立場も個性もはっきりしていて、独白も多いし、ミュージカルになったらすごく面白いんじゃないかな~と思いました。2つの国の戦争を舞台にした、数年間にわたる男女の愛憎の物語は、とてもドラマティックですし。
「二人の貴公子」だけではなく、他のシェイクスピア作品を思い出させるエピソードが数多くあり、それも面白かったですね。なんとも上手くまとまった脚本だと思いました。
役者さんでは、ナジャの腹違いの姉を演じた馬淵英俚可さんが素晴らしかったです。中村獅童さんは役が当て書きなのか、とてものびのびしてらっしゃいました。魅力のある方だと思います。
ここからネタバレします。
ナジャ(黒木メイサ)は2人の男の間で揺れ動くはずなのですが、そのようには感じられず。ロングスカートを着ての殺陣は大変だと思いますが、ミスして欲しくないな~。さやが裾にからまったりしてました。獅童さんが終盤の大事なシーンで剣を落としちゃったり。残念でした。
牢番の娘(南沢奈央)のろいで兵士が倒れていく、ファンタジーのような展開は意外で面白いです。疫病と聞いて、すぐに生物兵器を思い浮かべてしまいました(それだと怖すぎますよね)。
武器商人モト(中嶋しゅう)はただ1人だけ青い衣裳を着ており、最後は赤い国の上に青い旗がバサっと落ちてきます。武器はただの道具じゃなくて生き物だよなぁと思いました。
≪東京、京都≫
出演:片岡愛之助 黒木メイサ 中村獅童 南沢奈央 馬淵英俚可 中嶋しゅう 田口守 中山仁 瀬戸摩純 川上彌生 井上恭太 児玉真二 西條義将 小椋毅 古山憲太郎 津村知与支 松原美穂 大野梨栄 中島愛子 松村沙瑛子 斉藤直樹 原田みのる 永田治 宮田幸輝 野口俊丞 齋藤裕亮 横山光一 平野亙 村岡弘之 嶋田翔平 芦原由幸 六本木康弘 山田貴之(パーカッション生演奏)
※津嘉山正種が急病のため降板。代役は中山仁。クジャ王役:津嘉山正種 → 中山仁
W.シェイクスピア/J.フレッチャー作「二人の貴公子」より 脚本:蓬莱竜太 演出:栗山民也 美術:松井るみ 照明:服部基 音楽:甲斐正人 効果:内藤博司 衣裳:前田文子 振付:夏貴陽子 アクション:渥美博 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:川畑秀樹 舞台監督:姉帯修司 中島幸則 水戸部雅史 制作事務:桐ヶ谷香 制作:松本康男 真藤美一 伊東羊介 吉田実加子 製作:松竹株式会社
【発売日】2009/02/28 S席-9,500円/A席-6,500円/B席-3,000円
http://www.shochiku.co.jp/play/others/090411/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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新国立劇場演劇『最後の炎』4/15、4/18、4/22新国立劇場小劇場
『アテンプツ・オン・ハー・ライフ』に続いて、無料リーディング公演『最後の炎』を拝見しました。上演時間は約1時間45分。
すっごく刺激的で面白い戯曲でした。朗読の王道でありつつ演出も雄弁で良かった~♪ぜひ本格的な上演を観たいです。どなたか上演してくださ~い!大変そうだけどっ!(笑)
番外連続リーディングは、新国立劇場のシリーズ・同時代【海外編】のスペシャルイベントの1つで、3演目(『昔の女』(⇒レビュー)『シュート・ザ・クロウ』(⇒レビュー)『タトゥー』)のいずれかのチケットがあれば入場可(無料)。チケット1枚で複数作品が観られます。
5月の『タロットカードによる五重奏のモノローグ』には、新国立劇場演劇研修所第4期生が出演されるそうです。
今は『シュート・ザ・クロウ』が上演中で、金曜日の夜の終演後は誰でも入れるパブも開店しています。凄いな~新国立劇場。印象が変わってきました。
⇒CoRich舞台芸術!『最後の炎』
≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより
人間の深層を静かに見つめ、詩的なリアリズムで語る作風が高い評価を得ている女性劇作家デーア・ローアー。08年に発表された『最後の炎』では、交通事故をきっかけに偶然知り合った男女の愛のゆくえが、コロスを駆使した斬新な文体で鮮烈に描かれている。ミュールハイム戯曲賞など多くの賞を受賞。
≪ここまで≫
幕開けがいきなり凄くて、頭がくらくら。先が読めないストーリーに、長い独白。「私たちは」と語り始めるコロスのセリフも大量です。
リーディング公演で泣くとは思わなかった・・・・いえ、それも感動じゃなくて、衝撃で。恐ろしくて、色っぽくて。劇作はデーア・ローアーさん。5月に上演される『タトゥー』もローアーさんの作品です。ものすごく楽しみになりました。
出演者は『アテンプツ・オン・ハー・ライフ』と同じく新国立劇場演劇研修所の3期生です。透き通るような存在感で、明晰な日本語を語ってくれました。役者独自のくせが少ないので、色んな役ができそうだな~と思います。
14人中8人が出演されているので、おそらくオーディションがあったのですよね。そういうシビアな環境は研修生にとっては良いことなのではないでしょうか。それが俳優という職業の現実ですものね。
ルートヴィヒを演じた若菜大輔さんの声がとてもきれいで(私の個人的な好みかもしれませんが)、もっとしゃべって欲しいと思っちゃいました(笑)。
ここからネタバレします。
交通事故で8歳の息子を失ったルートヴィヒ(若菜大輔)とズザンネ(鈴木良苗)。ルートヴィヒの愛人カロリーネ(熊坂理恵)を通じて、事故の一部始終を目撃した元兵士ラーベ(金成均)とズザンネが出会います。
「光(ひかり)」というセリフで何度かショックを受けました。「光」と言われた瞬間に、それまで語られていた物語が“光”へと凝縮されて輝いたように感じました。私の命だって一瞬の光に過ぎないという実感もありました。
最後はもともとの配役にしばられず、全員が色んな役のセリフを次々と語っていきました。壮絶で、悲しくも美しいこの物語の登場人物は、世界中の誰か(私)であると感じられました。
新国立劇場2008/2009シーズン
出演:新国立劇場演劇研修所研修生3期生 【登場人物・配役】ズザンネ(妻):鈴木良苗 ルートヴィヒ(夫):若菜大輔 ローズマリー(祖母):辻村優子 エドウナ(女性警官):渡邉樹里 カロリーネ(元教師):熊坂理恵 オーラフ(殺人者):長元洋 ペーター(オーラフの友人):竹田桂 ラーベ(元兵士):金成均 その他の登場人物:私たち(語り手)/エドガー(死んだ子供)/ヴュルガー・フンボルト(犬)
作:デーア・ローアー 翻訳:新野守広 演出:森新太郎 衣裳アドバイザー:田中光子 舞台・照明・音響操作:新国立劇場技術部 シアターコミュニケーションシステムズ レンズ 芸術監督:鵜山仁 主催:新国立劇場
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000180_play.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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