2010年07月20日
芸団協セミナー2010『劇場をめぐるラウンドテーブルVol.6「芸術監督とプロデューサー」』07/20芸能花伝舎1-1

入口の看板
「劇場をめぐるラウンドテーブル」は芸団協が継続開催しているセミナーです(⇒関連エントリー⇒1、2、3、4)。第6回目のテーマは「芸術監督とプロデューサー」。現役の芸術監督もしくはプロデューサーである3人のゲストが、ご自身の実績と現在抱える問題、そしてこれから何が必要か、どうなったらいいと思うのかを詳しくお話ししてくださいました。
ゲスト:
渡辺弘(彩の国さいたま芸術劇場 事業部長)
笹部博司(新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ 演劇部門芸術監督)
津村卓(北九州芸術劇場 館長)
劇場法(仮称)についての議論が活発に行われている今、現場の重要なポジションにいらっしゃる方々のお考えを直に聞けて、とてもためになりました。知らなかったことが多い…。
渡辺さんは芸術監督(串田和美・蜷川幸雄)のもとでプロデューサーをされてきました(現在も)。笹部さんは東京で舞台制作会社を経営しつつ、新潟の劇場の芸術監督をされています。津村さんは劇場運営面のプロデューサーをされてきて、今は芸術監督のいない公共劇場のプロデューサーです。
芸術監督とは何をする人なのか、プロデューサーとどういう関係になるのかは、各地域、各劇場によってそれぞれに異なるものなんですね。今さらですが、誰が芸術監督になって、誰がプロデューサーになるのかの前に、知っておくべきこと、やるべきことがあるなと思いました。まあ私は観客なんですけどね。
主催:社団法人日本芸能実演家団体協議会 助成:平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
参加費:2,000円
http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/04pro/manage/gekijyo_rt106.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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ギンギラ太陽's『遊園地3兄弟の大冒険』07/09-11シアターGロッソ
ギンギラ太陽'sは福岡を拠点に活動し、「地元の人にしかわからないことを題材に芝居作りをする」と公言している人気“かぶりもの”劇団です。数年前から東京でも公演を行っており、「地元の人にしかわからないこと」が大いに受け入れられています。
作・演出・出演・かぶりモノ造型を手掛ける大塚ムネトさんの体調不良のため、4月公演が中止になったのですが、7月に復活してきてくれました。『遊園地3兄弟の大冒険』の前に『男ビルの一生』を上演。上演時間は全体で約2時間。
NHKで舞台中継されるそうです。でもコレ、このまま放送されるんでしょうか(笑)、ぜひ見て確かめたいです。
⇒CoRich舞台芸術!『遊園地3兄弟の大冒険』
開演前は西鉄バスが登場する撮影大会。大盛り上がりです。
大塚ムネトさんの前には列ができていました。
『男ビルの一生』も『遊園地3兄弟の大冒険』も老舗のビルや古い遊園地を擬人化していますので、当然のことながら戦争時代の話が出てきます。私たちの歴史をたどるとそこには必ず戦争があるということを、ベタで温かい笑いをふんだんに盛り込みながら教えてくれます。ワハハと大笑いして、ビルや遊園地に起こる悲劇を自分のことのように感じとって泣きました。
ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。
到津遊園(いとうづゆうえん)、大宰府遊園地、香椎花園の3つのテーマパークが登場し、「夢見の力(ゆめみのちから)」で過去や夢の世界を旅します。
サザエぼんのような“パチキャラ”を登場させ、「にせものは本物にかなわない」「夢見の力は本物に触れることで培われる」と堂々と主張されました。
“ネズミの国”のキャラと“白い猫の国”のキャラの対決。両方とも西鉄“ヤクザ”バス軍団みたいにガラが悪くて爆笑!
東京ドームシティーも出てきました。まさに“地元”ネタ(笑)。到津遊園と後楽園遊園地はジェットコースターでご縁がつながっていました。
到津遊園は到津の森公園となって新しく生まれ変わったとのこと。現地に行ったギンギラ太陽’sの映像あり。
日本にある遊園地およびテーマパークで黒字なのは“ネズミの国”だけ、とのこと。えー!
出演:立石義江 杉山英美 上田裕子 中村卓二 古賀今日子 中島荘太 石丸明裕 新田玄 大塚ムネト ゲスト出演[東京]:壁村幸太郎 松延拓生
作・演出・かぶりモノ造型・宣伝美術:大塚ムネト 舞台監督:松本幸一 照明:荒巻久登(シーニック) 音響:インテグラル・サウンド・デザイン 大道具:アンミックスエンタテインメント 宣伝イラスト:庄子智湖 宣伝写真:PHOTO WORKS 藤本彦 制作:永渕瑛美 プロデューサー:堀英明 江口剛史 石川鉄也 定村愼太郎 [東京]主催・企画制作:シーエイティプロデュース ピクニック アンミックスエンタテインメント 提携・共催:東京ドームシティアトラクションズ 制作協力:ゴーチ・ブラザーズ
【発売日】2010/04/12 全席指定 5,000円 ※本公演券を「タワーランドチケットカウンター」で提示していただくと、アトラクション1回券(最大1,000円の乗り物までOK)をプレゼント。
http://gingira.com/event/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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劇団、江本純子『婦人口論』07/15-25東京芸術劇場小ホール1
劇団、江本純子は毛皮族の江本純子さんが作・演出に専念し、饒舌な現代口語の会話劇を発表してきたユニットです(過去記録⇒1、2、3)。3作目は岸田國士戯曲賞の最終候補に選ばれました。
東京芸術劇場の“芸劇eyes”に選ばれている公演です。キャストは女性4人+男性2人の計6人で、これまでと比べると最多ですね。会場が大きくなったせいもあるのかも。上演時間は約2時間。
⇒CoRich舞台芸術!『婦人口論』
レビューは記録のみ。
≪あらすじ≫
ユカリ(馬渕英俚可)は会社の同僚(初音映莉子+野村恵里)を誘って真っ暗闇を体験できるテーマパーク(?)に行く。現地で出会ったカップルっぽい2人(澤田育子、津村知与支)も一緒のグループに入り、5人は盲目の誘導員(ノゾエ征爾)に従っておそるおそる暗闇を進むが・・・。
≪ここまで≫
ここからネタバレします。
最初の映像で「婦人口論」というタイトルに加えて「宇宙痴漢」と出たような。
芸劇が注目する才能たち“芸劇eyes” 劇団、江本純子vol.3『婦人口論』
【出演】馬渕英俚可、初音映莉子、澤田育子、津村知与支、野村恵里、ノゾエ征爾
作・演出:江本純子 舞台監督:森下紀彦 舞台美術:大泉七奈子 照明:伊藤孝(ART CORE) 音響:田上篤志 衣裳:中西瑞美 舞台監督助手:手代木梓 照明操作:綿貫美紀 音響操作:天野高志 宣伝美術:two minute warning 宣伝イラスト:篠崎真紀 制作助手:照井恭平、坂田厚子、島村楓 制作:Little giants 助成:財団法人セソン文化財団 提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 企画・製作:毛皮族
一般発売開始2010年5月30日[日]前売 3,800円 当日 4,300円(全席指定・税込)
サイドシート(22歳以下)前売、当日とも 3,000円 ※劇場受付で身分証を提示、キャッシュバック対象外 ※客席の都合上、一部見えにくいシーンがある可能性あり 7月18日(日)19時の回は“ご婦人割引”女性のお客様は当日会場にて500円キャッシュバック! 車椅子席あり。※車椅子席、サイドシートは劇団ホームページのみ取り扱い。
http://www.kegawazoku.com/gekiemo/stage/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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椿組2010年夏・花園神社野外劇『椿版「天保十二年のシェイクスピア」』07/16-25新宿花園神社境内特設ステージ
毎年夏に椿組が花園神社で上演する野外劇です。更地に劇場を建てて上演し続けて25年目だそうですから、“夏の風物詩”というキャッチコピーにも納得ですね。
『天保十二年のシェイクスピア』(過去レビュー⇒1、2)は井上ひさしさんがシェイクスピアの全戯曲を引用して書かれた大作です。出演者数は総勢53名!
上演時間が約3時間弱(途中休憩1回を含む)と聞くと長いと思われるかもしれませんが、ノーカット上演だと4時間を越える作品ですので、ずいぶんスリムにされたと思います。構成・演出はJAM SESSIONの西沢栄治さん。神社入口の看板↓
⇒CoRich舞台芸術!『天保十二年のシェイクスピア』
カットされたとはいえ物語は原作どおりでとっても面白いです。シェイクスピア作品を知ってる人なら「あぁ、これは『リア王』だ、あれは『ハムレット』だ」と楽しめますし、全然知らない人でも名作古典のいいところ取りのストーリーに引き込まれることと思います。
殺陣を含む激しいアクション・シーンや群舞、場面転換などで、木造2階建ての広々とした抽象舞台全体を使っていたのがとても良かったです。
整理番号付き・自由席ですので(一部指定席あり・完売)、なるべく早めに会場に到着されることをお薦めします。開演ぎりぎりに到着した私は後ろから数えて2~3列目の席だったので、舞台前方が非常に見えづらかったです。
重要な役柄を演じる役者さんの中に、声がつぶれてしまっている方がいるのは残念に思いますが、正規の劇場ではないので大きな声を出すのは仕方がないですよね。聴こえづらかったのは私が後方席だったせいもあると思います。
会場で原作戯曲が掲載された雑誌「悲劇喜劇」を購入。井上ひさしさんへの追悼文が多数掲載されています。
ここからネタバレします。
木の板を使う演出がとても面白かったです。「マクベス」と赤い筆で板に書くところが特に。
王次(丸山厚人)が人の背中を伝って歩いて2階に行ったのは見ものでした。丸山さんのはじけっぷりが楽しかったな~。
頂点にのぼりつめた三世次(山本亨)ですが、年貢を法外に取立てるなど百姓に残忍な仕打ちをしたため、クーデターが起こります。大人数が入り乱れる乱闘シーンになり、水を撒き散らした土の舞台で役者さんは泥まみれになりながら熱演。客席正面の装置ががらがらと倒れる屋台崩しは野外劇ならではですね。
【出演】佐渡の三世次:山本亨 きじるしの王次(お文の息子):丸山厚人 お文の夫:恒松敦巳 清滝の老婆:田渕正博 お里の夫:木下藤次郎 お光・おさち:李峰仙 お里:加藤忍 お文:江間直子(無名塾) 長嶺安奈 お里の愛人:犬飼淳治(扉座) 伊藤新(ダミアン) 土井茂平太(おさちの夫):芹沢秀明 お文の愛人:伊原農(ハイリンド) おけ屋の佐吉:平塚真介 塚本淳也 鈴木幸二 山口森広 岡村多加江 内山奈々(チャリT企画) 浮舟太夫:帯金ゆかり(北京蝶々) 鳥越勇作 宮本翔太 趙徳安 浜野まどか 今井夢子 山森大輔(文学座) 石川ゆうや 水谷悟 仲田敬治 倭文俊 大須賀隼人 清水修平 影山翔一 β(WAHAHA本舗) 佐藤亜佑美 磯見美麦之 トン子 瀬山英里子(渋谷ハチ公前) 増田あゆみ 槌谷絵図芽 高安智実(M.M.P) 岡田さやか 徳留香織 根岸つかさ(劇団AUN) 河原杏子 福谷セイジ おこま婆:水野あや 親分(お文・お里・お光の父):辻親八 下元史朗 外波山文明
照明:沖野隆一(RYU CONNECTION)/美術:加藤ちか/音楽:寺田英一/音響:青蔭佳代(音スタ) 衣裳:小原敏博/振付け:伊藤多恵 /殺陣:栗原直樹(WGK)/舞台監督:松下清永+鴉屋 舞台部:松本淳一・桑原淳・野口研一郎・鈴木貴雄/テント設計:大塚聡/テント舞台協力:東弘英 制作協力:増坂由夏・井上カオリ・和泉歩/受付協力:清水直子・西山陽子・富田綾乃・中村真弓 宣伝美術:黒田征太郎・長友啓典・中村健+K2 企画制作:椿組 プロデューサー:外波山文明 主催:(有)椿組
指定席:4.500円(前売り限定60席・椿組のみ取扱い) 前売自由席:4.000円 当日:4.300円(日時指定・整理番号付き)
http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/oudeson.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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【写真レポート】王子小劇場「“佐藤佐吉演劇祭2010”記者会見」06/08王子小劇場
東京都北区にある王子小劇場にて、劇場が主催する「佐藤佐吉演劇祭2010」の記者会見(前夜祭)が催されました。⇒Choice!編集部ブログ
佐藤佐吉演劇祭は劇場職員が自信をもってお勧めする“面白い団体”の公演を連続上演する演劇祭で、2年に1度開催されています。今年は11公演を上演。⇒2008年後夜祭 ⇒2006年まとめ
●王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2010」
開催期間:2010年8月3日~10月13日
会場:王子小劇場および王子小劇場裏
⇒公式サイト
王子小劇場は演劇祭に限らず、劇場を使用する団体のすべてを審査しています。劇場の個性を堂々と打ち出す勇気のある運営は、民間劇場(首都圏)では珍しく、劇場オーナーである佐藤電機株式会社はメセナアワード2008にて“たたかう劇場賞”を受賞しています。
会費3万円で王子小劇場で上演されるすべての公演が観られる年間支援会員制度も継続しており、今年からいつでも入会可能になりました。2010年4月~2011年3月期には演劇祭参加の11作品も含まれますので、今から入会しても損はないかもしれません!⇒詳細は劇場にお問い合わせください。
■王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2010」ラインアップ
【1】TOKYO PLAYERS COLLECTION『パーティーが始まる』
期間:2010/08/03(火) ~ 2010/08/08(日)
脚本・構成・演出:上野友之(劇団競泳水着)
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【2】PLAT-formance『express』
期間:2010/08/13(金) ~ 2010/08/15(日)
作・演出:オカヨウヘイ
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【3】ロロ『ボーイ・ミーツ・ガール』
期間:2010/08/18(水) ~ 2010/08/22(日)
脚本・演出:三浦直之
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【4】王子小劇場地域発信プロジェクト『ダミーサークル』
中屋敷法仁(柿喰う客)が北区の中高生と1週間で作る演劇プロジェクト。
期間:2010/08/25(水) ~ 2010/08/29日(日)
作・演出:中屋敷法仁(柿喰う客)
⇒CoRich舞台芸術!
※中高生出演者募集中!(〆切7/25・メールのみ)
【5】こゆび侍『Sea on a Spoon』
期間:2010/09/01(水) ~ 2010/09/05(日)
作・演出:成島秀和
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【写真左から(敬称略):上野友之、オカヨウヘイ、矢ヶ部哲、山増圭、菅間勇】
【6】エビビモpro.『ミッドサマーナイツドリーム・イン・インターネット』
期間:2010/09/08(水) ~ 2010/10/12(火)
作・演出・出演:矢ヶ部哲 主宰:山増圭
⇒CoRich舞台芸術!
【7】ZOKKY『ZOKKYののぞき部屋演劇祭2010』
期間:2010/09/10(金) ~ 2010/09/20(月)
会場:王子小劇場裏特設会場
総合演出:小林タクシー
⇒CoRich舞台芸術!
【8】elePHANTMoon『心の余白にわずかな涙を』
期間:2010/09/16(木) ~ 2010/09/20(月)
脚本・演出:マキタカズオミ
⇒CoRich舞台芸術!
【9】国分寺大人倶楽部『ストロベリー』
期間:2010/09/23(木) ~ 2010/09/27(月)
脚本・演出・出演:河西裕介
⇒CoRich舞台芸術!
【10】菅間馬鈴薯堂『九月の遠い海』
期間:2010/09/30(木)~2010/10/06(水)
作・演出:菅間勇
⇒CoRich舞台芸術!
【11】キコ qui-co.『ウラの目と銀杏の村』
期間:2010/10/09(土) ~ 2010/10/13(水)
作・演出・出演:小栗剛
⇒CoRich舞台芸術!
【写真左から(敬称略):三浦直之、小栗剛、マキタカズオミ、河西裕介、成島秀和】
■今回も豪華な賞が用意されています。
ゴールデンフォックス賞
シルバーフォックス賞
カトリヒデトシ賞
シアターガイド賞
ROBOT賞
※詳細は公式サイトでどうぞ。
■10万円キャッシュバックあり!
佐藤佐吉演劇祭の参加作品のうち、「ZOKKY」「王子小劇場地域発信プロジェクト」を除く9作品を有料で鑑賞した観客は、現金10万円を鑑賞人数で等分した額がもらえます。
※「TOKYO PLAYERS COLLECTION」公演期間中に参加登録必要。詳細は公式サイトでどうぞ。
記者会見を兼ねて、劇作家・演出家・俳優・主宰者らが話し合う場が設けられました。その後は支援会員やプレスを含む懇親会が開かれ、劇場に集まった演劇人がざっくばらんに交流できる場となりました。佐藤佐吉演劇祭の継続開催により、王子小劇場を拠点として活動する劇団の内外に、有機的な人間関係が根付いてきています。2年に1度の演劇祭で“はっきりものを言う劇場”の暴れっぷりを見届けられるのは、小劇場ファンの贅沢な楽しみだと思います。
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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