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2014年01月09日

【写真レポート】韓流ぴあ/ヤマハ株式会社『韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク~キム・スンデ&チョン・ドンソク~』記者会見12/19ヤマハホール

 「韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク」第3弾はキム・スンデさんチョン・ドンソクさんお2人のコンサートで、2日連続の計2ステージ上演でした(⇒情報掲載 ⇒第1弾第2弾)。

 残念ながら本番は鑑賞できず、初日開演前に行われた記者会見にのみお邪魔しました。⇒お2人ご出演のコンサートのレビュー ⇒チョン・ドンソクさんインタビュー(ミュージカル『ウェルテルの恋』)

 日本での活動開始からちょうど1年経ち、2人だけの本格的なコンサートが初めて実現したそうです。お話を拝聴して興味がわいたのでロビーでCDを購入。日本版はDVD付きです。

Two Of Us ~歌ある限り~ 日本盤
キム・スンデ&チョン・ドンソク
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 ●キム・スンデさんプロフィール:1980年生まれ。合気道2段、格闘技3段の有段者。体育大学への進学を考えていたところ、偶然に演劇・映画学科の入試説明会に参加することになり、大学の演劇科に進学。“演劇中毒者”と呼ばれるほどの徹底したキャラクター分析による演技は国内外で高く評価されている。

 ●チョン・ドンソクさんプロフィール:1988年生まれ。高校時代から声楽を学び、韓国芸術高等学校在学中の2009年に『ノートルダム・ド・パリ』でミュージカル・デビュー。優れた美貌と歌声で次々と話題作に出演。韓国と日本での活躍が最も期待される俳優の1人。

【写真左から:ドンソクさんとスンデさん(C)韓流ぴあ】
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 司会:日本で初めての2人でのコンサートへの意気込みは?
 スンデ:まさか日本で今日、このようなステージでコンサートができるとは思っていませんでした。感慨無量です。「これから少しずつがんばって活動していって、1年後には日本でコンサートができるようになったらいいね、必ず実現しようね」と、事務所の方々と約束したのがちょうど1年前。正確に1年後に、こうして2人でステージに立つことができて本当に嬉しく思いますし、感動しています。
 ドンソク:まず、このようなコンサートができることを本当にありがたく思っています。日本でこのようなステージに立てることには、大きな意味があると思います。長い間、スンデさんと一緒に活動してきて、ぶつかり合うこともありましたが、助け合ってきました。その2人で日本でコンサートができるのが本当に嬉しいですし、幸せに思っています。ありがとうございます。

 司会:ぎりぎりまで選曲を迷われていたようですね。今回の選曲のポイントは?
 スンデ:今年の10月にCDを発売し、そのプロモーションで日本に来た際に、この度のコンサートのお話をいただきました。それから長い時間かけて選んだんです。世界的に有名な曲もありますし、年末なので温かい気持ちになれるようなクリスマス・ナンバーもあります。韓国の情緒を感じていただけるような、そして韓国のミュージカルを紹介できるような選曲もしました。1つのジャンルに偏らず、さまざまな曲をお聞かせできるようにしました。期待していただいていいんじゃないでしょうか。
 ドンソク:期待してください!

【写真:スンデさん(C)韓流ぴあ】
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 司会:今回のコンサートは1人ずつのソロはもちろん、2人のコラボレーションを楽しめるのも大きなポイントだと思います。どういったところが見どころですか?
 ドンソク:2人の声質が全く違うので、合わないんじゃないかと思われるかもしれません。でも逆に、違う声質がぴったりと重なった時に、すごい相乗効果があらわれると思っています。最初から似た声質であれば練習量も少なくていいと思うのですが、私たちのように違う声質の場合は、すごく練習を重ねなければなりません。最初はぶつかり合っていた声が、だんだん合ってくると、そのハーモニーは素晴らしい相乗効果を生むと思います。今日のデュエット曲には皆さんがよく知っている曲を選びましたので、2人の声質がどのように混ざり合うかを、ファンの皆さんに楽しんでいただけると思います。自分たちも心配せず本番を迎えようと思っています。

【写真:ドンソクさん(C)韓流ぴあ】
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 質問:お2人が初めて会った時の第一印象と、いま感じているそれぞれの魅力を教えてください。
 スンデ:第一印象についてはドンソクさんにお譲りしようと思います。ドンソクさんは後輩であり友達でもある、他には居ない特別な存在です。偶然なのかどうかはわかりませんが、同じ作品の同じ役柄を演じることが多かったので、役に対する思いや悩みを2人でよく話し合っていました。そうやって凄く分かり合えたと思います。お互いがそれぞれにないものを持っていますので、私に足りない部分をドンソクさんがフォローし、ドンソクさんが持っていないところを私がフォローする。足りないものを補い合っているので、2人で一緒にやるとより素晴らしいものが生まれる。そういう関係です。
 ドンソク:最初の出会いはとても強烈だったんです。2人とも海兵隊出身なのですが、それを知っていたのは僕の方だけでした。韓国の海兵隊出身者は後輩が先輩をちょっと怖がる傾向がありまして、自分もそうだったので、最初はスンデさんのことを避けていたんです。そのうちにスンデさんが僕も海兵隊出身だと知り…その後はご想像にお任せしたいと思います(笑)。

【写真:スンデさん(C)韓流ぴあ】
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 質問:このコンサートはファンクラブ1周年記念イベントでもあります。日本のファンの印象はいかがですか?
 ドンソク:ファンの方々の印象は、日本と韓国とでは本当に違うと感じています。韓国の場合はアピールするパワーが強いんですが、日本は気遣いの心が凄いなと思います。公演が終わった後、韓国のファンの方々は近づいて来て握手を求めたり、「サインを書いてください」と言って来ることが多いんですが、日本のファンの方々は「(僕の)邪魔をしてしまうんじゃないか」という気遣いをしてくださって、遠くから見守っているようで、それが本当に印象深かったんです。日本人はそういう思いやりや気遣いの心が強いと聞いてはいたんですが、ファンの方々までそんな配慮をしてくださると知って、すごくびっくりしました。最初は好かれていないんじゃないか、嫌われているんじゃないかと思ったほどでした。公演中も、拍手が少なくて「どうしたのかな、今日はうまくいったはずなんだけどな…」とちょっと不思議に思ったりしたんですけれども、きちんと歌を聴いてから拍手をする配慮の心だったと、後から知りました。韓国も日本もファンの方々にはそれぞれのいいところがあるんじゃないかなと思っています。

【写真:ドンソクさん(C)韓流ぴあ】
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 質問:今後の日本での活動予定は?
 スンデ:まだ具体的な予定はありません。日本での2人の本格的なコンサートは今日が初めてですし、あせって決めたりするのではなく、皆さんに歌や演技を披露しながら、ちょっとずつ活動をしていって、できるだけたくさんの人たちに観ていただけるように努力していきたいと思います。さっき「本当に2人で頑張っていかなければいけないな」と、ラーメンを食べながら誓いました(笑)。応援してください。

 司会:今後のお2人の韓国でのご予定を簡単にご紹介します。スンデさんは来年2月まで三谷幸喜原作の演劇『笑の大学』に出演、創作ミュージカル『HERO』にも出演されます。ドンソクさんは日本でも上演された創作ミュージカル『太陽を抱く月』の来年の再演が決定しました。

【写真左から:ドンソクさんとスンデさん(C)韓流ぴあ】
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●12/19(木)セットリスト
1. Any Dream Will Do(From ヨセフ・アンド・ザ・アメイジング・テクニカラー・ドリームコート)
2. Close Every Door(From ヨセフ・アンド・ザ・アメイジング・テクニカラー・ドリームコート)
3. 最後のダンス(From エリザベート)
4. 足を踏み出すことができなければ(From ウェルテルの恋)
5. 私の愛、スジョン(From 我が心のオルガン)
6. Der Mann. Der Ich Einst War(From モンテ・クリスト伯)
7. Music Of The Night(From オペラ座の怪人)
8. Now And Forever(リチャード・マークス)
9. 魔王(フランツ・シューベルト)
10. I(From Yiruma)
11. Perhaps love(ジョン・デンバー)
12. クリスマス・イブ(山下達郎)
13. Last Christmas(ワム!)
・アンコール
14. This Is The Moment(From ジキル&ハイド)
15. Le Temps Des Cathedrales (From ノートルダム・ド・パリ)
16. 闇が広がる(From エリザベート)

Musical Concert &Talk Kim Seung Dae & Jeon Dong Suk
韓流ぴあ/ヤマハ株式会社『ファンクラブ 1st ANNIVERSARY LIVE キム・スンデ&チョン・ドンソク CHRISTMAS CONCERT』
出演:キム・スンデ & チョン・ドンソク 演奏:小島亜紀子(ピアノ)、小久保里沙(パーカッション)、他 MC:古家正亨 通訳:河井佳 
発売日:一般発売 11月5日(火)10:00~ 料金:全席指定8,500 円(税込)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1345932


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年01月09日 00:07 | TrackBack (0)