REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2013年05月16日

さいたまゴールド・シアター『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』05/16-19彩の国さいたま芸術劇場・大稽古場

 ※このエントリーは2017/03/31に公開しました。

≪あらすじ≫ 公式サイトより
二人の青年が、チャリティーショーに手製爆弾を投げ込んだ罪で裁判にかけられている。彼らを助けるため、爆弾、ホーキ、コーモリ等々の武器を持った老婆たちが押し掛ける。看守を爆殺したのち、老婆たちは法廷を占拠、自分たちの手で検事らを裁判にかける。
警察による強行突入の警告が流れる中、検事や助けに来たはずの青年たちにまで、次々と死刑宣告をする老婆たちだが――。
≪ここまで≫

出演:さいたまゴールド・シアター、さいたまネクスト・シアター
作:清水邦夫 演出:蜷川幸雄
さいたまゴールド・シアター第6回公演
【埼玉公演】2013年5月16日(木)~19日(日)
【熊谷公演】2013年6月22日(土)~23日(日)
(全席自由)一般4,000円 メンバーズ3,600円
2013年
http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/613
2014年
http://saf.or.jp/arthall/stages/detail/1541
CoRich舞台芸術!:http://stage.corich.jp/stage/42799

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガ↓も発行しております♪

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 23:49 | TrackBack

【オーディション】モダンスイマーズ「新劇団員募集、女優一人。十二月スズナリ公演主演★」※6/24〆切(郵送のみ)

 岸田國士賞受賞劇作家であり、演出家でもある蓬莱竜太さんが作・演出される劇団モダンスイマーズ(主宰は俳優の西條義将さん)が、新劇団員を募集しています。蓬莱さんが台本を書かれた『木の上の軍隊』はただいまツアー中。主な過去レビュー⇒ ⇒稽古場レポート

 モダンスイマーズというと「男五人の劇団」がトレードマークの1つでしたが、なんと募集しているのは女優一名。今年12月の劇団本公演の主演女優になるそうです!19歳以上29歳以下の女性なら経験は問わず、芸能事務所に所属していてもOKです。以下、公式サイトと折込チラシより。

 ●モダンスイマーズ「新劇団員募集、女優一人。十二月スズナリ公演主演★」
  応募資格:19歳以上29歳以下の女性
   (経験は問いません。また、芸能事務所に所属していても大丈夫です)
  オーディション料無料、劇団費無料、ノルマ無し
  応募〆切:2013年6月24日(月)消印有効
  一次審査:書類選考
  二次審査:実技審査2013年7月9日(火)都内
 ・モダンスイマーズ本公演
  2013年12月12日-22日@ザ・スズナリ
  ※11月1日稽古開始予定

 ●モダンスイマーズ「新劇団員募集、女優一人。十二月スズナリ公演主演★」 ※公式サイトと折込チラシより

 次回、蓬莱竜太書き下ろし新作公演に向けて。

 男五人の劇団、それがモダンスイマーズでした。役者は男四人、それが自分達らしさでもありました。しかし、もういい。
 新しいモダンスイマーズを造ろうと皆で考えた結果、自分達が今まで自分達らしいと思っていたところから解体してみようじやないかと、まずそこ疑ってみようじゃないかと、ならば女優ではないか。足りないのは桃レンジャーではないか。劇団に留まらず活躍していける女優をウチから輩出しようじゃないかと。嗚呼、そして脅かされたい、嗚呼、壊されたい。女優は個性だと、いや透明感だと、いや格好よさだと、いや可愛さだと。可愛いと嬉しいなと、個人的には薄い顔が好きだなと、いやそれは不純だと。それより誰も応募してくれないんじやないかと、そんなことを日ごと夜ごと劇団員と話し合っております。
 新しい風、新しい不協和音。新劇団員募集、女優一人。お友達とお誘い合わせのうえ、お越し下さい。
 作・演出 蓬莱竜太

 【応募資格】19歳以上29歳以下の女性(経験は問いません。また、芸能事務所に所属していても大丈夫です)
  オーディション料無料、劇団費無料、ノルマ無し

 【応募方法】
  以下をヨルノハテまで郵送のこと
  ①履歴書あるいは芸歴書 ※必須事項あり
  ②「大切にしているもの」を敢えて下さい
  ③写真(バストアップと全身)
   ※必須事項:お名前、よりがな、応募時の年齢・身長・体重、連絡先住所、電話番号、メールアドレス[info(アットマーク)yorunohate.netからのメールが受け取れる様に設定してください]

 【応募〆切】2013年6月24日(月)消印有効
 【一次審査】書類選考
 【二次審査】実技審査2013年7月9日(火)都内
  ※11月1日稽古開始予定

 【応募先・お問い合わせ】
  ヨルノハテ
  220-0072神奈川県横浜市西区浅間町2-106-1-715
  TEL : 050-3579-0533/ FAX : 045-314-7626
  Mail : info(アットマーク)yorunohate.net

 【モダンスイマーズ】
  99年旗揚げ。
  代表作として「デンキ島」「夜行ホテル」「ロマンサー」などがある。
  「楽園」で平成24年度文化庁芸術祭優秀賞受賞

 【作・演出 蓬莱竜太】近年の外部活動
  新国立劇場「まほろば」で第53回岸田國士戯曲賞受賞
  銀河劇場「パレード」(行定勲演出)
  赤坂ACTシアター「淋しいのはお前だけじゃない」(中村獅童主演)
  パルコ劇場「ハンドダウンキッチンバ仲村トオル主演」
  シアターコクーン「木の上の軍隊」(藤原竜也主演)

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガも発行しております。

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 13:42 | TrackBack

パルコ・プロデュース『レミング ~世界の涯までつれてって~』04/21-05/16 PARCO劇場

 寺山修司さんの戯曲を維新派の松本雄吉さんが演出、そして上演台本に天野天街さん(少年王者舘)がかかわってらっしゃいます。この3人のお名前があるだけで必見だろうと思いパルコ劇場へ。

 途中退出してしまいました……やはり私の「アングラ」嫌いは異様に堅固でした……。「アングラ」の意味はさまざまです。私は1970年代の昭和のムードというのか、自分の幼少時代の記憶と直結するモチーフなどに拒否反応してしまうのだと思います。ごくごく個人的な感想なのでご参考には全くならないと思いますが、記録のみ残します。

 ⇒CoRich舞台芸術!『レミング ~世界の涯までつれてって~

 ここからネタバレします。

 音楽も踊りも苦手…。「たすき掛けのジャンパースカートに草履をはいたオカッパ頭の少女たち」が出てくるだけで無理。もう私には維新派は観られないのかもな~…。

 常盤貴子さんのことをどうしても観たかったので、彼女が出てくるまで待ちました。女優の映画撮影場面はコロコロと変化があって面白かったです。


 【観劇途中で席を立つことについて】
 野田秀樹さんが、イギリス留学から帰国された頃のインタビューで、
 「日本の観客はつまらなくても最後まで観て拍手までしちゃう。それが日本の演劇が育たない理由(のひとつ)だ。イギリスの観客はつまらなかったら途中で帰るよ。」
 という意味のことをおっしゃっていました(どこかの雑誌で読んだおぼえがあります)。
 それまで私は「どんな作品も最後まで観るのが礼儀だ」と思っていたのですが、野田さんの言葉に衝撃を受け、自分の考えを改め、イギリスの観客のようになろうと決めました。


寺山修司没後30年/パルコ劇場40周年記念公演
≪東京、愛知、大阪≫
出演:八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊、花井京乃介、廻飛呂男、浅野彰一、柳内佑介、酒井和哉、鹿内大嗣、金子仁司、KEKE、高木健、金子紗里、あやちクローデル、高安智実、高田郁恵、今村沙緒里、笹野鈴々音、万里紗
脚本:寺山修司 演出:松本雄吉(維新派) 上演台本:松本雄吉/天野天街(少年王者舘) 美術:林田裕至/舩木愛子 音楽:内橋和久 照明:吉本有輝子 音響:田鹿 充 衣裳:堂本教子 ヘアメイク:西岡達也 振付:金子仁司 演出助手:伊藤拓 舞台監督:大田和司 宣伝:吉田プロモーション 宣伝美術:東學 宣伝写真:渞忠之 プロデューサー:笹目浩之/祖父江友秀/田中希世子 制作:池邉里枝 製作:山崎浩一 企画・制作:パルコ/ポスターハリス・カンパニー 協力:テラヤマ・ワールド/維新派 製作:パルコ
【休演日】4/22,29 5/6,13【発売日】2013/03/02 8,400円(全席指定・税込) U-25チケット=5,000円(25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書・前売販売のみ取扱)
http://www.parco-play.com/web/page/information/lemming/
http://www.parco-play.com/web/play/lemming/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガも発行しております。

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 11:16 | TrackBack

イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』05/10-06/02シアタートラム

 前川知大さんが作・演出される劇団イキウメの新作です。2008年に上演された短編『瞬きさせない宇宙の「幸福」』が長編になりました。もとの短編も、昨年の『図書館的人生(上)』も観ていなくても大丈夫です。

 約100年を隔てた過去と未来を行き来しながら、日本の今を風刺するSF娯楽作でした。深刻過ぎることはなく、クスっと笑える場面もいっぱいあります。メッセージにものすごく感動!地球の永い歴史の中に、愚かではかない私自身の存在を見つけられました。

 上演時間は約2時間10分。シアタートラムでの東京公演は6/2まで。その後、北九州、大阪ツアーあり。

 【舞台写真(撮影・田中亜紀)左から、伊勢佳世、安井順平、浜田信也】
20130515_kemono_no_hashira2.JPG

 ⇒毎日新聞劇評「時空交錯する演出鮮やか」(濱田元子)
 ⇒CoRich舞台芸術!『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
 レビューは加筆できるかどうか未定。書きたいんですが…難しそうです…(涙)。

 ≪あらすじ・作品紹介≫ CoRich舞台芸術!より
 ある日、アマチュア天文家の二階堂は、小さな隕石を拾います。
 その隕石は、見る者に恐ろしいほどの幸福感をもたらしました。
 夢中にし、思考を奪い、自分で目をそらすことはできません。
 一人で見たら最後、死んでしまうまで見続けることになるのです。
 そして、隕石が落ちた後、空からは巨大な柱が降り注ぎました。
 それは人々にあきれるほどの祝福を与え、静寂のうちに人々を支配しました。
 世界は大きく変わりました。
 柱は人間に何を課し、何から解放したのか_。

 短篇リミックスの上巻からうって変わり、下巻は“SF年代記”を。
 「瞬きさせない宇宙の幸福」(2008)をベースにした長篇「獣の柱」。
 池田成志を客演に迎えてお送りします。
 ≪ここまで≫


 舞台は灰色一色。上下に並ぶ本棚たちは歴史、地層を連想させます。

 【舞台写真(撮影・田中亜紀)左から、池田成志、浜田信也、伊勢佳世、安井順平】
20130515_kemono_no_hashira1.JPG

 ここからネタバレします。

 1937~38年(昭和12~13年)に発表された久保栄・作『火山灰地』(第二部)のセリフを思い出しました(⇒劇団民藝で2005年に上演)。ほぼ最後の場面です。部分的に現代日本語に変えています。

 青木:(略)子供のころ、何んの本だったすか、読んだ話おもひ出しましてね――熱帯地方かどこかで――蟻の大群が水渡るとき――さきさ行ったやつは、どんどん溺れて、しまひに蟻の屍骸でまっ黒な橋架るさうでないすか……
 雨宮:うむ…
 青木:あとから行くやつは、その上とほって、向ふ岸さ渡っては進んでゆくちふんですが――人間の進歩も、これとおんなじだなんて書いたあったの、まだ憶えてるすけんど――(略)


≪東京、福岡、大阪≫
出演:浜田信也、盛隆二、岩本幸子、伊勢佳世、森下創、大窪人衛、加茂杏子、安井順平、池田成志
脚本・演出:前川知大 美術:土岐研一 松本大介 音楽:かみむら周平 音響:青木タクヘイ 舞台監督:野口毅 川除学 演出補:谷澤拓巳 演出助手:相田剛志 衣裳:今村あずさ ヘアメイク:西川直子 振付:平原慎太郎 映像:ムーチョ村松 宣伝美術:鈴木成一デザイン事務所 制作:湯川麦子 プロデューサー:中島隆裕 演出部:上嶋倫子 藤田有紀彦 照明操作:芦辺靖 音響操作:佐藤尚子 映像操作:杉崎真由子 大道具制作:C-COM 運搬:マイド 提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター 後援:世田谷区 TOKYO FM 運営協力:サンライズプロモーション東京 主催:イキウメ / エッチビイ
【発売日】2013/03/24 前売4,200 円 / 当日4,400円(全席指定・税込)
http://www.ikiume.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガも発行しております。

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 00:16 | TrackBack